無知の知

ほたるぶくろの日記

安心ボタン

2012-09-04 12:40:28 | 日記
環境に大きな変化が現れています。少しずつ進行していたのですが、徐々に顕在化しています。私もそれに伴って忙しくなってきています。危ない目にもあったりして(一応今のところ命への危険はないと判断しています)緊張することが多いのです。何をしていても気持ちが沈んだり、落ち着かなかったりしていました。

そんな中で週末子供と外を歩いていまして、近くのキリスト教会の前を通りかかかりながら
(子)「これはなんなの?」
(私)「キリスト教会よ」
(子)「え、チャペルなわけ?そういえば結婚式やってるのこの間みたなあ」
(私)「そうですよ、毎週信者さんが集まって礼拝(プロテスタントです)やってますよ」
(子)「あのさあ、宗教ってなんだろう。私は宗教っていうとオウムとかさ思いだすんだけど、宗教って変じゃない?」

何といいますか、宗教に対するあまりの無知さに困惑した私なのですが、次に思わず言ったことはこんなことでした。
(私)「宗教ねぇ、まあ、信じてもいいのはご先祖様だけですね」
(子)「ああ、おばあちゃん(私の母、故人)とかね、伯父さんとかね、それは私信じられる」
この会話には二人でとても納得し、心に残ったのでした。

さて昨日の仕事中、作業をしながらいやな緊張感に気分が悪くなりかけていました。なんだか泣きたいような座り込みたいような、心が冷えているといいますか、なんとも救いようのない気分でした。胸が張り裂ける寸前のような感じでしょうか。そんなとき、子供との会話を思いだしました。「そうそう。信じていいのはご先祖様だけ。本当にそうよねぇ」そんな風に思った、次の瞬間でした。突然にふんわりといろいろな心配事が解けてすうっと心が楽になったのです。文字通り、呪縛が解けたとでもいうような感じでした。そうして、なんだか心がとても暖かくなり、安心したのです。私は何回も「信じていいのはご先祖様だけ」とその後もずっと繰り返していました。

脳の中の安心ボタンは本当に不思議なところにあります。またひとつ見つけてしまいました。