ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ウチワヤンマ 2020<6月①>

2020-06-14 | サナエトンボ科ウチワヤンマ属

<6.10>

梅雨入り目前

東海まで梅雨入りして関東も時間の問題。晴れているうちに、都区内の公園のウチワヤンマの撮影に行きました。
2日連続の真夏日、最高気温31℃ですが、南風が強く吹いていたので木陰はなくとも何とか凌げます。
高速で飛び回る交尾態が産卵場所で速度を落としてホバリング後、交尾を解いて産卵に至るシーンが魅力です。

正午直前、交尾態が岸辺近くに飛来しました。狙いは真横からの撮影ですが、微妙に動くのでこれが限界でした。

交尾態 約10秒間ホバリング


肢を伸ばして交尾を解く直前


交尾、連結を同時に解く




交尾を解いて1秒後


3秒後 ♀は着地することなく産卵開始 ♂は警護


正午を挟み約1分50秒間の産卵














♂ 飛翔 警護

2020.6.10 東京都

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キイロサナエ 2020<6月①>

2020-06-11 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<6.8>

激しく抵抗

今季は新たな生息地で、当てにならないヤマサナエの産卵を撮影しました。次はキイロサナエで今回が初日です。
この時期に通い詰め、ある程度当てになるポイントですが、この日は3時間半待って産卵を見ませんでした。

到着早々の10時16分頃、水面で♂が♀の連結に成功しましたが、♀が激しく抵抗し約1分間猛烈に暴れます。
♀が抵抗するまま飛立った連結態が草叢に落下しました。♂は一息入れるつもりか1分程動きが止まりました。
最早、交尾は期待できる状態でなく、♂が断念して連結を解除するまで約2分間の攻防でした。

連結態 ♀は草にしがみついて抵抗




♂が再び暴れ始めましたが、♀は草に掴まって動きません。約5秒後、諦めた♂は飛び去りました。





♂が飛び去った直後の♀


♀は相当なダメージを受けたようで、すぐには飛ばずに居残り。約3分後、空高く舞い上がりました。



♂の縄張り行動は午前中のみで、29℃になると全く降りてきませんでした。産卵にはまだ時期が早いのかも。

♂ 静止 縄張り行動





2020.6.8 埼玉県

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ヤマサナエ 2020<6月>

2020-06-09 | サナエトンボ科アジアサナエ属

<6.5>

静止の卵塊形成

前回、ヤマサナエの産卵を撮影した小川、11日経って再び行くと♂が倍増して生殖活動がピークの様相でした。
縄張りに侵入する♂とバトルが繰返し展開されるなかで、この日も産卵を撮影しました。最高気温は29℃。

まずは、静止して卵塊を形成した♀からです。14時3分頃、産卵水域に飛来した♀がホバリングして石に着地。
約1分間静止して卵塊を形成し、1回打水しました。飛翔せずに卵塊形成するケースを初めて目撃しました。

♀ 静止 卵塊形成


距離を詰めて卵塊を確認




打水後、斜面のシダの葉裏で約13分間休止。縄張りの♂を警戒して飛び去る頃合を待っていたと思われます。

産卵後休止


時間は遡り13時28分頃、通常の間歇打水産卵です。♂がいない一瞬を狙って♀が低空飛行で飛来しました。
水面近くを飛び回り、数回打水して約2分間で産卵終了。打水は動きが激しく望遠レンズではまず撮れません。

♀ 産卵 飛来して10数秒後 早くも卵塊が見える


約50秒後


約55秒後 卵塊を形成して間もなく打水


約1分20秒後


約1分30秒後 動きが激しくなる 卵塊は見られず


約1分50秒後 打水を繰り返して飛び去る直前


♂が数m間隔で縄張りし♀が来そうもない状況でしたが、♂が不在のポイントを樹上から見極めているようです。
♂の動きを見ていると何故かちぐはぐで、今回も産卵を終えた直後に縄張りに戻ってきました。

♂ 静止 縄張り行動




隣接して縄張りする♂


樹上に飛ばず、地面や低い草に静止することも

2020.6.5 神奈川県

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サラサヤンマ 2020<6月>

2020-06-07 | サラサヤンマ

<6.4>

注文どおり

約1週間前にまともに撮れていないサラサヤンマの産卵撮影に出直しました。水が引いて湿地の状態はまずまず。
到着早々、♀が草叢を飛んでいましたが、一瞬止まって姿を消しました。高湿度で最高気温30℃に上昇。

地面すれすれに止まる若い♀


曇がちの天気で♂が姿を見せず、目撃は2頭のみ。産卵撮影には好都合ですが、あまりに少ないのも不安です。
約2時間待ちの12時31分頃、♀が土に着地後、すぐに朽木の舞台に移動して産卵。まさに注文どおりでした。
1時間コースと思いましたが、まだ若いのか約30分間で終了。短時間待ちで満足に撮れ、今季はこれまでです。

♀ 産卵






約3分経過






約9分経過


約11分経過 この後は朽木の下側に産卵管を入れて20分程産卵

2020.6.4 埼玉県

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オオトラフトンボ 2020<6月①>

2020-06-06 | ・オオトラフトンボ

<6.3>

中途半端

オオトラフトンボの羽化撮影に遠征。到着の9時半以降に羽化を始める個体は見られず、探しているうち正午に。
気温が高く早い時間に終わってしまったようです。中途半端な撮影になりました。期待先行の厳しい結末でした。

♂ 羽化


♀ 羽化


♀ 羽化 別個体




♀ 飛立ち 別個体


草叢からヤゴが姿を見せて少しづつ移動していましたが、定位する気配はありません。羽化は翌日か。

定位しないヤゴ



2020.6.3 群馬県

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