<10.18>
多産
前回、知る限り首都圏の産地でヒメアカネが減少と記しましたが、偶然行った多摩の湿地で多産していました。
先日の埼玉は1♂、1♀の目撃でしたが、いる所にはいるもの。ここではマユタテアカネよりも断然優勢です。
♂ 静止
♂ 飛翔
正午過ぎ、湿地の一角に群れていた♂が次々に♀を捕捉して交尾態になっていきました。
交尾態
13時を過ぎ、ナツアカネ、アキアカネが連結産卵を終え姿を消すと、開けた場所にも交尾態が姿を見せました。
時間とともに交尾態は数を増して探すまでもない状態になり、14時半に一斉にいなくなりました。
交尾後、その場で連結を解く個体が多く、♀は近くで休止するか姿を消します。交尾態の割に産卵を見ません。
湿地の下草のなかに潜り込んで単独産卵するようですが、その姿を確認できたのは極少数でした。
諦めて休耕田に向かうと、運よく交尾態が飛来し連結産卵に移行して約2分間産卵。目撃は1例のみです。
交尾態 飛翔
連結産卵
中途半端に連結産卵を終え、♀は卵を排出したまま連結を解いて静止。単独産卵には至りませんでした。
♀ 静止 産卵直後
♂ 静止 ♀の近くに止まる♂
2015.10.18 東京都