ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

昭和40年代前半の鉄道写真(85・中央西線電化の記録㉔)

2016-02-03 | 昭和40年代の鉄道(中央線他)

多治見・中津川間   千旦林

42年10月11日、美乃坂本・中津川間の続編。中津川から千旦林に到達して美乃坂本までの撮影。

美乃坂本から1.7キロの与ヶ根信号所までは41年に複線化が完成。その先の千旦林が前後25‰のサミットになる。
この区間の複線化は、長さ334mの千旦林トンネルを掘削して同信号所の先から北に分岐する下り線を建設した。
新線は中津川の約2.5キロ手前から旧線と並走する。複線化後、旧線は上り線として使用された。

新トンネルに繋がる築堤造成中の工事現場


国道19が接近して並走する地点、D51牽引の貨物列車が補機付きで25‰勾配を上ってきたが、煙がない。
電化に備えて目障りなコンクリート架線柱が並んでいた。

D51-826[中]牽引の上り貨物692レ 右は国道19号線


先に進み千旦林のカーブの辺り。保線区が設けられていた。

後補機D51-495[中]の下り貨物653レ 保線区を行く  


美乃坂本に向けてさらに歩を進め、正午過ぎに恵那山が眺望できる場所に来た。

キハ58系上り急行第2"しなの"


美乃坂本で急行同士が交換、キハ58系下り急行"赤倉" 12両の長大編成の後尾から


上り塩尻発名古屋行840D 先頭キハ17


美乃坂本でDC同士が交換、下り中津川行545D 最後尾はバス窓のキハ25


1時間以上、通過するのはDCばかり。13時20分頃、漸くD51がやってくる。まずは下り勾配の貨物列車。

中津川機関区が借入中のD51- 903[稲一]牽引の上り貨物6654レ 後補機付


美乃坂本で上り貨物と交換した下り旅客列車を待つ。上り勾配であるが、ドラフト音は高まれど気温が高く煙は見えず。

D51- 827[中]牽引の下り長野行829レ




二軒屋信号所から美乃坂本を挟み与ヶ根信号所までの3.7キロは41年3月に複線化されていた。
複線区間から中津川方面を振り返る。



キハ58系下り急行第1"ちくま"が単線区間に入る


好天に恵まれて美しい恵那山が見られた。

キハ58系上り急行第1"ちくま" 下り急行第1"ちくま"と中津川で交換


D51牽引の上り中津川14:25発名古屋行628レ


美乃坂本を発車してすぐ上り勾配になるが、最後まで満足にD51の煙を見ることなく終わってしまった。
美乃坂本15:20発のDD51牽引の上り列車で家路についた。

D51牽引の下り貨物653レ

1967.10 恵那・美乃坂本


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