ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2015<10月⑤>

2015-10-27 | カトリヤンマ

<10.22>続編

所変われば

例年カトリヤンマの産卵を撮影している千葉の谷津では、多数の♀が一斉に田圃に現われて一斉に姿を消します。
時期にもよりますが、所により行動パターンはかなり変わります。当地では様々な時間帯に広範囲で産卵しました。

まずは正午前、明るい湿地に♀が飛来、縄張りのリスアカネに追立てられしばらく飛回りました。

♀   飛翔


漸く着地、転々と移動しながら産卵して約2分間で姿を消しました。

♀   産卵










約10分後、おそらく同じ♀が再び現われましたが、枯れ葉に潜り込まれて撮れません。大概はこのパターン。





15時前、縄張り飛翔していた♂が消えると♀が飛来。しかし、産卵せず、飛回って姿を消してしまいます。
消えた方向の隣接する湿地を見に行くと産卵を休止した♀が枝に止まりました。

♀   静止


真下に産卵中の♀がいましたが、枯れ葉のなか。産卵ポイントのようですが、撮れそうにない場所でした。

♀   産卵


16時前になり、メインのポイントと推察したものの、まったく飛来していない暗い湿地を再度探索しました。
踏込むと産卵中の♀が驚いてすぐ上の枝に静止。やはりここに産卵に来ていました。再開が期待できそうです。

♀ 静止


待つこと5分、産卵を始めました。

♀   産卵












約2分間産卵して休止。一旦姿を消して3分後に再び産卵を始めました。ここでの産卵は結局1♀のみでした。
明るい湿地、暗い湿地それぞれでホバリングと産卵が撮れて満足。今季のカトリヤンマはこれにて終了です。

♀   静止


♀   産卵



2015.10.22 埼玉県

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カトリヤンマ 2015<10月④>

2015-10-27 | カトリヤンマ

<10.22>

シーズン最後のヤンマ

10月も下旬、微妙な時期ですが、シーズン最後のカトリヤンマの撮影に行きました。まだ活動しているはず。
秋晴れで最高気温23℃。山間近い産地は終盤ですが、当地は発生が後寄せでまだ綺麗な個体が目立ちました。

初めての場所で、正午前に干上がった明るい湿地に♀が現われて一安心。しばらくして探雌の♂も現われました。
12時半頃、メインの産卵ポイントと推察した暗い湿地に移動して、縄張り飛翔を目撃しました。

♂   飛翔




しばらくホバリングしながら飛回ると、地面から50cm程の枯れ枝に止まりました。
寝てしまったようで他の♂が突っかかってきても動かず、無視。それにしても蚊が異常に多く閉口します。

♂   静止




約45分の休止後、縄張り飛翔を再開しました。どんどん接近してきて約15分間のホバリング。

















♀が現われないので14時過ぎに明るい湿地に移動すると、探雌していた♂が一瞬休止してから飛立ちました。

♂   静止


30分程して再び現われ、ホバリングを交えて縄張り飛翔を始めます。日を浴びて輝く複眼が印象的でした。
約10分で姿を消しましたが、その5分後に♀が飛来しています。

♂   飛翔















2015.10.22 埼玉県

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ナツアカネ 2015<10月②>

2015-10-27 | トンボ科アカネ属

<10.18>

長い交尾飛翔

この日、多摩の谷戸の休耕田に産卵に来たのはアキアカネ、コノシメトンボ、マユタテアカネ、ヒメアカネです。
隣接する湿地の草叢にはナツアカネが交尾態で次々飛来、少数ながらリスアカネも見られアカネの聖地でした。

最後は、産卵場所を見定めて交尾態のまま長い時間ホバリングして飛び回るナツアカネです。

交尾態 飛翔














交尾態 静止




連結産卵











2015.10.18 東京都

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