鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

清水・本田拓也、キャプテン就任

2015年01月26日 | Weblog
2015シーズン キャプテン・副キャプテン決定のお知らせ
2015年1月26日

この度、2015シーズンのキャプテンに本田拓也選手、副キャプテンに長沢駿選手、大前元紀選手が就任することに決定しましたので、お知らせします。


[キャプテン]

本田 拓也 (Takuya HONDA) MF 7

【 出 身 地 】  
神奈川県相模原市
【 生年月日 】  
1985年4月17日
【 選 手 歴 】  
FCコラソン - 桐光学園高 - 法政大学 - 清水エスパルス - 鹿島アントラーズ - 清水エスパルス
【 通算成績 】  
J1リーグ(122試合/3得点)、リーグカップ(27試合/0得点)、天皇杯(20試合/0得点)
【本田選手コメント】
『良い意味で、“キャプテン”という言葉をあまり気にせずに、自分らしさを出していきたいと思います。昨シーズンの厳しい闘いを忘れることなく、結果にこだわり、今まで以上に“戦う集団”へと成長していけるようにチームをまとめていきたいです。今シーズン、よろしくお願いします。』


[副キャプテン]

長沢 駿 (Shun NAGASAWA) FW 9

【 出 身 地 】  
静岡県静岡市
【 生年月日 】  
1988年8月25日
【 選 手 歴 】  
清水FC(清水飯田東小) - 清水エスパルスJrユース - 清水エスパルス ユース - 清水エスパルス - ロアッソ熊本(期限付き移籍) - 京都サンガF.C.(期限付き移籍) - 松本山雅FC(期限付き移籍) - 清水エスパルス
【 通算成績 】  
J1リーグ(17試合/4得点)、J2リーグ(79試合/12得点)、リーグカップ(7試合/2得点)、天皇杯(10試合/1得点)
【長沢選手コメント】
『キャプテンのタクさんから指名されたことを光栄に思います。エスパルスというチームで育ち成長してきたので、このような役割を与えられて率直に嬉しいです。その分、責任も強く感じています。自分はプレーでチームを引っ張っていきたいと思っています。元紀と共に、タクさんのサポートやチームの力になれるように努めていきます。』


大前 元紀 (Genki OMAE) FW 10

【 出 身 地 】  
神奈川県横浜市
【 生年月日 】  
1989年12月10日
【 選 手 歴 】  
しらとりFC - 町田JFCジュニアユース - 流通経済大学付属柏高 - 清水エスパルス - フォルトゥナ・デュッセルドルフ(ドイツ) - 清水エスパルス
【 通算成績 】  
J1リーグ(131試合/37得点)、リーグカップ(31試合/10得点)、天皇杯(18試合/7得点)
【大前選手コメント】
『歴史あるエスパルスで、副キャプテンに任命されて光栄です。自分のサッカー人生の中でもプラスになると思います。たとえ、副キャンプテンではなかったとしても、チームに対する想いや姿勢は何も変わりません。ただ、副キャプテンに任命していただいたので、今まで以上に責任感を持ち、チームが少しでも良い方向へ進むように、全力を出していきたいと思います。また、エスパルスでタクさんが正式にキャプテンをすることは初めてだと思うので、良いサポートができるように取り組んでいきたいです。』


■清水エスパルス歴代キャプテンおよび副キャプテン

[1992年] 三浦泰年
[1993年] 三浦泰年
[1994年] 三浦泰年
[1995年] 長谷川健太
[1996年] 長谷川健太
[1997年] 長谷川健太
[1998年] 長谷川健太
[1999年] 長谷川健太
[2000年] 澤登正朗                          
[2001年] 伊東輝悦
[2002年] 伊東輝悦 (副キャプテン=森岡隆三)
[2003年] 三都主アレサンドロ (副キャプテン=森岡隆三・市川大祐)
[2004年] 森岡隆三
[2005年] 森岡隆三
[2006年] 山西尊裕 (副キャプテン=高木和道)
[2007年] 山西尊裕 (副キャプテン=高木和道・兵働昭弘)
[2008年] 高木和道 (副キャプテン=西部洋平・兵働昭弘)
[2009年] 兵働昭弘 (副キャプテン=児玉新・岡崎慎司)
[2010年] 兵働昭弘 (副キャプテン=児玉新・岩下敬輔)
[2011年] 小野伸二 (副キャプテン=高原直泰・ボスナー)
[2012年] 小野伸二
[2013年] 杉山浩太
[2014年] 杉山浩太 (10月~副キャプテン=本田拓也)
[2015年] 本田拓也 (副キャプテン=長沢駿・大前元紀)




2015年シーズンのキャプテンに指名された清水の本田拓也である。
昨季終盤には副キャプテンに任命され、J1残留に尽力した。
今季は更なる上を目指して戦うこととなろう。
脅威のライバルである。
開幕戦、心してかからねばなるまい。
対戦が楽しみである。

柴崎岳、一ついい経験だったのかなと

2015年01月26日 | Weblog
柴崎岳がUAE戦後にもらした“本音”。
取材エリアを素通りしなかったわけ。

西川結城 = 文
text by Yuki Nishikawa
photograph by Takuya Sugiyama

 2015年1月23日。アジアカップ準々決勝、日本対UAE戦。

 思い返しても、シュートを外した後の苦い表情や、眉間に皺を寄せる選手たちの顔ばかりがよみがえる。

 だが、ただ一人颯爽とピッチに登場し、冷静にプレーし続けた選手がいた。

 柴崎岳。年齢に似合わぬ冷静沈着さはこれまでも語られてきたが、日本がピンチに陥った場面でさえも、彼はその自分らしさを貫いていた。

 昨年末から、関東で行なわれていた日本代表合宿。年が明けてオーストラリアに渡る直前に、柴崎はインフルエンザで一度チームを離脱した。それでも数日遅れで渡豪し、心配された体力面も回復。チームの練習にもすぐにフルメニューで参加できるようになり、万全の状態でアジアカップ開幕を迎えられた。

アギーレジャパンでの存在感は薄まりかけていた。

 しかしコンディションの上昇とは裏腹に、出場機会は満足には得られなかった。

 アギーレジャパン発足当初、柴崎は武藤嘉紀とともに新体制の看板選手のように扱われた。4-3-3のインサイドハーフの位置で、本田圭佑や岡崎慎司たちと連係を深め、9月のベネズエラ戦では代表初得点も奪ってみせた。

 しかし11月の代表戦で、ハビエル・アギーレ監督は遠藤保仁や長谷部誠、香川真司ら、ザックジャパンで活躍した面々をチームに呼び戻した。そして彼らをMF3枚の主力に固定し、そのままチームはアジアカップに突入した。

 大会が始まっても、MFの交代出場は代表復帰の清武弘嗣に先を越され、起用の序列も徐々に下降気味。存在感は、薄まりかけていた。

 代表に選ばれて以来、柴崎は常に遠藤との比較の視線にさらされてきた。

 いわゆるプレーメーカーとして、中盤中央からボールの配給役となる役割。キックの精度や高い基本技術、そしてサッカーセンス。それらを兼ね備えている選手にしか務まらないポジションを、柴崎は偉大な先輩と競うことになった。

遠藤についての質問に、負けず嫌いが顔を見せた瞬間。

 昨年11月、大阪での練習後のことだった。

 2日前に豊田スタジアムで行なわれたホンジュラス戦で、代表復帰した遠藤がハイパフォーマンスを披露した。柴崎も試合終盤に途中交代でピッチに登場したが、時間も短く大きなアピールには至らなかった。

 連日問われる、遠藤との比較。この時、柴崎は少しだけうんざりしていたのかもしれない。「遠藤選手は参考になる?」という質問に対して、次のように答えたのが印象的だった。

「参考になるというよりも、自分も試合に出た立場なので、もっと周りと連係を上げていかないといけない。ヤットさんは経験豊富な選手。もちろん若手の自分にとっては勉強になりますが。どのあたり? 細かいところは、僕はメディアには言わないので」

 日本屈指のMFの存在が、彼にいい刺激を与えていたのは間違いなかった。と同時に、クールに見えてその内面は、実は相当な負けず嫌いであるとも聞く。そんな性格が、垣間見えた瞬間だったかもしれない。

