ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヒメアカネ 2015<10月②>

2015-10-26 | トンボ科アカネ属

<10.18>

多産

前回、知る限り首都圏の産地でヒメアカネが減少と記しましたが、偶然行った多摩の湿地で多産していました。
先日の埼玉は1♂、1♀の目撃でしたが、いる所にはいるもの。ここではマユタテアカネよりも断然優勢です。

♂   静止


♂   飛翔


正午過ぎ、湿地の一角に群れていた♂が次々に♀を捕捉して交尾態になっていきました。

交尾態




13時を過ぎ、ナツアカネ、アキアカネが連結産卵を終え姿を消すと、開けた場所にも交尾態が姿を見せました。
時間とともに交尾態は数を増して探すまでもない状態になり、14時半に一斉にいなくなりました。













交尾後、その場で連結を解く個体が多く、♀は近くで休止するか姿を消します。交尾態の割に産卵を見ません。
湿地の下草のなかに潜り込んで単独産卵するようですが、その姿を確認できたのは極少数でした。
諦めて休耕田に向かうと、運よく交尾態が飛来し連結産卵に移行して約2分間産卵。目撃は1例のみです。

交尾態 飛翔




連結産卵








中途半端に連結産卵を終え、♀は卵を排出したまま連結を解いて静止。単独産卵には至りませんでした。

♀   静止 産卵直後








♂   静止 ♀の近くに止まる♂

2015.10.18 東京都

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コノシメトンボ 2015<10月>

2015-10-25 | トンボ科アカネ属

<10.18>

1対の連結産卵

狙いのコノシメトンボの生殖活動。時期が早いのか、湿地から離れた尾根筋の草原で多数の♂が休んでいました。
マユタテアカネとの異種間交尾は見たものの、結局交尾態は見られず、連結産卵の目撃は1対に終わりました。
いかにも産卵しそうな池では、ホバリングしながら♀を待つ♂が目につきました。

♂   飛翔 縄張り行動


正午過ぎ、休耕田で連結産卵を撮影。多数のアキアカネの連結産卵のなかから見つけ出して追うのが大変でした。

連結産卵











2015.10.18 東京都

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マユタテアカネ 2015<10月>

2015-10-24 | トンボ科アカネ属

<10.18>

異種間交尾

数年見ていないコノシメトンボの連結産卵。昨年空振りの埼玉の産地は絶滅とのことで多摩の湿地に行きました。
午前中薄曇りで晴れたのは正午過ぎ、気温24℃の爽やかな天候。木道で異様な交尾態を発見しました。
マユタテアカネ♂とコノシメトンボ♀の交尾態です。

コノシメトンボ♀との交尾態


3分後、少し離れた場所にいたおそらく同じ個体


5分後、休耕田に現われ交尾態で飛回りました。やはり同じ個体と思われます。産卵には至りませんでした。







以下は、本来のマユタテアカネの交尾態と連結産卵。♀は翅に斑紋のある個体です。

交尾態






連結産卵







2015.10.18 東京都

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ルリボシヤンマ 2015<10月>

2015-10-22 | ルリボシヤンマ

<10.14>

老熟個体の産卵

10月も半ばになって、見れるヤンマはルリボシ、カトリ、ミルンヤンマに生き残ったオニヤンマとギンヤンマ。
時期は遅いものの、埼玉のルリボシヤンマを見に行きました。快晴で最高気温は22℃。

12時半過ぎ、池塘のど真中で老熟♀が産卵。♂がすでにいない証か、気温が高い時間帯の明るい場所でした。
約5分間の産卵。以前もシーズン終盤に目立つ場所で光を浴びての産卵を目撃しています。♂は一瞬見たのみ。

♀   産卵







2015.10.14 埼玉県

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アキアカネ 2015<10月>

2015-10-21 | トンボ科アカネ属

<10.12>

田圃の水溜り

今年はアキアカネの目撃が多く東京の市街地でも時々目にします。連結産卵も探し回ることなく撮れそうです。
ナツアカネを撮影した谷戸では、稲刈り後の田圃の水溜りを目がけてアキアカネの連結態が次々に飛来しました。
一方、狙っていたコノシメトンボは少なく、連結産卵はアキアカネ20に対して1くらいの割合でした。

あちらこちらで連結産卵するなかで、単独打水産卵する♀です。

♀   産卵








交尾態


連結産卵







2015.10.12   神奈川県

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