鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

練習試合 栃木SC戦

2007年02月26日 | Weblog
練習試合 vs栃木SC 試合結果
練習試合 vs 栃木SC
2月26日(月)14:00キックオフ(クラブハウス)
鹿島アントラーズ 1-2 栃木SC
( 前半 1-1 )
( 後半 0-1 )

【前半】
■出場選手(鹿島アントラーズ)
GK  小澤
DF  石神、山住(ユース)、大道、當間
MF  遠藤、田中、船山、吉澤
FW  田代、興梠
■得点者(鹿島アントラーズ)
25分 田代

【後半】
■出場選手(鹿島アントラーズ)
GK  杉山
DF  石神、山住(ユース)、大道、當間
MF  遠藤、田中、船山、吉澤
FW  田代、興梠
■交代(鹿島アントラーズ)
後半21分 OUT:船山→IN:松崎(ユース)
後半31分 OUT:興梠→IN:佐々木
後半31分 OUT:田中→IN:小谷野


サブ組+ユースで挑んだ練習試合。
大岩・後藤とも負傷しており、流石に本職CBを欠いた状態では厳しい結果となった。
練習試合の黒星である。
この中でフル出場を果たしている田代、石神、ヤス、當間、吉澤はレギュラーに近い存在であると推測される。
そもそも田代は戦術的にサブ組なだけである。
昨日のダービーで最も長い時間試された石神は不用意なプレイをしがちな新井場へのプレッシャーとしても一本立ちを期待したい。
篤人がU-20、U-22で不在となる右SBの當間も同様。
青木、中後に続く吉澤もしかり。
ここでヤスの存在が光る。
最も選手層の厚い攻撃的MFに高校生が食い込もうとしているのである。
ライバル不在で本人の能力だけで掴んだ昨季の篤人以上に期待がかかる。
自ら「ヤス」と名乗る大物は、昨日の試合でもセットプレイを任されるなど片鱗を見せており、噂に違わぬ力を持っている。
公式戦デビューも間近では無かろうか。
しかしながら残念な事にU-20合宿に招集されており、開幕戦でのデビューは困難であろう。
が、腐る必要はないぞ。
ヤスのプロ人生は始まったばかりである。
一つ一つ経験を重ね上を目指すのだ。
そう、一つ一つである。
無理な仕官は身の破滅と心得よ。

大勝の代償は小さくなく

2007年02月26日 | Weblog
鹿島野沢が開幕絶望に/プレシーズン戦

水戸とのプレシーズンマッチで左ひざを負傷し、退場した鹿島MF野沢
<プレシーズンマッチ:鹿島4-0水戸>◇25日◇笠松運動公園陸上競技場
 鹿島が開幕まで1週間を切って大黒柱を失った。25日に水戸とのプレシーズンマッチに出場した日本代表MF野沢拓也(25)が左ひざを負傷して交代。茨城・水戸市内の病院で検査を受けた結果、左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月と診断された。序盤戦の出場が絶望的となり、10冠に向けて大きな痛手を被った。
 後方からのタックルに、野沢が崩れ落ちた。前半31分。ゴール右45度から攻撃機会を狙っていた司令塔の左ひざを悪質なタックルが襲う。再び起き上がってプレーを続行しようとしたが、左ひざに力が入らない。3分間ほどピッチで回復を待ったが同37分に交代を告げられ、試合途中に病院へ直行する。診断は「左ひざ内側側副じん帯損傷」で全治2~3カ月。3月3日の開幕戦川崎F戦のみならず、序盤戦の出場絶望を意味する重すぎる結果だった。
 重傷を負う直前まで、最も光り輝いていた。「調子がいいから、開幕を早く迎えたい」。最近、口にしていた絶好調ぶりを言葉だけでなく、プレーで見せつけた。前半23分に正確な右足シュートでゴール左上隅に先制弾をたたき込んだ。ダイヤモンド型の中盤で右MFに位置し、前の3人は自由に動き回るスタイル。鈴木強化部長は「流動的なサッカーのキーマン」と評するほど新生鹿島の中核だった。
 だが、予期せぬ故障で離脱を強いられることになった。26日の患部の状態を見て、手術が必要かどうか判断する。昨年11月のサウジアラビア戦で代表に初招集され、今月の強化合宿も参加していただけに、代表定着への道も後退せざるを得ない。
 オリベイラ監督は「野沢が不在でもチームは回らないといけない。そういう想定でチームをつくっている」と冷静さを見せた。野沢交代後はMF青木が奮闘し、開幕前哨戦は快勝を収めた。大黒柱の穴は総力を尽くして埋めるしかない。【広重竜太郎】