UAE戦でも、柴崎の動きは際立っていた。

 UAE戦。日本は連戦の影響もあり、前半から動きが重たい選手が何人もいた。

 遠藤もその一人だった。彼は引いて守る相手の守備ブロックの中でも、あえて敵の隙間に入ってパスを受け、さばこうとしていた。ただ動き自体は多くなく、過去3試合で見せていた裏への抜け出しなどのバリエーションに富んだプレーに比べれば、この日は低調と言わざるを得ない動きだった。

 54分、その遠藤に代わってピッチに入ったのが柴崎だ。

 硬直したチームにスムーズな流れを取り戻すために。柴崎は、眠った味方を叩き起こすように、自ら動き回ってはボールに触っていった。

 同じく途中出場していた武藤と高い位置からに果敢にチェイシングを仕掛けたかと思えば、今度はDFラインに近づいて味方からボールを引き出し、そして縦横にパス、とボールをスムーズに動かしていく。

 パスを出すだけではない。すぐに動き直してパスコースに顔を出し、多くの選手をフォローする。中央、左右とさまざまなエリアで味方の選手とのプレーに絡み、必死にUAEを突き崩そうとしていた。

 81分、その瞬間は訪れた。

 中央でボールを持った柴崎が、ゴール前にいた本田に球足の速い縦パスを入れる。本田はワントラップすると、走りこんでくる柴崎にすぐにリターン。鹿島と同じ背番号20を背負った日本の若きMFは、右足インフロントでコースを狙うダイレクトシュートを放った。

 ボールは鋭く曲がり、ゴールの左サイドネットに突き刺さる。喉から手が出るほど欲しかった同点弾。お膳立て、フィニッシュ、すべてが柴崎の仕事だった。

取材ゾーンを素通りすることが多い柴崎がこの日は……。

 試合後に取材ゾーンを素通りすることが多い選手だ。今大会中も、同じ鹿島の同僚である植田直通と柴崎は、練習後は誰よりも早くロッカールームから出てバスへと乗り込むシーンが何度か見られた。グループリーグでは出場時間も短く、呼び止める記者も少なかった。口数の少ない柴崎はただ前を向いて口を真一文字に結んでは、その場を通り過ぎる毎日。しかし、この日の柴崎はスッと取材陣の目の前に立ち止まった。

 PK戦とはいえ、日本は想定外の敗北を喫した。初めに出てきた言葉は自身の課題についてのものだった。

「結果に結びつかなかったのであれば、評価に値するプレーができていないということだと思う。数あるチャンスを決めきれなかったのは、個人として非常に残念。ゴール前の精度や質を上げていかないといけない。それが自分の課題です」

少しずつ、柴崎の本音が口をついてこぼれ始めた。

 とはいえ、柴崎がチームを活性化させたのは間違いなかった。その自身のプレーに関しては、試合結果とは切り離して彼らしく冷静に分析していた。

「ボールを触れるスペースと時間は十分にあった。なるべくタッチ数を増やして、動きながらリズムを作って、得点の場面も作ることができた。その他の場面でもいい形はできていた。

 得点の場面? イメージ通りですね。(本田)圭佑さんが自分が欲しいところに落としてくれたので、足を振るのに簡単なボールだったと思います。

 自分の役割は十分わかっていました。その役割を全うできたかといえば、結果には結びつかなかったので全うしたとは言えない。でも自分の持ち味だったり、監督が求めるプレーはある程度できたと思います」

 最初は淡々と語っていた。冷静な態度で話し続けてはいたが、少しずつ自分の本音が表れ始めたのは、ここからだった。

「初めてベンチという立場を経験して、重要性もわかった」

――ベンチの選手がなかなか先発で出られなかった。そういう選手たちを代表して戦う意志はあったか?

「……それぞれが普段チームの中心としてプレーしている選手が多くいますし、もちろんベンチに甘んじて気分がいい選手なんていない。僕も、今回は非常に難しい時間を過ごした。でも終わってみれば、一ついい経験だったのかなと。

 最後は本当に総力戦という状態だったので。初めてこういうベンチという立場を経験して、その重要性もわかった。僕も含めてみんな良い準備をしていたと思います。みんな一丸となって、準備していたと思います」

――やっぱり、思った以上に試合に出られないのは難しい時間だった?

「そうですね。そんなに経験のないことでしたので。非常に“楽ではない”時間でした。こうやって僕は出場機会を与えてもらって、しっかりプレーすることはできたので、ほかの選手よりもある程度は救われている部分はあると思いますが」

 毎日、平然とした表情で我々の目の前を通り過ぎていた柴崎。しかしその心の中には、我慢、忍耐、押し殺していた感情があった。

 大阪で垣間見せた負けん気は、ここぞの場面で力になった。見た目以上に、非常に人間くさい熱を内包した若者に感じた。

「日本代表は、今はある程度我慢する時期」

 最後に、驚かされた発言があった。

 これは、柴崎が自発的に連ねていった言葉である。今回の敗退を受けて、彼が試合直後にもかかわらず、日本サッカー全体に対していかに危機感を持って物事を考えていることがわかる発言だった。

「僕は代表としてはまだ何も成し遂げていないので、これからの展望を話すのは難しいです。ただこの20何年間、日本代表はものすごいスピードで成長してきたと思いますけど、今はある程度我慢する時期に差し掛かっているのかなと考えたりもします。なかなかW杯でも結果が出なかったり、今回の大会でもベスト8で負けてしまった。非常に難しい時期なのかなと思います。

 選手個人が、自分のチームで個人能力を伸ばすことはやはり大切です。短い期間の代表合宿で、選手同士がプレーを合わせていくのは難しい。僕としては、代表というのはチーム作りがなかなか難しいものなんだなと感じています。その難しさもしっかりと経験にしながら、個人としては世界と戦うスタイル、力をつけていきたい。この大会を通じて、さらにそう思っています。

 全員が全員、同じ思いでいるかはわからない。個人としてもっと選手の力を伸ばして、その上で日本の良いところ、組織力だったりチーム全員がチームの為にという姿勢を打ち出してやっていかなくてはいけないと思っています」

鹿島と代表、対照的な2つのチームで。

 柴崎が所属する鹿島というクラブほど、選手の一体感やファミリー感がサッカーの力になるということを実感するチームはそうそうない。先輩から後輩へ継承されるメンタリティ、個人がぶつ切りになることなく、チームプレーを連ねていく姿勢と精神。濃密な時間を共有し、そこから生みだされるチームワークを押し出して戦う。それが、鹿島が鹿島たる所以なのかもしれない。

 そんな環境で成長してきた柴崎が代表と鹿島を比較した時、代表でのプレーすべてにおいて難しさを強く感じるのも理解できる。

 代表チームとは、妥協が必要な集団だ。共に過ごす時間が限定されているということは、必ず突き詰められない部分が出てくる。戦術面、連係面などを細部まで共有できていない状態で、それでも勝たなくてはならないタフさが不可欠となる。

 柴崎はこの歳にして、それに気づいた。

 では、いかにして妥協を少なくしていけるのか。おそらくその最善の方法は、彼が代表のレギュラーとして、中盤でチームの舵取り役として独り立ちした時なのではないだろうか。

 自分が常にプレーの中心にいられるようになれば、自らの理想を周囲にぶつけられる。影響を与えられる。柴崎がその思考力に絶対の自信を持っているのであれば、やはり代表で確固たる地位を目指すべきなのである。

 UAE戦は、負け試合である。しかしその中で、一人の選手がブレイクスルーを成し遂げた。柴崎岳。静かな眼差しと口調の裏側に、“何かを変えたい”という強い意志を感じたのは、気のせいではないはずだ。




日本代表での柴崎岳の歩みとUAE戦の敗退、そして鹿島との比較を述べるNumberの西川氏である。
鹿島の外から、岳がどのように見られているのかが伝わってくる。
我らにとっては、岳は鹿島の20番。
それ以外の何ものでもない。
日本代表に招集され、ベンチに座り続けるような選手でないことなど承知の上なのである。
この先、日本代表に於いても高いパフォーマンスを魅せてくれるであろう。
しかしながら、それは鹿島でのプレイの延長でしかない。
多くの日本代表ファンが、鹿島の岳に注目して欲しいと願う。

