ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

カトリヤンマ 2016<10月④>

2016-10-29 | カトリヤンマ

<10.20>

各所でホバリング

前回から2日後の埼玉の湿地のカトリヤンマ、4回目にして漸く安定したホバリングの撮影ができました。
1日おいて再び気温が上昇して最高気温28℃になりましたが、風が強く湿度も低いので凌ぎやすい日でした。

午前から産卵を目撃したものの14時頃まで♀の活性がなく、前回ホバリングの発見が遅れた湿地で待機です。
14時半過ぎ、♂が飛来して低空でホバリング。広い湿地の10m程の範囲から離れずに約40分間の飛翔。
これだけ長いと十分に撮影できます。その間2♂が現われましたが、争って縄張りを守っていました。

♂ 飛翔












木漏れ日があるスポットに来るのを待って、ストロボなしで狙ってみました。







2頭目は約20分遅れて現われ、やや離れた場所でホバリング。3頭目はホバリング前に他の♂に追われました。





先行の♂が姿を消すと2頭目も数分後にホバリングを止め、湿地の片隅に静止して♀待ち。3♂が待機した様子。
この日の♂は交尾の意欲満々で待機の1♂が珍しく産卵中の♀の捕捉に成功。樹上に飛び撮影はできませんでした。

♂ 静止

産卵は多く10数頭を目撃しましたが、待機する♂を警戒して草叢に潜り込むので前回程目立ちません。
♂のホバリングが終わって数分後の15時20分頃、開けた所に出てきた♀が着地後約3分間産卵しました。

♀ 飛翔 着地前のホバリング


♀ 産卵






♀ 飛翔 産卵移動


♀ 産卵 移動した直後、待機していた♂に捕捉される


別個体です。16時を過ぎると♀が急速に減りました。

♀ 飛翔 産卵移動


狙いは日光を浴びてのホバリング、13時半頃の明るい湿地の♂に期待するも1時間程止まって飛び去りました。

♂ 静止

暗い湿地のホバリングの約15分後、15時半頃にここでもホバリングが見られました。まだ明るさのある時間。

♂ 飛翔






日がかなり傾いているのでやや厳しく、以下はストロボ使用です。













ホバリングは約10分。予定どおり撮影できシャッターを切りまくって漸くすっきりしました。

♂ 静止


しばらくすると入れ替わるように別の♂が静止。約30分前、最初の湿地で2番目にホバリングした個体でした。




2016.10.20 埼玉県

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