[2007年2月26日9時9分 紙面から]

鹿島・野沢が開幕絶望…左ひざじん帯損傷、全治3カ月

 鹿島の日本代表MF野沢拓也(25、写真)が25日、笠松運動公園陸上競技場で行われたJ2水戸とのプレシーズンマッチで左ひざを負傷。前半31分に接触プレーで同個所を痛め、試合後の検査で左ひざ内側側副じん帯損傷と診断され、全治には2、3カ月かかる見込みで、5日後に迫った開幕戦(対川崎、等々力)どころかリーグ序盤戦は絶望となった。今季からドイツW杯日本代表のMF小笠原(現メッシーナ)が付けていた背番号8を背負い、チーム唯一の現役日本代表として今月の同代表合宿にも参加していた。

 ≪野沢は負傷で全治2~3カ月≫
鹿島の日本代表MF野沢が水戸戦で後方からの悪質なタックルを受け、左ひざを負傷した。試合後に水戸市内の病院で検査を受けた結果「左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月」と診断された。これで開幕絶望となったばかりか、3月24日の代表戦(ペルーとの親善試合)の欠場も決定的となった。また、21日の流通経済大との練習試合で左足首を捻挫したDF大岩も、患部の腫れが引かないため、開幕戦出場は難しそうだ。
[ 2007年02月26日付 紙面記事 ]

昨日の試合で先制点を叩き出し好調を見せていた野沢だが、悪質なファールで長期離脱を余儀なくされた。
由々しき仕儀である。
この男に替えは効かぬ。
が、気持ちの切り替えこそが我等に課せられておろう。
前へ進むのだ。
これでナビスコ杯予選リーグを同一メンバーで戦う事が可能となったと考える事も出来よう。
代役のチューヤンと青木の奮起を促そうではないか。
ピンチこれチャンスである。
何にせよ、我等もクラブもチームも、そして本人こそ前向きに捉える事が重要である。

いばらきサッカーフェスティバル2007 水戸ホーリホック戦

2007年02月26日 | Weblog
鹿島が4-0圧勝/プレシーズン戦
<プレシーズンマッチ:鹿島4-0水戸>◇25日◇笠松運動公園陸上競技場
 鹿島が今季初のJクラブとの対外試合で4-0と圧勝した。前半20分までは停滞したペースだったが、流れをつかむと一気に、たたみかけた。前半23分、36分に、いずれもFW柳沢のアシストから2点を先取。後半も3分に柳沢、5分にMF中後が追加点を奪って試合を決定づけた。
 オリベイラ監督は「攻守の切り替えの意識づけ? これまで3、4試合やってきて意識は高まっている。ただ、どれくらいできているか数値化はできない」とクールだった。

[2007年2月25日21時13分]

鹿島に光、柳沢1G2A/プレシーズン戦

後半交代時にオリベイラ監督(左)と握手を交わす鹿島FW柳沢
<プレシーズンマッチ:鹿島4-0水戸>◇25日◇笠松運動公園陸上競技場
 鹿島MF野沢離脱の一方で、FW柳沢の好調ぶりが光明だった。前半23分、同36分と判断よくゴール前でラストパスを供給し、連続アシスト。後半3分にはMF本山の左クロスをヘッドでたたき込んで、対外試合4試合目にして初ゴールを決めた。同5分にはチーム4点目の起点となり、全得点に絡む活躍。「1週間を切った開幕に向けて、今日はいいゲームができた」と充実感を漂わせた。
 左袖にはキャプテンマークが巻かれていた。「あまり関係ないです」と多くを語らなかったが、就任が濃厚な3代目主将の責任は感じている。キャンプ中から、先頭を走るなど、チームをけん引する自覚を見せている。
 開幕戦の先発は確定的だが、シーズン中のレギュラーが保証されているわけではない。昨年7得点でブレークしたFW田代は今年4戦で6発と好調だ。「大切なのは開幕で結果を出すこと」。柳沢がチームとともに開幕ダッシュをかける。
[2007年2月26日9時16分 紙面から]