アントラーズのファミリーがもっと働けるような環境をつくっていきたい

2015年01月26日 | Weblog
柳沢、中田が引退後に古巣を選んだ意義とは。
~選手第一の鹿島が育む帰属意識~

二宮寿朗 = 文
text by Toshio Ninomiya
photograph by AFLO


 '14年シーズン限りで現役を引退したベガルタ仙台の柳沢敦が古巣・鹿島アントラーズに戻って、トップチームのコーチに就任した。同じくスパイクを脱いだ中田浩二もクラブスタッフとして残るという。

 アントラーズの黄金期を支えた2人の元日本代表が、育ったクラブでセカンドキャリアをスタートさせることにどのような意義があるのだろうか。

 鹿島は「選手第一」をどこよりも実践してきたクラブだ。戦力外通告を極力出さず、たとえ戦力外となっても移籍先をクラブ主導で探してきた。また結果が出なくとも入団から3年はチャンスを与えるなどの基本スタンスを崩さないでいる。

 クラブ側が選手を大切に扱うことによって、逆に選手たちのチームに対する「帰属意識」を導いてきた。一体感と結びつくことで獲得してきたタイトル数は、茨城の地方都市でありながらJリーグでトップ。それにまた柴崎岳、山村和也、植田直通ら有望な若手が毎年のように入団してくるのも、「選手を大切にする」クラブイメージと無関係ではないと思われる。海外のクラブに移籍した内田篤人や大迫勇也らは今なお鹿島に深い愛着があり、オフで帰国すれば挨拶に出向いていることもよく知られている。

「いずれはノンフットボールビジネスでも雇用を……」

 クラブ側と選手の良好な関係。それが柳沢と中田の決断によってさらに強固なものになっていく。彼らほどのネームバリューがあれば、セカンドキャリアにはいくつかの選択肢があったに違いない。それでも鹿島で仕事をすることを選んだ。条件面、環境面を含めてオファーに魅力があったからに他ならず、セカンドキャリアを考える鹿島の選手たちの「帰属意識」をより高めていくことにもつながってくる。

 鹿島の鈴木秀樹取締役事業部長は以前、クラブの将来像についてこう語っていた。

「鹿島でイベントがあれば今でもビスマルクやアルシンドたちが喜んで来てくれる。いずれはカシマスタジアムのノンフットボールビジネスなどで雇用を増やして、引退した選手やスタッフなど、アントラーズのファミリーがもっと働けるような環境をつくっていきたい」

 引退後もここで働きたいと思えるクラブ。鹿島ではセカンドキャリアの環境づくりが、着々と進んでいる。




中田浩二と柳沢敦が引退後のセカンドキャリアにて再び鹿島を選択したことについて綴るNumberの二宮氏である。
鹿島はJリーグに於いて特別なクラブと言って良かろう。
選手を非常に大事にし、ファミリーとしての気質がある。
鹿島に所属することには高い意義があり、それを誇りに思って良い。
また、将来的には鹿島アントラーズとして、大きなビジネスを創り出し、大きな雇用を生んでいきたい、と鈴木秀樹取締役事業部長が語る。
素晴らしい考えである。
このクラブを応援できる幸せを噛みしめたい。

宮崎キャンプトレーニング3日目

2015年01月26日 | Weblog
宮崎キャンプトレーニング3日目
2015年01月25日(日)

トレーニング3日目を迎えた宮崎キャンプは、引き続き穏やかな快晴に恵まれました。午前練習は昨日までと同様、2グループにわかれてのトレーニング。第1グループの選手たちは9時からランニングを開始し、ラダーを使ったウォーミングアップ後にパス練習を行いました。なお、新加入の久保田選手がこの練習からチームに合流しています。

パス練習では、セレーゾ監督がジェスチャーを交えて、「前を向け!正確につなげ!」と激しく指示を出し、動き出しやスペースの使い方などを指導していました。またサイド攻撃の練習を行い、伊東選手の正確なクロスを高崎選手がヘディングで合わせてゴールネットを揺らしていました。

その後、第2グループの選手たちもグラウンドに到着してランニングを開始しました。ウォーミングアップを終えると、第1グループと合流。ミーティングが行われ、選手たちにビブスが配られました。今季始動後初の紅白戦です。


今年も背番号10は健在です。キレのある動きと高いテクニックを見せた本山選手。


豊富な運動量で攻守に躍動した杉本選手。1得点を決めました。

途中でメンバーを入れ替えて行われた紅白戦には、ルーキーの3選手やユースの4選手も出場。ボランチのポジションに入った大橋選手や久保田選手は、まわりの選手やセレーゾ監督から指示を受けながら、必死にボールへ食らいついていました。ユースの町田選手は、高崎選手との迫力満点の空中戦を演じていました。


久保田選手と土居選手のマッチアップ。


遠藤選手がボールキープ。得意の左足で、今年も得点を量産してくれることでしょう。

紅白戦が終了すると、DFとGKの選手たちがゴール前に集められ、クロスとヘディングシュートの練習を実施しました。他のポジションの選手はランニングでクールダウンを行い、午前練習を終えました。

午後練習では、初日に続いて2回目となる砂浜トレーニングが実施されました。選手たちは前回同様、徒歩で雑木林を抜け、海岸に到着。待ち受けていたのはサーキットトレーニングでした。なお、GK陣はグラウンドで別メニューの練習を行いました。合流したばかりの久保田選手もグラウンドに残り、持久走に臨みました。


鈴木隆雅選手「1年半ぶりにアントラーズに戻ってきたので、1日も早く、自分の成長した姿をカシマスタジアムでサポーターの皆さんに見せられたらいいなと思う」


高崎選手「このキャンプで、シーズンを戦い抜ける身体をしっかりと作って試合に臨んで勝ちたい」




宮崎キャンプ・トレーニング三日目の風景である。
杉本太郎が好調の様子。
豊富な運動量を魅せ、紅白戦でも得点を決めたとのこと。
ヤスとのポジション争いに名乗りを挙げたと言えよう。
また、久保田和音もルーキーとは思えぬ存在感を発揮しておる模様。
物怖じせず、太郎のゴールをお膳立てした。
層の薄いボランチに割って入ってくる予感である。
成長した姿を見せたいと語るのは隆雅である。
左足でチャンスを作るのだ。
そして、新加入の高崎には期待が高まる。
高さと強さで起点となるのだ。
楽しみにしておる。

源、2人とは違うCB像を作りたい

2015年01月25日 | Weblog
日本代表の帰国と背番号への熱い思い
吉田純哉2015年1月25日18時17分

■代表ウォッチ

 日本代表は25日、オーストラリアから帰国しました。アジア杯は準々決勝で敗退。選手は所属クラブでの活動に戻ります。

 Jリーグでは新シーズンに向けて、各クラブが新体制を発表しています。日本代表23選手のうち、Jリーグ勢は13人。クラブを移った選手はいません。

 背番号が変わった選手は2人。GK西川(浦和)とDF昌子(鹿島)です。

 西川は「21」から「1」になりました。ベテランGK山岸が山形に完全移籍したことで空きとなり、移籍2年目でクラブからの打診を受けました。「自分の目標は1番になること。背中に1番を背負って、今シーズン、ゴールを守ろうかなと思った」

 この変更は吉兆でしょうか。広島時代にも「21」から「1」に変えてから、J1を連覇しました。「またきたなという感じです。縁起良いですね」

 昌子は「15」から「3」になりました。鹿島の「3」と言えば、秋田豊さん、岩政(J2岡山)と歴代のリーダーが着けてきました。「すごい方たちがつけてきた鹿島のDF象徴。光栄と同時に、2人とは違うセンターバック像を作りたい。3番を着けるからには、一番印象に残る選手になりたい」。熱く思いを語っていました。

 J1は3月7日に開幕します。(吉田純哉)




背番号3について語る昌子源である。
この伝統の番号を背負う意味を良く理解しておる。
高さ・強さの先人たちとは異なるCB像を作っていくとのこと。
この若きDFリーダーの躍動を楽しみにしておる。

植田、アジア杯にていい経験

2015年01月25日 | Weblog
追加招集の植田「いい経験になりました」
 アジア杯準々決勝で敗退した日本代表が25日、成田空港着の航空機で帰国した。DF内田篤人(26=シャルケ)が右膝痛のため大会に参加せず、代わりに50人の予備登録枠から追加招集されたDF植田直通(20=鹿島)は、同じ所属チームのMF柴崎、DF昌子とともに帰路についた。

