ここのところほぼ毎年開講しているPBLセミナーという授業で成果を示す展示会を開いているが、今年のテーマはなぜか「江戸」であった。
その成果展を三重大学の総合研究棟という建物のロビーを使って開催することになった。博物館施設を持たない三重大学なので、こんなところでやらざるをえない。残念なことだ。
2012年1月16日(月)から20日(金)9:00~17:00
短い期間での展示会だが、お近くにおいでの方は是非お立ち寄り下さい。
PBLセミナーA “博物館学芸員への道” 企画展示会に寄せて
「浮き浮き江戸ウオッチング」への誘い 山中 章
今年のPBLセミナー展示会の総合テーマは「江戸」となった。
開講に当たり受講生10人を二班に分けて展示構想を自由に討議するところから始まった。受講生は全員女子。人文学部文化学科が9人、生物資源学部が1人という内訳だ。
過去の展示会のテーマなどを図録などから紹介し、参考にしてもらった。人物埴輪がいい!という意見、原始古代の装身具をやろうという案もあった。ところがいつしか二班とも江戸時代をやろうということで落ち着いた。どうも吉丸先生と塚本先生の熱意溢れる共通教育での授業が大いに刺激を与えたらしい。特に吉丸先生がご専門の江戸文芸には関心が高く、いろいろ議論する内に、展示するには「浮世絵!!」ということになった。しかし私の手元には大した資料もない。駆け込むようにして吉丸研究室の戸を叩き、
「浮世絵に関する資料をお貸し頂けませんか?」
ということに。あるワあるワ!棚のあちこちから次々と関係書籍が出てきた。
「どうぞご自由にお使い下さい。なんでしたら浮世絵も少し持っていますよ」
ということで、本物を見せて頂くことになった。それどころか、1コマ分、江戸から明治にかけての印刷事情、出版事情について講義までして頂いた。もちろん学生の目の輝きが違った(これぞPBL!!思わず手を打った)。
さて、たくさんの資料は手に入ったのだが、ここからが大仕事、当然読まなければならない。しばらく「学習」の時間が続いた。そしていよいよ展示構想である。どんなテーマにするのか、何を展示するのか。知恵を絞った結果が
A班 江戸の美
B班 浮世絵の秘密
とあいなった。「江戸の美」コーナーでは伊勢市にある根付博物館から実物を借りて展示することになり、後日借用のお願いにも上がった。まさに学芸員として必ずやらなければならない任務である。
次いでポスターとチラシの作成。これもなかなか手間取ってしまい、できたのは年末近くになってからだった。そして展示図録がこれである。今回は会場が研究教育棟のロビーをなった。学生達の力作をご堪能下さい。
2012年1月16日
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その成果展を三重大学の総合研究棟という建物のロビーを使って開催することになった。博物館施設を持たない三重大学なので、こんなところでやらざるをえない。残念なことだ。
2012年1月16日(月)から20日(金)9:00~17:00
短い期間での展示会だが、お近くにおいでの方は是非お立ち寄り下さい。
PBLセミナーA “博物館学芸員への道” 企画展示会に寄せて
「浮き浮き江戸ウオッチング」への誘い 山中 章
今年のPBLセミナー展示会の総合テーマは「江戸」となった。
開講に当たり受講生10人を二班に分けて展示構想を自由に討議するところから始まった。受講生は全員女子。人文学部文化学科が9人、生物資源学部が1人という内訳だ。
過去の展示会のテーマなどを図録などから紹介し、参考にしてもらった。人物埴輪がいい!という意見、原始古代の装身具をやろうという案もあった。ところがいつしか二班とも江戸時代をやろうということで落ち着いた。どうも吉丸先生と塚本先生の熱意溢れる共通教育での授業が大いに刺激を与えたらしい。特に吉丸先生がご専門の江戸文芸には関心が高く、いろいろ議論する内に、展示するには「浮世絵!!」ということになった。しかし私の手元には大した資料もない。駆け込むようにして吉丸研究室の戸を叩き、
「浮世絵に関する資料をお貸し頂けませんか?」
ということに。あるワあるワ!棚のあちこちから次々と関係書籍が出てきた。
「どうぞご自由にお使い下さい。なんでしたら浮世絵も少し持っていますよ」
ということで、本物を見せて頂くことになった。それどころか、1コマ分、江戸から明治にかけての印刷事情、出版事情について講義までして頂いた。もちろん学生の目の輝きが違った(これぞPBL!!思わず手を打った)。
さて、たくさんの資料は手に入ったのだが、ここからが大仕事、当然読まなければならない。しばらく「学習」の時間が続いた。そしていよいよ展示構想である。どんなテーマにするのか、何を展示するのか。知恵を絞った結果が
A班 江戸の美
B班 浮世絵の秘密
とあいなった。「江戸の美」コーナーでは伊勢市にある根付博物館から実物を借りて展示することになり、後日借用のお願いにも上がった。まさに学芸員として必ずやらなければならない任務である。
次いでポスターとチラシの作成。これもなかなか手間取ってしまい、できたのは年末近くになってからだった。そして展示図録がこれである。今回は会場が研究教育棟のロビーをなった。学生達の力作をご堪能下さい。
2012年1月16日
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