さすが主将 柳沢全4得点に絡む
 鹿島の新主将FW柳沢敦(29)がJ2水戸との練習試合で、今季初ゴールを含むチームの全4得点に絡む活躍を見せた。試合は4―0だった。
 後半3分に相手DFの一瞬のスキを突いて抜け出し本山のクロスに頭で合わせゴールネットを揺らした。「(開幕へ)いい弾みになります」と笑顔。今季清水から加入したFWマルキーニョスとのコンビも光った。互いにスペースに抜け出す似たタイプだけに、常にアイコンタクトでポジションを確認。前半37分にはその新助っ人の得点を演出するなど息の合ったプレーを披露した。「役割を分担して、お互いが特長を出せたと思う」。主力組で常にこの2トップをプレーさせているオリベイラ監督も「彼ら2人はスピードがあり、クレバーだ。試合を重ねるごとに連係も良くなっている」と満足げ。
 紅白戦も含めコンビを組んだのは、これでまだ4試合。「時間をかければもっと良くなる。開幕までの1週間、細かいことをさらに詰めていきたい」と柳沢。マルキーニョスとの新コンビでエースがチームを悲願の10冠へ導く。

 ≪野沢は負傷で全治2~3カ月≫鹿島の日本代表MF野沢が水戸戦で後方からの悪質なタックルを受け、左ひざを負傷した。試合後に水戸市内の病院で検査を受けた結果「左ひざ内側側副じん帯損傷で全治2~3カ月」と診断された。これで開幕絶望となったばかりか、3月24日の代表戦(ペルーとの親善試合)の欠場も決定的となった。また、21日の流通経済大との練習試合で左足首を捻挫したDF大岩も、患部の腫れが引かないため、開幕戦出場は難しそうだ。
[ 2007年02月26日付 紙面記事 ]


キャプテン柳沢初ゴール&2アシスト
 ◆プレシーズンマッチ 鹿島4―0水戸(25日、笠松) J2水戸とのプレシーズンマッチで鹿島のFW柳沢が1得点2アシストなど、全得点に絡む大暴れ。リーグ開幕・川崎戦(3月3日・等々力)に向け、ヤナギ復活をアピールした。
 後半3分、左サイドのMF本山からのクロスに、柳沢が反応した。相手DFのすき間を縫うようにゴール前に突進。最後は、頭でゴール中央にたたき込んだ。練習試合を含めると今季4試合目で初ゴール。小さく拳を握りしめ、「これが(開幕へ)弾みになればいい」と笑みを浮かべた。
 前半23分にはMF野沢の先制点、同36分にはマルキーニョスの追加点をそれぞれ丁寧なパスでアシスト。さらに、後半4分には、柳沢のパスが起点となり、MF中後の得点を呼び込んだ。「今日はいい試合ができたと思う」手応えを十二分に感じた内容だった。
 この日は初めてキャプテンマークを巻いた。本人は「特に意味はないですよ」と笑ったが、主将デビュー戦に期するものはあったに違いない。「大事なのは開幕戦。これに満足しないで次の試合で結果を残すこと」。柳沢は主将らしい言葉で締めくくった。

(2007年2月26日06時09分 スポーツ報知)

【プレシーズンマッチ:水戸 vs 鹿島 】オリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント  [ J's GOAL ]
●いばらきサッカーフェスティバル2007
2002FIFAワールドカップ開催記念事業
2月25日(日)13:05 kick off/笠松/8,823人
水戸 0-4 鹿島
得点者:24'野沢拓也(鹿島)37'マルキーニョス(鹿島)48'柳沢敦(鹿島)50'マルキーニョス(鹿島)
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●オリヴェイラ監督(鹿島):
「前任者の真似をするわけじゃないが、質問してください」
Q:攻守の切り替えを肝にしていたが、今日やってどうだったか?
「ゲームを3試合、4試合やっていたんで、意識はできてきている。どのくらいできたかを数値化するのは難しいが、意識はできていると思う」
Q:野沢のケガについては?
「状況が分からないので、今は何ともいえない。野沢がいなくてもチームが回らないとダメだし、そういう想定でチームを作ってきた。状態は今日も悪くなかったし、今後も問題ないと思う」
Q:2トップの出来については?
「2人は日本のサッカーに求められる機動力を持っている。チームとして生かそうと思っているが、もっといい連携ができるまでには時間がかかると思う。2人には細かい要求を出していくつもり」
Q:今日も相手が引いていて、新井場が高いポジションを取っていたが?
「彼の特徴はスペースを突くこと。それが一番だ。彼はポジショニングについて、経験とノウハウを持っている。今日も状況に応じて使ってた。今日のように引いてスペースのないチームには、サイドバックが追い越して前へ出ることは大切になる。彼はそれを見極めて自分の判断でやっていた。ゲーム中に柔軟に判断してプレーしてくれたと思う」
Q:ダニーロのできについては?
「彼のポテンシャルの高さは攻守にわたってのものだし、これからどう生かしていくかだが、今は細かいことはいえない。彼にはゲームメーク力、リズムを変える力、守備力があり、後ろから飛び出してフィニッシュで終わる仕事も得意だ。その特徴をチームの中で生かす形を取っていきたい」
以上