 出場機会は無かったが、昨年末から約1カ月間、代表選手と練習を重ねた。貴重な時間を振り返り「いい経験になりました」と話した。
 [2015年1月25日19時53分]




成田空港に降り立った岳、源、植田である。
追加招集にてアジア杯を体感した植田は「いい経験になりました」と語る。
濃密な時間を過ごせた様子。
この経験は植田に良い影響を与えたであろう。
今季のプレイは更に強く、速くなっていくのではなかろうか。
楽しみである。

佐々木もよこ嬢、鹿島に注目

2015年01月25日 | Weblog
“伝統の守備健在”鹿島推しです!
2015年01月25日 16時00分


笑顔がキュートな佐々木

【J女たちの未来予想図】佐々木もよこ(28)

 スカパー!の中継番組「Jリーグマッチデーザップ」で番組アシスタントを務める佐々木もよこ(28)は幼いころから“サッカー女子”だ。「家族が横浜フリューゲルス(1999年に横浜Mと合併)の年間シートを持っていた影響もあって子供のころから興味を持ってましたし、今でも見てます」と笑顔で答えた。

 Jリーグの魅力について「特定のチームを応援するよりも、面白い試合が好き。『おーっ』って声が出るようなプレーには興奮します」。今季は「鹿島に注目です。若い選手が出てきますし、解説者から『伝統の守備が健在』と聞いたので今季は優勝も…」とJリーグ最多タイトルを保持するクラブを推した。

 また期待の選手に日本代表MF柴崎岳(22=鹿島)、DF太田宏介(27=FC東京)らの名前を挙げ「落ち着いているし、献身的なチームプレーを見せてくれるのはすごいなって。武藤(嘉紀=22、FC東京)選手もイケメンだし完璧でいいんですけど、懸命に周りを支える姿ってかっこいいんですよね」。

 現在アジアカップに臨んでいる日本代表でもFW本田圭佑(28=ACミラン)より自己犠牲の精神を見せるMF長谷部誠(31=Eフランクフルト)やDF内田篤人(26=シャルケ)に引かれる。「真面目で誠実な選手が好きなんですよー」という佐々木は、今季もスタジオからサッカー界をサポートしていく。




Jリーグマッチデーザップの番組アシスタントを務める佐々木もよこ嬢である。
幼少期からのサッカー女子であったとのこと。
このもよこ嬢が推すのは鹿島。
「落ち着いているし、献身的なチームプレーを見せてくれるのはすごいなって」と柴崎岳への期待を述べる。
是非とも番組でも鹿島について語って欲しい。
今季もサッカー中継はスカパー!である。

聖真、砂浜トレーニング

2015年01月25日 | Weblog
2015年01月25日(日)


キャンプでのトレーニング3日目は、午前中に今季始動後初となる紅白戦を実施。午後練習では、砂浜でのサーキットトレーニングが行われました。




砂浜でのトレーニングを行う聖真である。
今季は背番号も8となり、勝負の年となる。
トップ下のポジションを不動のものとし、光り輝くのだ。
また、午前中の紅白戦に於いてもこのポジションで先発しておる。

____高崎
_豊川__土居_ヤス
__大橋___梅鉢
隆雅_山村_ソッコ_西
____曽ケ端

聖真 → 優磨
西  → 平戸くん

____赤
_アツ__本山_太郎
__和音___満男
脩斗_町田くん_青木_ユキ
____佐藤

本山 → 稔也くん
満男 → 千葉くん

朧気ながら今季のチームが見えてくる。
ファン・ソッコはCBとして起用、隆雅が左SBのサブとなる模様。
過密日程を乗り切るには、新加入のファン・ソッコ、高崎、隆雅の活躍が必須である。
このキャンプで戦術を深く理解し、戦力となるのだ。
期待しておる。

岳、少しずつですけど前に進んでいると思います

2015年01月25日 | Weblog
アジアカップ敗退にも下を向かず。ジャンプアップなき柴崎岳のサッカー道
河治良幸 | スポーツジャーナリスト
2015年1月25日 17時7分

若くして"日本代表の未来を背負うゲームメーカー”と期待されながら、ザッケローニ監督がA代表を率いた4年間では"候補”どまりだった柴崎岳が日本代表で初キャップを飾ったのが、アギーレジャパン2試合目となるベネズエラ戦だった。

その試合で初出場初ゴールを記録した柴崎は続く10月のジャマイカ戦でも活躍を見せ、多くの選手を指導してきたアギーレ監督をして「20年も経験を積んだかのようなプレーを見せてくれる。彼はかなり遠いところまで行きつくことができる選手」と言わしめた。

そして6人の先発メンバーを入れ替えたシンガポールでのブラジル戦。アギーレ監督が「アジアカップに向けて選手を見極める」と明確に目的を語った試合で指揮官が「あの2失点目が痛かった」と振り替える失点につながるミスをしてしまうなど、周囲の期待から大きく外れるパフォーマンスに終わってしまう。

振り返れば11月に遠藤保仁ら経験豊富な選手を主力に戻し、固定的な布陣でアジアカップを戦い続ける遠因ともなったブラジル戦のあと、柴崎はいつものクールな表情をやや険しくして語り続けた。

「普段ならありえない様なミスがおこってしまったりとか。それは技術なのかメンタリティなのか、経験による緊張感なのか、見えないところでのものなのか。色んな要素が考えられますし、1つ1つ追求していくしかないかなと思います」

そして、この試合で4得点するなど絶大の存在感を示した同年代のネイマールについて質問すると、しばらく「うーん」と声を発しながら思考を巡らせた柴崎はネイマールの印象を語り、さらに自分の課題に回答を移していった。

「見て分かる通りスピーディーでクレバーな選手ですし、全得点は彼が関わってますし、刺激になるというか、本当にこれから自分をもっともっと戒めるというか、それを冷静に分析する必要はあると思う。ただ、強引に頑張ると言っても、具体的にはそういった選手にはなれないと思うので、しっかりと具体的な目標を持ちながらプレーの強度を上げていく必要があると思います」

「ああいった選手がいるチームと対峙すること、上回ることを常に目指していかないといけないことではありますし、一概に1つの技術だったり、フィジカルだったり、メンタルだったりというのはどれか1つとは言えないですけど、しっかり焦点をしぼって、さらにレベルアップする必要があると思います」

「その成長速度というものは並大抵の速度では、現役時代の中でこういったチームに対して対応できないのではないかと思うので、自分のトップフォームの期間の中で成長速度を上げながら、またこういうチームとやれる時にいい部分を出せる様に1からやり直すというか、見つめてやっていく必要はあると思います」

最後の部分は一部で「ブラジルに追い付くのは無理」といった誤解が一人歩きしてしまった様だが、もともと柴崎なりの指標があり、実際にワールドクラスの相手と体を合わせたことで、その速度を軌道修正していかなければならないことを示す、独特の言い回しだったと筆者は解釈している。

そこから鹿島アントラーズに戻った柴崎はクラブで彼なりのハードルを設定し、課題を見つめながら試合を重ねて11月の代表戦を迎えた。豊田市内で行われた合宿の2日目に話を聞くと「代表という立場を経験していくにつれて、慣れていい感触になっていっている印象はあるので、それをピッチ内でしっかりパフォーマンスとして出していくというのは、前々回、前回以上にやらなきゃいけない」と語った。

「同世代より歳上と打ち解ける方が得意」という柴崎は久しぶりに代表復帰した遠藤保仁や今野泰幸、ケガから戻って来た長谷部誠、所属クラブのOBである内田篤人などブラジルW杯の役者が揃ってきた中でも「コミュニケーションは取れると思います。今までもそうしてやってきましたし、その部分は特に問題ない」と、遠藤などとの連係にも自信をのぞかせた。

しかし、ふたを開けてみれば快勝したホンジュラス戦で、後半25分に先発の遠藤と交代出場になり、アジアカップの本番を見据えて勝ちに行ったオーストラリア戦では出番すら得ることができなかった。

アジアカップのメンバーには選出されたものの、国内から現地セスノック、開幕前のニューカッスルと約2週間におよぶ合宿を通して、サブ組で黙々とトレーニングを重ねる柴崎の注目度も低くなっていった。そして迎えた本大会でようやく出番を得たのは後半42分。限られた時間で、本田圭佑のゴールをアシストしかける場面を作り出した。

翌日の練習後には「特別な思いは無かった」と語った柴崎だが、試合感覚を多少取り戻したことで、より実戦イメージを持ってトレーニングに励んでいた様子だ。そしてUAE戦では後半36分から投入されると、周りの動きが重い中で幅広くボールを引き出し、本田との縦のパス交換から見事なミドルシュートに結び付けた。

しかし、その後も延長戦を含めて逆転のチャンスがあったにも関わらず、準決勝への扉をこじ開けることができなかった。試合後のミックスゾーンで、柴崎はそれまで溜め込んでいたものを吐き出す様に、10分以上も記者陣に語り続けた。惜しくも枠を外れた直接FKやラストパスの精度もそうだが、何より勝利に導けなかった悔しさを表した。

「結果に結びつかなかったのであれば、結果に値するプレーはできてないと思いますし、数あるチャンスは作れていたので、そこを決めきれなかったというのは個人としては非常に残念かなと思います。まだまだゴール前の精度だったり質というのを上げていかなければいけない自分の課題かなと思います」

-ーみんな連戦で重かったが、その中で入ったが? 

