yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

台湾中央研究院-1 なぜか台湾に来ていますの条

2010-08-23 09:37:44 | 歴史・考古情報《東アジア》-1 中国
 台湾中央研究院所蔵資料調査のために昨日から台北にいます。
 初めての台湾でとても緊張していましたが、事前のみなさん方からの情報通り、とても過ごしやすいところです。もちろん暑いのは暑いのですが、日本があの暑さですから、こちらの人に日本は35度ですというとびっくりされていました。

 初日は中央研究院の構内を今回の研究に誘って頂いた同僚のTTさんや東大のSSさんに御案内頂きました。
 この研究院は蒋介石が大陸から持ち出した様々な遺産を研究・保管するために設けた研究機関らしく、広大な敷地(ほぼ日本の大学くらいの敷地があります)に文系・理系の研究機関が軒を並べています。中国の社会科学院の元の機関だったようで、ロシアなら科学アカデミーと言ったところでしょうか。

 今日から院内の歴史語学研究所で居延漢簡等を調査しますが、それぞれ中国本土にあった貴重な歴史遺産、例えばこの研究所では殷虚の膨大な遺産を所蔵・研究しています。

 まず今日はこの研究院の基礎を築いた胡適先生の足跡を訪ね歩きました。

 

 台北空港です。とてもオープンな空港で驚きました。



 市内にはどんどんと高速道路網が建設されていっています。ここでも車社会が拡大しています。



 中央研究院附属のホテルです。どうして日本の研究所や大学にはこうした施設がないのですかね。恥ずかしい!!



 蒋介石は台湾移動後いち早くこうした文化・研究施設を建設したそうです。どっかの政治家とえらい違いますな~。





 これが今日我々がこれから行くところの歴史語学研究所です。



 椰子並木がこの研究所のメイン道路です。



 コンビニもありますよ!



 ノーベル賞を受賞した方のお墓だそうです。



 胡適先生のお墓です。著名な先生を蒋介石はアメリカから呼び寄せたそうです。



 胡適先生の眠る丘から研究院が見渡せます。



 今回は中央研究院の院士、邢義田先生の御配慮で見学できます。日本で言うところの学士院会員です。

 さて、これから調査開始です。極めて真面目な、終日研究所の研究室で調査です。

 台湾いいところですよ!是非中央研究院にも行って見て下さい。水・土には各研究所附属展示施設が見学できます。行ってみようかなと思ったら、こいつをポチッと押して下さいね→人気ブログランキングへ
 

 

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