会計スキル・USCPA

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米国は尖閣を守るのか

2010-10-24 12:21:52 | 政治

中国漁船の船長を逮捕したんで、あれやこれや議論が出てきて、いろんな人が発言していたわけですが、ここでは、孫崎氏のインタビューをご紹介したんでした。

孫崎 享インタビュー

管政権になって、米国よりの政策をとるようになって、本来であれば逮捕せずに強制送還で対応するはずが、逮捕してしまった。外務省の情勢判断力が衰えており、逮捕による中国の予想される反応を見誤った、とかで。

で、今回の騒ぎで、特をしたのは中国と、米国で、日本は得るところが無かった、逆に損をした、ってなハナシでございました。

米国は、今回、日本に漁船船長を逮捕させ、中国の強気の反応を引き出すことで、日本国内の危機感があおられて、日米関係強化の動きを正当化させることにつながる、とかかんとか。

ふむふむ、今後どんな動きが出てくるんだろう、と思っていたら、

もう出てもうとるヤンケ。

日米同盟強化へ防衛費増を CSISシンポ、提言相次ぐ 2010/10/19

日本経済新聞社と米戦略国際問題研究所(CSIS)は19日、共催の第7回シンポジウム「安保改定50周年、どうなる日米関係」を東京・大手町の日経ホールで開いた。中国の台頭や北朝鮮情勢などに懸念が広がる中、日米双方の出席者が有事をにらんだ防衛協力などの必要性を指摘。日米同盟を中長期的に強化すべきだとの提案が相次いだ。


まあ、露骨というか、分かりやすいというか、びっくらこきました。
民主党に政権交代した時に、米国との関係はどうなるんだ、と米国内でもあれこれメディアが報じていて、ここでも紹介しましたが、もうすっかり問題解決。孫崎さんのハナシを聞いてると、自民党時代より悪化している可能性もあったりして。

このシンポジウム、肝心のキャンベル国務次官補は欠席みたいで、まあ、当局者の発言ではないんですがね。

日経CSISシンポジウム

※「特別講演1」は、カート・キャンベル氏(米国務次官補)に代わり、ジョン・ハムレ氏(米戦略国際問題研究所(CSIS)所長 兼 CEO)が講演いたします。
※「特別講演2」は、講師が、カート・キャンベル氏から前原誠司氏(外務大臣)に変更となりました。


この地域の実質責任者たる次官補が出席するかしないかでは、シンポジウムの重みに大きな違いがあるんでしょうな。
主催者の日経の記事も中途半端な感じが良く出てます。

ブレア氏は5月までオバマ政権の情報当局トップを務め、ナイ氏らも民主党に近い。提言は同政権の日米同盟への考え方を反映しているとみられる。

ブレア氏はオバマ大統領に解任された、とかは当然書いてない書いてない。


まあ、それは良いとして、その肝心のキャンベル氏がどんな発言をしているかということなんですが、


South China Sea: A Key Indicator for Asian Security Cooperation for the 21st Century


CBSのボブ・シーファーがモデレーターをやってます。

21分あたりからですが、

1、米国は究極の主権問題についてはポジションをとらない
2、しかしながら72年に沖縄を日本に返還した際に、この諸島も一緒に返還した経緯があって、
3、クリントン長官も発言したように米国の、この諸島に関連するの安全保障に関する米国の責任は明らかだ

まあ、具体的にどう責任を全うするのかはよくわからないし、孫崎さんのおっしゃる通り、軍が動くことは難しいんでしょうがね。まあ、こう発言しているわけですな。

尖閣も日米安保条約の対象になるって、クリントンさん、ホンマに言ったんかいな。


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