「ボールを触れるスペースと時間は十分あったので、なるべく多くのタッチ数をしようとは思ってましたし、動きを多くしながらリズムを作って得点の場面も作ることはできました」

--チームとしてパワープレーに入らずつないでいたのは? 

「パワープレーをして連勝してるわけでもないですし、あまり効果的ではない。十分なスペースもありましたし、選手個々のアイディアで、そういった細かいつなぎからチャンスを作ることができる余地はあったので、パワープレーという選択肢はなかったです」

--得点の場面は?

「イメージ通りと言えばまあそうですね。圭佑さんから自分が落としてほしいところに落としてくれたので、ホントに簡単な結構イージーなボールだったかなと思います」

--後半最後に惜しいFKがあったが? 

「壁が低い場所もありましたし、GKの位置を見ながら相談というか、圭佑さんと話して。あそこはビッグチャンスだったので非常に残念です」

-ー本田選手が譲ってくれた? 

「そうですね。結果的にはそういうことになりますかね」

--得点は取ったことで、自分の役割として前向きな部分もある? 

「うーん、役割は十分に分かっていますし、その役割を全うできたのかと言えば、結果には結びついていないので。十分に満足したとは言えないですけど、自分の持ち味だったり、監督が求めるプレーだったりはある程度、できたかなと思います」

-ー大会を終えて、成長過程の中で現状をどう捉えている?

「自分の中で"飛び級”というのはありえないですし、ジャンプアップはせず段階を踏んでステップアップしていくのが僕のスタイルなので、その意味ではこういった場所に来れていることもステップアップだと思う。さらに伸ばしていかないといけないと思いますけど、なかなか結果が出ない中でも、そこだけを見るのではなくて、どう成長しているかを客観的に見ながらプレーすることが必要ですし、そういう意味では少しずつですけど前に進んでいると思います」

--鹿島では昌子選手と植田選手もメンバーに入った。この経験をまずはクラブで?

「大会というのは勝っても負けても経験というのは毎回得られますし、経験をどう生かせるかは大事だと思います。だからといってチームですごい結果が残せるかというと、それは分からないですけど、そういった意識でやるのは大事だと思います。いつ花が咲くのかは分からないですけど、重要な1戦で勝利という結果を得られる力を付けて行くのは必ずやっていかなければならない」

--ジャンプアップはないと言ったが、あのブラジル戦からここまでの歩みを振り替えると?

「試合に出られない時間の方が多かったですし、今日に限っては長くプレーができましたけど、大会を通して出られなかったのが実力だし、信頼度というのはあると思う。でも試合に出られなかったという経験を得られたことも、サッカー選手として大きくなるためには必要だと思いますし、また新しい気持ちでこれからのシーズンを迎えることができるかなと思います」

語りの中で信頼度という言葉が重く響いた。ブラジルを相手に柴崎らしいプレーをほとんどできずに終わったこと。それは日本代表における柴崎の位置づけ、アギーレ監督の評価をセットバックしたことは確かだ。しかし、当時からそれを自分の実力と受け止め、その後のJリーグでしっかりと試合を重ね、直前合宿から開幕後の練習にかけて黙々とトレーニングに励んだ結果が、UAE戦の限られた時間の中でそれなりの成果を実らせたのだ。

それだけに準決勝、決勝での柴崎を見てみたかったが、残念ながら今大会は準々決勝でピリオドを迎えてしまった。しかし、ここから先にも日本代表は続いていく。Jリーグでしっかり結果を残し、再び日本代表に選ばれれば、より出場機会を増やしていくチャンスは十分にある。結果が悔しいのは当たり前だが、決してネガティブに捉えていない柴崎の姿が試合後のミックスゾーンにあった。

昨年の10月にタイで、柴崎の大先輩でもある元日本代表の岩政大樹と話をする機会を得た。現在はトロサーサナを退団し、J2のファジアーノ岡山で新たな挑戦をスタートさせた岩政には良く柴崎から相談のメッセージが届くという。「あいつ、俺のことが大好きなんですよ」と笑う岩政は「なかなか代表に選ばれなかったことは、彼のキャリアを考えると良かったんじゃないかと思います」と語った。

その岩政がモットーとしているのがポジティブシンキングで、試合に負けた時や出られなかった時、その瞬間は悔しさを表しても、すぐに切り替えて良い方に考えるという。「今回は負けたけど、その負けがあったからこそ次はいい方に行くんじゃないか。そう考える様にしているんですよね」という岩政の考え方は後輩の柴崎にも共通するものがある。

どんなことがあっても、腐らず冷静に現状を見つめ、ステップアップの糧にしていく。そうした姿勢がジャンプアップは無くても、しっかりと大地を踏みしめて前に進んでいく。その弛まぬ姿勢が現在の柴崎を形成し、さらに先の成長にもつながっていく。試合での実績や監督の信頼、周囲の評価というのはプレーに付いてくるものだ。自分を見失うことなく、しかし歩みの速度を上げ始めた柴崎のこれからに期待したい。

河治良幸
スポーツジャーナリスト
サッカー専門新聞『エル・ゴラッソ』の創刊に携わり、現在は日本代表を担当。セガのサッカーゲーム『WCFF』で手がけた選手カードは5,000枚を超える。著書は『勝負のスイッチ』(白夜書房)、『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』(ソル・メディア)、『日本代表ベスト8』(ガイドワークス)など。Jリーグから欧州リーグ、代表戦まで、プレー分析を軸にワールドサッカーの潮流を見守る。サッカーを軸としながら、五輪競技なども精力的にチェック。NHKスペシャル『ミラクルボディー』の「スペイン代表 世界最強の”天才能”」に監修として参加。
Twitter
@y_kawaji




柴崎岳について綴る河治氏である。
代表でのことが中心である。
そんな中で岩政とのエピソードは微笑ましい。
良き先輩として接しておる様子が伝わってくる。
岳は成長過程。
今後の活躍に注目である。

シャルケ・篤人、実戦復帰

2015年01月25日 | Weblog
シャルケ内田が実戦復帰、リーグ再開前最後の練習試合にフル出場

シャルケに所属するDF内田篤人 [写真]=Getty Images

 DF内田篤人が所属するシャルケは24日、リーグ後半戦再開前では最後となるテストマッチを行い、オーストリアの強豪ラピッド・ウィーンに敵地で1-2と惜敗した。

 3-5-2のフォーメーションでスタートしたシャルケは、センターバックの一角に新加入のDFマティヤ・ナスタシッチを配置。またひざの負傷によりアジアカップを辞退した内田も、右サイドハーフで先発を飾っている。

 試合が動いたのは27分、右サイドの内田がトップ下のMFマックス・マイヤーに横パスを出し、マイヤーはペナルティエリア左のオーストリア代表DFクリスティアン・フクスへこれを流す。そしてフリーとなったフクスの豪快なシュートが、ファーサイドのゴールネットを揺らし、シャルケが先制点を奪うことに成功した。

 しかし1-0とリードして迎えた後半、ウィーンがすぐさまチャンスをものにし、48分に同点。さらに82分にも追加点を決められ、シャルケにとっては1-2の痛い逆転負けとなった。

 シャルケは31日に日本代表MF清武弘嗣やDF酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦する。




テストマッチにて先発復帰したシャルケの篤人である。
3-5-2システムの右サイドに起用されたとのこと。
先制点を演出しており、プレイの支障は無い様子。
最終に再開するリーグ戦に向けて調子を上げるのだ。
活躍を楽しみにしておる。

