ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コシボソヤンマ 2017<9月③>

2017-09-17 | コシボソヤンマ

<9.10>

遅まきながら

前回から5日、ミルンヤンマがすんなり現われ産卵することを期待していつもの谷に行きましたが、またも外れ。
谷の気温は高く27℃で推移。一時期活性がなかったコシボソヤンマの♂が、午前中から執拗に探雌しました。
撮り始めて1ヵ月以上経っても♂の静止が撮れていません。探雌の♂が止まるのを見届け、遅まきながらも撮影。

♂ 静止




大木の幹に移動




昨年は滅多に産卵が見られず苦労しましたが、行く度に遭遇。昨年何度も出現したミルンヤンマとは逆の現象です。
この日の産卵です。3♀いたようですが、そろそろ終わり。産卵時刻が早くなってきています。

♀ 産卵 11時36分


12時4分


同上 同一個体


12時21分

2017.9.10 神奈川県

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マダラヤンマ 2017<9月①>

2017-09-13 | マダラヤンマ

<9.8>

恒例の信州へ

早くもマダラヤンマの季節が到来しました。秋雨前線が南に離れているうちにと今年も信州の溜池に行きました。
10時前に到着時に2♂がホバリング中でしたが、1♂が間もなく姿を消すと残った♂以外は見当りません。
雲が消えた11時頃から気温が30℃近くに上昇すると不活性になり、夕方まで姿を見ることさえ困難でした。

午前のホバリングです。同じ♂が10時40分頃まで何度か出てきましたが、風が強く飛びが不安定。

♂ 飛翔




♂ 飛翔 別個体


午後のホバリングです。15時頃、1♂が飛び始めましたが、ギンヤンマが多く、追われて姿を消します。
16時過ぎ、やっとホバリングが始まるも1♂のみ。約20分間、珍しく頭上ばかりを飛びました。













静止の♂も極端に少なく探すのに苦労するくらいでした。そのうえ妙に敏感です。

♂ 静止





厳しい状況下でしたが、15時半頃に♀を発見。例によってガマのなかに潜ってしまい産卵撮影は不可能でした。
しばらく近辺を探していると、最初の目撃地点から数m離れたガマの空間に緑色型の♀が姿を見せました。
数十秒間止まりましたが、どこから撮ってもガマが被ります。やはり産卵していたようで腹部が濡れていました。
下方に飛んで再び行方不明。交尾態で出てくるのを期待したいところですが、♂が不在ではどうにもなりません。

♀ 静止 産卵休止

2017.9.8 長野県

コメント (2)
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コシボソヤンマ 2017<9月②>

2017-09-11 | コシボソヤンマ

<9.5>

逆コースで産卵

平年並みの気温に戻り、2日前見なかったミルンヤンマの産卵撮影に出直しです。谷は25℃前後で絶好の気候。
しかし、♂、♀とも一瞬現われたのみで終わり。この日もコシボソヤンマの産卵がメインになりました。

13時半過ぎ、下流に向かって歩くと、足元から産卵中の♀が飛出して真上の枝に止まりました。

♀ 静止 産卵休止


1分程で早くも降りて産卵再開。上流に移動して産卵することが多いのですが、この♀は下流に向かいました。
崖の岩の割れ目など堅い所ばかりに産卵するので落着かず、1ヵ所数秒で飛んで、また止まる繰返しでした。

♀ 産卵




♀ 飛翔 産卵移動


いつもと逆のコースを100m程追っていくこと約6分。辿り着いた土手で落着きました。ここで約2分間産卵。

♀ 産卵










再び移動して十数秒間産卵。岩や土を好む個体なのか朽木は無視、ここも土でした。





さらに下流に向かって飛びましたが追うのを止めたところ、上流から♂が飛来し産卵場所を順に見て回りました。
慌てて♀の行方を探すと、流れの先から交尾態が飛び出しました。残念ながら高い樹上に消えて万事休す。

しばらくして次の♀が現われ、今度は上流に向かいます。産卵中の♀を見つけましたが、すぐに見失いました。
今季は例年より多く産卵が見られます。しかし、♂はあまり姿を見せないという不可解な状況です。

♀ 産卵 別個体

2017.9.5 神奈川県

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オオルリボシヤンマ 2017<9月>

2017-09-10 | オオルリボシヤンマ

<9.4>

水面を独占

ルリボシヤンマが産卵した沼の一角では、午前中に数頭のオオルリボシヤンマが飛回り、産卵も目撃しています。
午後に再び見に行くと全く飛んでいません。どんより曇っていて仕方なしか。朝見たのが不思議なくらいです。

開けた水面に行くと、暗いなかで1♀が産卵。他に♀は見られず広い水面を独占していました。♂の飛来もなし。

♀ 産卵










♀ 飛翔 産卵移動





2017.9.4 栃木県

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ルリボシヤンマ 2017<9月>

2017-09-09 | ルリボシヤンマ

<9.4>

最後の最後に

ルリボシヤンマの生殖行動を期待して、好天予報の関東北端の沼まで行きました。予てから行きたかった所です。
ところが、予報が外れ一日中曇天、21℃前後で推移する肌寒い天候でした。これでは活動が鈍いのは当然です。
広範囲を執拗に探雌する2♂を目撃したのみで、当地の生息状況を把握することもできませんでした。

徒労に終わって帰り道、午前中オオルリボシヤンマが飛んでいた一角に立寄ると、♀が産卵場所を探しています。
♂を全く見ていない所で、最後の最後にチャンスが到来です。しかし、見失しなってしまい約10分間の暗転。
14時30分頃、ふと木道の足元を見ると、ひっそり産卵中でした。数ヵ所を移動して約6分間の産卵。

♀ 産卵






1分程で草の間から出てきた

















2017.9.4 栃木県

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