ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ウチワヤンマ 2019<6月>

2019-06-10 | サナエトンボ科ウチワヤンマ属

<6.5>

諦めた後に

どこに行っても、狙いのトンボが撮れません。梅雨入り間近の曇天の日、都区内のウチワヤンマで気分転換です。
ヒシが殆どなく産卵場所が限られ、ここしかないという所で待機しました。最高気温26℃で凌ぎやすい天候。
やはり産卵ポイントで、薄日が射すと♂が集結して縄張り争いが始まり、静止より飛び回る♂が多い状況でした。
これでは交尾態が飛来しても交尾を解かず通過するばかり。♀が飛来すると♂が一斉に飛びかかりました。

産卵待ちの間に♂の飛翔撮影。時折吹く風に流されて何時になくホバリングが見られ、時間潰しになりました。

♂ 飛翔










交尾態 飛翔


♂ 静止






15時まで待って産卵が見られず、諦めて引き上げる道中、振り向くと交尾態が意外な場所で交尾を解きました。
遠くからは分かりませんが、よく見ると狭い産卵スポットがありました。黄色が鮮やかな若い♀の産卵です。

交尾を解いた直後 約20秒間この状態のまま♂と♀がホバリング


産卵開始からの時系列です。約1分50秒間の産卵でした。浮遊物が小さいので当然動きが限られます。

♀ 産卵




侵入♂が来ない限り安心して撮影が可能。しゃがんだ位置がよく、卵紐が目立つシーンが撮れました。













産卵終了 直後に上空に飛立つ

2019.6.5 東京都


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