宮崎キャンプトレーニング2日目

2015年01月25日 | Weblog
宮崎キャンプトレーニング2日目
2015年01月24日(土)

トレーニング2日目も、昨日に引き続き穏やかな快晴に恵まれました。午前練習は2グループにわかれてのトレーニングで、第1グループの選手たちは9時からランニングを開始。ウォーミングアップを済ませた後は、プレッシングの練習を行いました。

昨日に続いて行われたプレッシング練習では、セレーゾ監督が笛を吹いてプレーを止めながら、細かく指示を出していました。移籍加入の高崎選手やファン ソッコ選手が熱心に耳を傾けていました。

その後、ミニゲームが行われました。セレーゾ監督が「ゴールが見えたらシュートを打て!リアクションをはやくしろ!」と指示を出すと、選手たちのプレーは激しさを増しました。杉本選手が鋭いシュートを何本も打っていました。


杉本選手が積極的でキレのある動きを見せました。

続いて、第2グループもランニングを終えて合流。ピッチを広く使って攻守のトレーニングが行われ、試合さながらの激しい競り合いの応酬となりました。鈴木隆雅選手がスピードに乗ったドリブル突破を見せてアピール。また、ユースの田中選手がループ気味の鮮やかなミドルシュートを決め、セレーゾ監督から称賛されていました。


中盤でマッチアップする梅鉢選手とユースの田中選手。

攻守のトレーニングを終えると、昨日と同様、ランニングとフィジカルトレーニングを実施。ボールを使った腹筋や腕立て伏せなどに取り組みました。新たなメニューを告げられるたびに、選手たちはどよめきの声を上げていました。全てのトレーニングが終了すると、ピッチに倒れ込む選手が続出しました。

そして午後練習では持久走を実施。それぞれに目標タイムが伝えられ、選手たちは必死の形相で走り続けていました。サッカー教室に参加した子どもたちも、練習の様子を見学していました。なお、GK陣は別メニューでキャッチング練習を行いました。


小泉選手「このキャンプで良い準備をして監督にアピールして、いつチャンスが来ても良いように、そのチャンスを掴めるようにしていきたい」


伊東選手「若手の部類から外れたということを意識して、自分が中心というくらいの気持ちでやっていきたい」




宮崎キャンプ・トレーニング二日目の風景である。
杉本太郎は二年目のキャンプで存在感を増しておる様子。
トニーニョ・セレーゾ監督の指示が如く、ゴールが見えたらシュートを撃ち、得点を重ねるのだ。
また、ユースの田中稔也くんの評価が高い。
走力・スタミナと共にテクニックも併せ持っておる。
このキャンプでトップチームのスピードに慣れ、昇格を目指して欲しい。
二年目の小泉は「チャンスを掴めるようにしていきたい」と語る。
GKがチャンスを掴むことは数少ない。
それを常に意識し、高いレベルで練習に励むのだ。
ユキは四年目のシーズンとなった。
昨季はレギュラーとしてシーズンを開始したが、負傷離脱によりポジションを失った。
かなり悔しい思いをしたことであろう。
もう若手ではないという気持ちは重要。
右サイドを切り裂くユキの姿を期待しておる。

満男とモトの2ショット

2015年01月24日 | Weblog
2015年01月24日(土)


キャンプでのトレーニング2日目は、午前中に攻守のトレーニングを実施。午後練習前にはスタッフによるサッカー教室が行われ、コーチ陣が子どもたちを指導しました。その後行われた午後練習では、持久走が実施されました。




顔を覗かせる満男と本山である。
これは嬉しい2ショット。
ベテランの二人が率先して練習に励み、チームを牽引する。
それが強い鹿島を支えるのだ。
今季も二人の活躍を拝める。
楽しみである。

アジア杯準々決勝 UAE戦 PK戦にて散る

2015年01月24日 | Weblog
柴崎弾も空砲「ここで負けるとは…」

後半、柴崎(中央)は同点ゴールを決め、本田(右)、酒井と喜び合う(撮影・狩俣裕三)

<アジア杯:日本1-1UAE(PK4-5)>◇準々決勝◇23日◇シドニー

 日本代表MF柴崎岳(22)のゴールも勝利に届かなかった。

 1点ビハインドで迎えた後半途中から出場。同36分にはFW本田とのワンツーパスから一時は同点となるゴールを決めて、日本を窮地から救ったかに見えた。

 PK戦でも3人目で登場し、落ち着いてゴール右上に決めた。しかし、結果はPK戦で敗れ、チームは連覇を逃した。

 試合後、表情ひとつ変えず「優勝目指して頑張っていたので、まさかこういうところで負けると想像していなかったです。決勝の舞台に立つことを目標としていたけど、ベスト8で負けてしまったので悔しい」と肩を落としていた。
 [2015年1月23日22時15分]

柴崎同点弾 どん底日本に唯一の光

後半、同点ゴールを決める柴崎(撮影・狩俣裕三)

<アジア杯:日本1(4PK5)1UAE>◇準々決勝◇23日◇シドニー

 起死回生の同点弾だった。後半36分、MF柴崎岳(22=鹿島)はボールを持ちながら冷静に穴を見抜いた。相手DFを背負う本田。パスコースは空いていた。縦パスを入れると同時にダッシュ。「(本田)圭佑さんが、自分が落として欲しいところに落としてくれた。イージーなゴールでした」。ダイレクトで振り抜いた右足ミドルシュートで、ゴール左へ。1点ビハインドで焦りの見え始めた時間帯、日本の息を一時吹き返させた。

 後半9分に、遠藤に代わって出場し日本の攻撃のタクトを振った。ボールを受けて右へ左へ、そして中へ、ピッチ上に視野を張り巡らせた。延長に入り、長友が右太もも裏を負傷すると、右サイドバックにコンバート。同時に日本の攻撃は停滞した。それほど柴崎がゲームをつくっていた。攻撃に絡むことができず、時間だけが過ぎた延長後半13分。ゴールから約20メートルの直接FKの場面では、本田からキッカーを託された。

 「壁が低い場所があったのでGKの位置を見ながら相談というか話をした。ビッグチャンスだったのに残念」。キックは相手にかすりながらわずか右へ。屈辱的な敗戦の中で強烈な印象を残した。「自信になったというより、勝てなかったことが…」。どん底に突き落とされた日本にとって、唯一の光だった。
 [2015年1月24日7時11分 紙面から]

同点ゴールの柴崎「負けるとは想像もしていなかった」/アジア杯

後半、同点のシュートを決めた柴崎(中央)を祝福する酒井高(左)と本田(右)=オーストラリア・シドニーのスタジアムオーストラリア(撮影・中井誠)

 サッカー・アジア杯第14日(23日、日本1-1UAE=PK4-5、豪州・シドニー)2連覇を目指すサッカー日本代表は、UAEと対戦。前半7分に先制点を奪われた日本は後半36分、途中出場のMF柴崎岳(22)=鹿島=がミドルシュートを決め、同点に追いついた。試合は延長戦でも決着がつかず1-1のままPK戦に突入。本田、香川がPKを失敗して、4-5で日本は敗戦した。

 後半9分に途中出場の柴崎は、豊富な運動量で日本の攻撃を活性化させた。「負けていたのでまずは1点取ることと、攻撃にアクセントを加えることを考えました。運動量を多くして、動きながらスペースを作り出そうと思っていました」と、積極的にボールに絡んだ。36分には本田との連携で見事な同点ミドルシュートを決めたが、チームはPK戦で涙をのんだ。22歳の若武者は「こういうところで負けるとは想像もしていなかったし、決勝の舞台に立つことを目指していたので悔しい」と力なく話した。


後半、同点ゴールを決め喜ぶ柴崎=シドニー(共同)


後半、競り合う柴崎(左)=シドニー(共同)


後半、同点ゴールを決め、祝福される柴崎=シドニー(共同)


柴崎時代“幕開け弾”!遠藤後継22歳の司令塔「良い経験に」
アジア杯準々決勝 日本1―1UAE(PK4―5) (1月23日 シドニー)


