yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

「第28回壬申の乱ウォーク・油日(あぶらひ)近辺を巡る」ご案内 の条

2013-04-30 10:34:25 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
 2013年4月13日(土) 午後2時10分から大矢知市民センター 2階 大会議室にて平成24年度久留倍官衙遺跡を考える会活動報告会で講演しました。参加者数  80人
  講演タイトル「シルクロードの都市と石窟」      


 久留部官衙遺跡を考える会の中心事業である壬申の乱ウオークも予定の半分を過ぎ、28回を迎えます。今回は、「油日(あぶらひ)近辺を巡る」ということで、高市皇子合流ルートである草津道の一端である油日周辺を歩くことにしました。
 実施日時 2013年5月11日(土)集合時間 午前10時05分 集合場所 JR油日駅前
 参加費用 1000円(甲賀歴史民族資料館、檪野寺・秘仏特別公開・拝観保険料)含む(集合場所にて集金させていただきます。)
 参加希望の方は、別紙申込み書によりできるだけ事前にお申し込みください。
ウォーク行程  (総行程 7.7km)
(10:10) 受付 JR油日駅(10:30)出発⇒赤鳥居⇒ (2.2km)⇒
(11:00)油日神社参拝・甲賀歴史民族資料館見学 昼食(12:15)⇒(1.4km)⇒
12:45 檪(らく)野寺(やじ)13:30⇒(2.3km)⇒(14:1 0)鹿深の森・くすり学習館(14:40)⇒⇒(1.8km)⇒(15:15)JR油日駅     

JR時刻表
(往 路)                   (帰 路)
(関西線)   (紀勢線)
弥富  8:05  津   8:26     (草津線) 油日  15:34
長島  8:09  一身田 8:37    (乗り換え) 柘植  15:40 
桑名  8:14  下庄  8:44     (関西線) 柘植  15:41 
朝日  8:19  亀山  8:51    (乗り換え) 亀山  16:06 
富田  8:23            (快速)       (普通)  
富田浜 8:26         (関西線)亀山 16:23 (紀勢線)亀山 16:32 
四日市 8:35                 (普通)   下庄   16:38
亀山  8:59          四日市 16:51 17:05   一身田  16:45 
                 富田浜     17:10   津    16:50
 (乗り換え)           富田     17:13
(関西線) 亀山  9:08     朝日     17:16
(乗り換え)柘植  9:34     桑名 17:07 17:23
(草津線) 柘植 10:00      長島     17:23
      油日 10:06      弥富     17:28
                  (快速)  (普通)

 
以下の様な内容を明記して担当の前川まで参加申し込んで下さい。
第28回壬申の乱ウォーク・油日近辺を巡る           
   2013年5月11日(土)
氏  名 年令 性別 電話番号 郵便番号    住   所



※第28回壬申の乱ウォーク (各駅から油日駅まで片道運賃)
弥富 1,110円      津   740円
長島 1,110円      一身田 650円
桑名 1,110円      下庄  570円
朝日  950円
富田  950円
富田浜 950円
四日市 820円
亀山  480円

(申し込み先)〒510-8022
四日市市蒔田2-4-9  TEL / FAX 059-364-0395
前川勝宏 

(上記不在の時)会 長 井上佳和 まで
〒510-8034 四日市市大矢知町338-2 TEL/FAX 059-365-7969
申し込み〆切 5月7日必着とさせていただきます。

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第21回考古学研究会東海例会のご案内の条

2013-04-29 18:15:04 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
 私たちが始めた考古学研究会東海例会。二年程前に代表などを退いて、最近は開催案内を受け取る側になっている。毎年2月と8月の第一土曜日あるいは土日に開催することになっていたのだが、今年は7月にあるらしい。東海四県にある大学と県を回っているのだが、今年は三重県の番である。そこで会場を三重大学で用意して開催することになった。テーマは「環境変化と人類活動―更新世から完新世への移行と東海地方の石器群―」ということで担当者の三好さんの熱い思いのこもった素敵な内容である。今から是非予定に入れておいてほしい(もっとも、かく言う私は当日と前日に日文研のシンポジウムで発表しなければならず、出席できないのが残念だ)。

東海例会

第21回考古学研究会東海例会
環境変化と人類活動
―更新世から完新世への移行と東海地方の石器群―

日時   2013年7月27日(土)
場所   三重大学人文学部3階大会議室
開催趣旨
 縄文時代草創期には、更新世から完新世への劇的な環境変化が生じた。多くの古環境データから、長く続いた寒冷な環境が急激に温暖化した後に再び寒冷化し、その後、温暖な完新世を迎えたことが分かっている。この時期に、日本列島では定住化や土器の使用、食料資源の開発、狩猟具の変質などの多面的な変化が生じた。
 縄文時代草創期の東海地方東部には、数多くの有茎尖頭器が分布し、全国的にみても遺跡が集中する箇所である。また、縄文時代草創期の土偶は東海地方西部と近畿地方東部のみで発見されている。重要な地域であるが、これまで環境との関係から人類活動の変遷が検討されることは乏しかった。近年の全国的な放射性炭素年代測定例の蓄積は、環境と石器群の対比を可能にしつつある。この会では、東海地方の縄文時代草創期の石器群の変化を周辺地域とともに検討し、この時期に人類がどのように環境に対応したかを明らかにしたい。