【プレシーズンマッチ:水戸 vs 鹿島 】試合後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山雅志選手(鹿島):
「今はコンディションがいいんで、昨年の終わりくらいのプレーはできそう。今日の立ち上がりは相手の前からのプレスが厳しくて、芝も引っかかったりして、悪い時間になってしまった。でも徐々によくなった。相手がJ2だからいいけど、J1だったらこの時間帯に付け込まれる。1週間しっかり修正したい。中盤も最初は流動的じゃなかったけど、ポジションチェンジをしつつ修正した。自分の位置は昨年より少し下がり目なんで、敵がいないだけやりやすい。試合をこなすごとにやり方が分かってきた。今日はプレスのかけ方だったりが収穫。拓(野沢)がケガをしたのは痛いけど、青木とも2試合やっているし、問題ない」
●内田篤人選手(鹿島):
「今日の前半はサイドチェンジが全然出せなかった。点が入ってからリズムができてきた。リズムを作りながら点を取るより、点を取りながらリズムを変えるほうが簡単。自分としては危ない部分もあったと思うし、もっと改善したい。2年目ということは意識してないけど、DFなんでもっと失点を少なくしたい」
●柳沢敦選手(鹿島):
「マルキーニョスとのコンビ? お互いを見ながら特徴を出せているし、いい感じでうまくできていた。芝に慣れるまで大変だったけど。大事なのは開幕で結果を出すこと。それに集中したい。来週1週間、細かいことをやっていくんで、課題は修正していけると思う。自分のゴールは弾みになるといいけど、満足せずにやっていきたい」
●中後雅喜選手(鹿島):
「中盤のバランスはまずまずだった。拓(野沢)さんのケガは想定外。でも代表でいなかった時に青木が入ってやっていたので、今日もすんなりできた。自分の役割は、中盤の底の時はバランスを取って、攻撃より守備を重視ししてボールを散らすことを考えた。途中から右に入って、今度は前へ前へと出るようにした。どのポジションにも役割があるし、意図を汲くんでやらないといけない。2年目だし、今年はスタメンで出ることも多くなると思う。責任も出てきたし、自分が中心になってやらないといけない。4点目はラッキーゴールだったけど、それも貴重な1点だ」
●岩政大樹選手(鹿島):
「チーム力が上がっている手ごたえはある。昨年の今の時期は代表が抜けて外国籍選手もケガをしていた。そういう違いもあるから。ファボンとは、彼も頭がいいし、すごくポジショニングとかが分かっている。このままいい形でいけばいい。守っていて楽しい。2人で今日のような失点ゼロが続けば、周囲にもいい印象をもってもらえる。チームにも安心感が生まれると思う。監督も去年より後ろに重きを置いている。アウトゥオリ前監督は前へ前へと比重をかけたので、失点が増えるのも当然だった。今年は改善されると思う」

以上

FWが得点がする。
久しぶりに我が鹿島に”2TOP”が結成された。
紅白戦・練習試合でほぼこの二人で固定し熟成させた結果がここに現れたのである。
しかしながら、固定されながらも聞こえてこなかった得点者柳沢敦の名を怪しむ声も0ではなかったように思う。
昨季の成果は非常に低かった事に輪をかけ、若手がエースナンバー9を引き継いだため期待の目を田代に向けたくなったやむしらぬ。
が、その声を拭い去るかが如き結果である。
喜ばしき事この上ない。
流し目で殺されてしまうところである。
また、この試合で特筆すべきは本山と新井場のポジションチェンジである。
ダニーロの起用で後ろ目のポジションに下がった本山が更に後ろに下がり、そこへ新井場が上がっていく。
攻撃の形にバリエーションが増え、観る者も楽しい。
そして、サイドが上がった穴をどう埋めるかという問題に対して手を打っている事も嬉しきこと。
まさに昨季よりの積み重ねである。
ローマは一日にしてならず。
Rome wasn't built in a day.
Roma non fu fatta in un giorno.
明日も、また明日も一歩一歩進んでいく事こそ肝要である。