<日本・UAE>後半、同点ゴールを決めた柴崎(中)のもとに駆け寄る本田(右)と酒井高
Photo By スポニチ


 早すぎる敗退だったが、柴崎が確かな存在感を示した。「イメージ通りと言えばイメージ通り。圭佑さんがイメージ通りのところにボールを落としてくれた」。1点ビハインドの後半36分。縦パスを本田に通すと、そのまま前線に駆け上がりリターンパスを受けた。そしてゴール前の密集地帯の中、わずかな隙間を見つけて右足を一閃(いっせん)。弾丸シュートは左ネットに突き刺さった。

 雌伏の時を過ごしてきた。「大会を通して長くプレーできなかった。実力や信頼がそこにはあるのかな、と」。柴崎がアジア杯を振り返ったように出場は2試合。計69分間にとどまった。年末の国内合宿でインフルエンザにかかった影響もあるがベテランMF遠藤の牙城を崩せなかった。だからこそ後半9分に遠藤と交代でピッチに投入された後はボールを回すだけではなく、何度もゴール前へ進入。長くA代表の司令塔を務める遠藤とは違った持ち味を発揮した。

 9月の親善試合ベネズエラ戦で代表デビュー弾を決めた後は、所属する鹿島でもFKのキッカー役を買って出るようになった。FK練習も増やし汗を流した。わずかボール1個分外れたとはいえ延長後半終了間際のFKは地道な努力が力になってきている証拠だ。

 「優勝を目指してやってきたので、こういうところで負けるのは想像していなかった。決勝の舞台に立つことを考えていた」。自身は不完全燃焼。チームも志半ばで敗れた。それでも柴崎はこうも話した。「サッカー選手として大きくなるには、こういう経験も必要。一歩一歩段階を踏むのが自分のスタイルなんで。こういう場に来られたのは良い経験になった」。まだ22歳。伸びしろは残っている。喜べない同点弾は、次なる戦いへの大きな糧となる。


後半、ゴールを決めガッツポーズの柴崎
Photo By スポニチ


後半、シュートを放つ柴崎
Photo By 共同


[ 2015年1月24日 05:30 ]

【アジア杯】柴崎、同点弾も「負け想像していなかった」
2015年1月24日6時2分 スポーツ報知


後半36分、同点ゴールを決め香川(右)、本田に祝福される柴崎(中)

 ◆アジア杯第14日 ▽準々決勝 日本1(PK4―5)1UAE(23日、シドニー・スタジアム・オーストラリア)

 煮え切らないアギーレ・ジャパンの中で、存在感が際立った。0―1の後半9分、途中出場でMF柴崎がピッチに入ると、決定機の回数は増え、チャンスの質も上がった。チームをリズムに乗せ、同36分には自ら同点ゴール。ゆったりとしたドリブルから一転、速い縦パスを入れ、FW本田からの折り返しを右足でゴール左に突き刺した。

 「(本田)圭佑さんがイメージ通りのところに落としてくれた。イメージ通りといえば、そうですね」。元日にインフルエンザを発症。39度以上の熱が出て、チームより3日遅れでオーストラリア入りした。1次リーグは第3戦(対ヨルダン)で3分間出場しただけ。自身初の公式戦で、しかも一発勝負の決勝トーナメント。にもかかわらず、マン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せた。

 所属する鹿島は、Jリーグ最多のタイトル獲得数を誇る。柴崎は「技術よりも、試合の勝ち方を知りたい」と入団を決めた。それから4年。サブの選手が練習中は常にポジションを奪いにいく姿勢を見せ、試合になると一転、フォア・ザ・チームに徹する姿勢を見てきた。今大会の期間中はサブ組の扱い。だが、練習では全力でボールを追い続け、準備を続けた結果が、一つの形として表れた。

 「勝てなかったので悔しい。優勝を目指していたので、ここで負けることは想像もしなかった。試合に出られないという経験もできた」。2018年ロシアW杯で、代表の主力選手となるために―。敗戦の陰で、成長を遂げる選手がいた。

柴崎、同点ゴールも空砲に「残念」
2015年1月24日


 後半、同点ゴールを決め、祝福される柴崎(共同)

 「アジア杯・準々決勝、日本1(4PK5)1UAE」(23日、シドニー)

 起死回生の同点ゴールも勝利にはつながらなかった。MF柴崎岳(22)=鹿島=は0-1の後半36分、FW本田とのワンツーから小さなシュートモーションで右足を振り抜きネットを揺らした。

 昨年9月の親善試合ベネズエラ戦以来となる代表通算2得点目。「圭佑さんが欲しい場所に落としてくれた。イージーなゴールだった」と振り返った。

 MF遠藤に代わって後半途中から出場。豊富な運動量でリズムを生み出した。長友負傷後は右サイドバックも務め、延長後半13分に放った直接FKはわずかにゴール右へ外れた。「結果につながっていないので残念」。22歳は肩を落とした。

同点弾も空砲に…MF柴崎、ベスト8敗退に「想像もしていなかった」
15/1/23 21:58



[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 一時は同点となるゴールを叩き込み、日本に歓喜をもたらした。しかし、試合にはPK戦の末に破れ、ベスト8で大会から姿を消すこととなった。だからこそ、MF柴崎岳は試合後に「悔しい気持ちでいっぱいです」と唇を噛んだ。

 柴崎が投入されたのは、日本が1点のビハインドを背負って迎えた後半9分。背番号20は「負けていたので、まずは1点取ること。運動量を多くして、動きながらスペースを作り出そうと思っていたし、攻撃にアクセントを加えようとしっかりと意識して入ることができた」と試合に入るにあたって意識した部分を話した。

 すると後半36分、PA前でボールを持った柴崎は、FW本田圭佑に鋭い縦パスを打ち込むと、自らリターンパスを受けようと前線へと走り出す。そして、本田の落としをダイレクトで合わせたシュートは、鮮やかにゴールネットに突き刺さった。「同点に追い付けたときは非常に良かったと思います」と自身の同点ゴールを振り返ったものの、PK戦の末に敗れたことで「ただ、さまざまなチャンスがある中で決め切れなかった点は課題だと思います」と同点後、そして延長戦での好機を生かし切れなかったことを悔やんだ。

「優勝を目指してやっていたので、こういうところで負けるとは想像もしていなかったですし、決勝の舞台に立つことを目標としていたので、本当に今はベスト8で負けてしまって悔しいです」

 22歳の若武者は悔しさを滲ませたが、ここで立ち止まるわけではない。「僕としてはアジア杯で長く出場することはほぼなかったので、個人として、ここで得た経験をしっかりと糧にして進んでいきますし、代表としてもしっかりと反省して進んでいかないといけないと思います」と個人として、そしてチームとしてのさらなる成長を誓った。

柴崎、同点ゴールも「負けてしまって悔しい」。今後へ「ここで得た経験を糧にして進んでいく」
2015年01月23日(金)22時00分配信
photo Getty Images


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柴崎岳【写真:Getty Images】


【日本 1-1(PK4-5) UAE アジア杯準々決勝】

 日本代表は23日、アジアカップ準々決勝でUAEと対戦し、PK戦の末に敗れた。

 柴崎岳は1点ビハインドの中、途中出場を果たした。そして81分、本田圭佑とのワンツーを受けるとゴール左へシュートを突き刺し、同点ゴールを叩き込んだ。

 その後も正確なパスを味方に供給し、118分には惜しいFKを放った。それでも、日本は敗れた。柴崎も「負けてしまって悔しい」と口にした。

 負けている状態での投入だったが「まずは1点を取ること、攻撃にアクセントを加えるという意味ではしっかり意識して入ることができた」と、ゲームをコントロールし、パスでリズムを作れたことに手応えを見せた。

 また「運動量を多くして動きながらスペースを作り出そうと。様々なバリエーションの攻撃ができた」と話すように、動きを止めない柴崎にUAEの選手は手を焼いていた。

 ベスト8での敗退に関しては「優勝を目指していたので、こういうところで負けるのは想像していなかった」と悔しさを露にした。それでも「ここで得た経験を糧にして進んでいかないといけない」と前を向いた。

