<8.12>
久々に長い産卵
横浜の沢のコシボソヤンマ、昨年激減して心配していたところ、今回はさらに厳しい状況で♂が殆ど飛びません。
31℃まで気温が下がった17時半になっても、反復飛翔をまったく見ないのはこれまでに経験のない現象です。
流れ沿いに歩くと時々♀は目撃します。運よく産卵中の♀に遭遇。♂に見つかることなく長い産卵になりました。
産卵撮影は3年ぶり。この♀を見逃していたらボウズになるところでした。暑さが続き最高気温35℃。
16時25分頃 斜めに立つ朽木の目立たない所で産卵していた 5分程で裏側に回り込んで撮影不能に
16時50分頃 40分頃に産卵を中断して飛んで見失ったが、10分後に同じ朽木に戻ってきた
2分で飛ぶが間違いなく産卵再開する位置に止まる 葉陰で6分間静止
17時頃 産卵を再開し同じ朽木の下部ですっかり落着いて40分以上産卵
飛んで反対側に移動 発見から1時間20分経過しても産卵をやめる気配なし 産卵管に木屑が纏わり付く
2024.8.12 神奈川県
<8.9>
暗い池
この日も猛暑日。マルタンヤンマの産卵時間まで、木陰の暗い池でタカネトンボの撮影です。最高気温35℃。
2時間半で2♀が入り、1♀は飛来して即♂に見つかって逃げ、1♀が産卵。8月上旬に撮ったのは初めてです。
この後、マルタンヤンマの池に移動して待機中に天候が急変、雷雨の直撃を受けて散々な目に会いました。
縄張りの♂ 池に長く留まることはなく出たり入ったり 来たのは多分3♂
12時35分頃 最初の♀が飛来 10秒後♂の捕捉を回避して逃げる直前 卵塊を付けている
13時40分頃 2分間の産卵 ♂が不在のタイミングで飛来した
岸に向かって放卵する直前 肝心のシーンはフレームアウト
打水して腹端に水をためた所 卵が見える
2024.8.9 東京都
<8.8>
産卵は盛況でも
前回から3週間経過して、ヤブヤンマの池の様子を見に行きました。狙いは産卵する♀に♂が絡むシーンです。
♀が来ないことには始まりませんが、正午前、早くも産卵開始。それまでの曇り空が13時頃、突然晴れました。
しかし、♂は1頭も飛ばず期待外れ。3♀が飛来して産卵は盛況でしたが、♂はどうしたのか。最高気温34℃。
11時50分頃 最初の♀が産卵開始 複眼は綺麗でも老熟個体 しばらくしてすっかり落着く
産卵移動
12時20分頃 2番目の♀が飛来 若い個体で何が気にいらないのか3分程で樹上に飛び姿を消した
13時10分頃 同じ♀が戻ってきた
かなり警戒心が強いようで、草のなかに入り込んでしまう
敏感で転々と移動
2♀が接近 右が最初の♀ 左の2番目の♀はここで落着く
13時半頃 3番目の♀が産卵開始 最初の♀は1時間40分経過しても産卵を継続していた
2024.8.7 東京都
<8.5>
異様な状態
今年こそネアカヨシヤンマの交尾態を撮ろうと、出のよかった都区内の公園に通いましたが実現しませんでした。
諦めきれず、4日前に若い♀を見た湿地に行くと、探雌の♂が忘れた頃に来るのみで交尾どころではありません。
ピークは過ぎても、落着いた産卵に遭遇することがある時期ですが、♀は2回飛来して着地後、即飛び去ります。
まずまずの天候なのに不活性。こういう日もあるものの、湿地は閑散として異様な状態でした。最高気温36℃。
樹上の♂ ♀のたまり場にいたのは♂ 朝の摂食飛翔の流れの交尾態の静止を期待していたが
低い枝の♂ 探雌せず4時間以上ぶら下がっていた
竹藪の♂
竹藪で休止する♀ この日は産卵しないのか
一瞬の産卵 左前翅が半分切れている 採集の失敗によるものか
2024.8.5 埼玉県
<8.4>
厄介
雷雨を避けて、7月にオジロサナエの産卵を撮影した渓流です。前回はヒメサナエ狙いでしたが、オジロに集中。
11時過ぎに♂が降りてきたので期待しましたが、3時間待ちで♀は現われず。日が悪いのか気温が高過ぎたか。
渓流は31℃でしたが、地域の最高気温37℃。いずれにせよ厄介なトンボです。今季は諦めか。
♀を待つ♂
気温が高く倒立姿勢に
<オニヤンマ> ♂の静止
<ミルンヤンマ> 未成熟♂の静止 林道沿いの暗所にいた
2024.8.4 東京都