【了】

柴崎、大舞台でゴールも自身のプレーに不満「結果には結びついていない」
2015年01月24日(土)1時00分配信
photo Getty Images


柴崎岳の同点弾も勝利には届かず【写真:Getty Images】

【日本 1-1(PK4-5) UAE アジア杯準々決勝】

 AFCアジアカップの準々決勝、日本対UAEの試合が23日に行われ、日本代表はPK戦の末に敗戦。目標としていた連覇は達成できず、ベスト8で敗退となった。

 53分からピッチに立ち、80分には日本を勇気づける見事な同点ゴールを決めた柴崎岳は、自らのプレーを「結果に結びつかなかったのであれば、結果に値するプレーはできていないと思いますし、数あるチャンスは作れていたので、そこを決めきれなかったというのは個人としては非常に残念」と振り返り、ゴール前でのプレーの質や精度を自身の課題として挙げた。

 その得点の場面は、「(本田)圭佑さんから自分が落としてほしいところに落としてくれたので、本当に簡単な、結構イージーなボールだった」と思い通りの形だったことを明かす。

 ゴール以外にも延長後半終了間際には惜しいFKも放ち、それまで固定されてきたメンバーの中で存在感を発揮した柴崎だが、「役割は十分わかっていますし、その役割を全うできたのかと言えば、結果には結びついていない」と語り、自身のパフォーマンスには満足してはいない。

 しかし、「自分の持ち味だったり、監督が求めるプレーだったりはある程度できたかな」と初めての大舞台でのプレーに一定の手ごたえを感じたようだ。

【了】

日本はPK戦でUAEに敗れ5大会ぶり8強敗退:MF&FW編
15/1/24 08:15

[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 日本代表は23日、アジア杯準々決勝でUAE代表と対戦し、1-1のまま延長戦に突入すると、120分間でも決着が付かず、PK戦の末、4-5で敗れた。日本は96年大会以来、5大会ぶりのベスト8敗退となった。


延長後半にはMF柴崎岳の惜しい直接FKもあったが…


途中出場で後半36分に同点ゴールを挙げたMF柴崎岳


試合終盤にチーム救った柴崎岳の同点弾!
15/1/24 08:30

[1.23 アジア杯準々決勝 日本1-1(PK4-5)UAE シドニー]

 日本代表は23日、アジア杯準々決勝でUAE代表と対戦し、1-1のまま延長戦に突入すると、120分間でも決着が付かず、PK戦の末、4-5で敗れた。日本は96年大会以来、5大会ぶりのベスト8敗退となった。


途中出場でチームを救った


チームメイトもMF柴崎岳に駆け寄る


後半9分に遠藤と代わって入った


後半36分、本田にパスを入れ、パス&ゴー


本田からのリターンをダイレクトでゴールネットに突き刺した


日本の攻撃を組み立てた


柴崎のクロスから豊田がフリーでヘッドも…


延長後半13分、ゴール正面から直接FKで狙うもわずかにゴール右へと外れた


【アジアカップ】柴崎が放った“希望の光”
白鳥和洋(サッカーダイジェスト)
2015年01月23日

本田を差し置いて直接FKも。


一時は日本を救う同点弾を沈めた柴崎だが、「いくつもチャンスを作ったのに決めきれなかったので評価に値しない」と敗戦を厳しく受け止めていた。 写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 グループリーグの3試合、先発メンバーはいずれも同じ顔ぶれ。その後に続く準レギュラーが清武、武藤、豊田、柴崎、今野(左股痛で別メニュー)で、他の7選手(西川、東口、植田、太田、塩谷、昌子、小林)は“不動”のベンチ要員だ。綺麗な3層構造に分かれており、レギュラー11人を脅かす存在は見当たらない。

 例えば、長友の控えの太田は「モチベーションを保てている」と言うが、練習の雰囲気から察すると、彼に限らず準レギュラー組を含むサブメンバーからはレギュラー奪取への意欲がどうも感じられなかった。言い方を変えれば、スタメン組に気を遣いすぎているように見えた。しかし──。

 UAEとの準々決勝で途中出場ながら輝きを放った柴崎のプレーは、“希望の光”に見えた。「いくつもチャンスを作ったのに決めきれなかったので評価に値しない」と本人は一蹴するが、一度は死にかけたチームに命を吹き込む同点弾は、観る者の魂を揺り動かした。

「あそこはイメージどおり。自分が落として欲しいところに(本田)圭佑さんが落としてくれたので、イージーに決めることができた」

 印象的なのは、なにも得点シーンだけではない。延長後半の13分には、本田を差し置きFKを直接狙ったのだ。

「壁が低い場所もありましたし、GKの位置を見ながら相談というか、圭佑さんと話して……」

 柴崎は遠慮してか言葉を濁したが、本田はきっぱりと言った。「結論から言うと僕が岳に任せた」。惜しくもゴールの右に外れたとはいえ、あのFKは強烈なアピールになった。

「皆それぞれクラブでは中心でやっているので、(代表チームでも)ベンチで甘んじて良いわけがない。僕も今回は非常に難しい時間を過ごしましたけど、そういった経験も終わってみれば良いものになったと思う。

 総力戦というのは、初めてベンチの立場を経験して分かった。サブ組は良い準備をしていたし、僕以外の選手が出ていても役割をまっとうすることはできたでしょう。僕は、少しは出場できたので他の選手に比べれば救われた部分はあります」

 その後も何度か「ベンチメンバーは良い準備をしていた」と言うところに、“俺たちは控えで終わるつもりはなかった”というプライドを垣間見せた。

 アジアカップ後の代表についても、ポーカーフェイスを崩さず、冷静に語った。

「展望を話すのは難しいですが、(代表チームは)この20何年間やってきてものすごいスピードで成長してきましたけど、今は我慢する時期なのかなとも思います。ワールドカップで結果が出なかったり、こうした大会でベスト8で負けてしまうのは不本意。

 僕個人としては、短いスパンでチームを作る代表で活動する難しさを学んだ。でも、その難しさを経験しながら世界と戦うためのスタイルというか、力をつけていきたいと思う」

取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)




アジア杯準々決勝 UAE戦に挑んだ日本代表の柴崎岳である。
後半から途中出場し、値千金の同点弾を叩き込んだ。
本田圭佑とのワンツーにて放ったシュートは、ゴールネットを激しく揺らした。
これこそゴラッソ。
また、延長後半には惜しいFKも放っておる。
しかしながら、チームはPK戦にて敗退。
悔しい思いをした。
勝てる試合であった、勝つべき試合であった。
無念であろう。
今は心身共にしばしの休養を行い、宮崎へと向かうのだ。
日本代表から鹿島の岳としての1年が始まる。

宮崎キャンプトレーニング1日目

2015年01月24日 | Weblog
宮崎キャンプトレーニング1日目
2015年01月23日(金)
トレーニング1日目の午前中、宮崎は快晴に恵まれました。気温は15℃近くまで上がり、心地良い陽気の中でキャンプ初練習がスタートしました。冒頭は2グループにわかれてのトレーニングとなり、第1グループは9時からランニングを開始しました。

続いて行われたプレッシング練習では、セレーゾ監督が「走らないとプレスは習得できないぞ!球際で勝てない選手は評価されない世界なんだ!」と激しく檄を飛ばしていました。

午後練習は海岸での砂場トレーニングとなりました。選手たちはグラウンドに移動した後、雑木林の中を歩いて砂浜へ向かいました。なお、GK陣は別メニューで、グラウンドでキャッチング練習などを行いました。


山本選手「個人としては、身体を万全の状態にして、まずはACLに向けて良いトレーニングをしたい。チームとしては、勝っていくためにこのキャンプでやっていくと思うので、良いトレーニングが出来ればと思う」


川俣選手「キャンプはケガなく終わることが大事。あとはパフォーマンスを高めてシーズンをしっかり戦えるようにしていきたい」




いよいよ宮崎キャンプでのトレーニングが開始された。
山本脩斗は鹿島二年目となり、またACLに向けてモチベーションが高い。
過密日程を乗り切る体力を付けるのだ。
また、長期的視野でキャンプもシーズンも臨むのは川俣。
GKというポジションに必要な資質を持っておる。
厳しいキャンプで身体を作り上げるのだ。
期待しておる。

砂浜でのフィジカル強化

2015年01月23日 | Weblog
2015年01月23日(金)


キャンプでのトレーニング初日となった今日は、午前中にパスやシュート練習を実施し、午後には砂浜でフィジカルトレーニングを行いました。




フィジカルトレーニングを行うメンバーである。
身体を鍛え上げ、1年を通じて戦うフィジカルを作るのだ。
四大会を平行して戦う過密日程を乗り越えよ。
期待しておる。