12:30~12:35  開催挨拶
12:35~13:15  研究報告1 三好元樹(志摩市教育委員会)
            「縄文時代草創期の生活と環境
             ―日本列島のなかの東海地方の位置―」
13:25~14:05  研究報告2 藤山龍造(明治大学・文学部)
            「ヒトの動きから″縄文時代のはじまり″を探る」
14:05~14:45  研究報告3 光石鳴巳(奈良県教育委員会文化財保存課(兼)橿原考古学研究所)
            「本州西部の縄文時代草創期:石器群と環境」
14:55~15:35  研究報告4 田部剛士(鈴鹿市考古博物館)
            「東海・近畿地方における石器群の変遷」
15:35~16:15  研究報告5 芝康次郎(国立文化財機構奈良文化財研究所)
            「九州地方における縄文時代草創期石器群の変遷」
16:25~17:25  総括討論
17:25~17:30  閉会挨拶
18:00~       懇親会

問い合わせ先:三好元樹(mmiyoshi@live.jp)
(考古学研究会のホームページに詳細が載っています。 http://www013.upp.so-net.ne.jp/kouken/tokaireikai.htm)



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台南国立博物館参観③の条

2013-04-28 17:23:29 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
 安平古堡を見学し、金巌楼に寄って休憩した後、いよいよ台南博物館であった。

 なぜこんなにかかったかというとできるだけ効率よく台南の遺跡を見て回りたかったからである。事前の予定よりタクシー代は少しかかったが、ま、日本ならその三倍はするのでよしとした。

 さて、博物館である。

 事前に聞いていたので大いに期待したのであるが、期待に違わぬとても中身の濃い博物館であった。

 まず圧倒されたのが進入路に沿って設けられた巨大なソーラーパネルボードである。日本にも最近できた国立九州博物館があるのだが、残念ながら、ガラス張りのデザインが斬新なだけで、その代わりにソーラーパネルを貼ればとてもよかったと思うのだが、日本の為政者は「原子力」がお好きで「エコ」がお嫌いなようだ。恥ずかしい!!

 さて一階は広々とした空間で、ミュージアムショップと子供向けのタイム列車のコーナーが大半を占める。ミュージアムショップの品揃えも十分だが、もう少しオリジナルグッズを作って置いてほしかった。



このタイム列車はとても楽しそうなのだが、子供連れでないとは入れないところが残念!!


 子供向けのタイム列車はなかなかのもののようだが、残念ながら、大人だけでは乗せてくれないので、体験して報告することができなかった。

 常設展示は二階にあり、原始から近代までが多数のジオラマと共に展示されていた。特にジオラマはとても大きなスペースを取って展示されており、大半が原寸大という代物であった。







台湾の農村風景









台南国立博物館、是非行ってみて下さい。台北から新幹線の往復で7000円+タクシー

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台南国立歴史博物館参観②の条

2013-04-28 11:56:47 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
 途絶えていた台湾報告の続きです。

2013年2月22日
 一日だけ取れた『観光』の時間を利用して台南に行きました。前半は既に報告しましたが、後半は国立台南博物館でした。T大学のSS教授お進めの博物館です。

 塩博物館を後にして安平古堡に向かう途中、タクシーの運転手の誘いで、国定公園となっている嘴がヘラ状で、黒くなっている珍しい鷺の生息する干潟を見学することになった。
 遠目に備え付けの望遠鏡でしか見えないのだが、日本に比べるとやや大きめの鷺の歩く姿や魚をついばむ姿はなかなか見応えがあった。






途中でお昼を食べた後、安平古堡に向かう。


お昼は台湾餃子。

安平古堡は意外と充実した施設だった。


展望台のある遺跡


遺跡の平面図


オランダ軍の大砲


内部の城壁


保存された遺構(ただし、乾燥してよくわからなくなっていた。こうした遺構公開の限界であろう。)


解説板も色あせていた。





この後、市内の名所南巌楼にも行ってみた。


さていよいよ台南博物館である。入り口道路沿いに置かれた巨大なソーラーパネル。


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久しぶりです、少しずつ再開しようかなと思っている今日この頃の条

2013-04-24 18:35:45 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
こういうものは一度途切れるとなかなか再開できないものですね。

台湾に行って、その続きを直ぐ書くつもりが、直後にチュニジアへ行かなければならず、









(いずれ報告しますが、チュニジア、最高!でした。)

その準備やら手続きやらでバタバタしている内にあっという間に時間が過ぎて、早くしなければ、と思っていると年度末になり、年度初めは年度初めで授業の準備やら何やらでドタバタし、やっと、と思っていたら今年もまた大風邪を引いて1週間ダウン!!

それがちょうど、安藤栄里子さんの一周忌の会に出た直後からしんどくなって、ほとんど一週間まともに食べないでただひたすら寝ていたのであります。もちろん授業もできないので、早速休講と相成った次第。やっぱり歳ですかね。



しかしこのまま消えるのも悔しいので、もう一踏ん張りしようかと言うことで何気なく書き出しました。

さて、こう書きながら実は、実際に書き始めたのは水曜日の晩ですから、随分日が経ってしまいました。

とりあえず、日日の行動でも書いておこうかと思います。

4月24日(水) 
朝、6時に起きてみると雨。せっかく今日は11時から津市のやっている津城の調査を見に行こうと思っていたのにこれではきっとダメだろうな・・・。そこで、気を取り直して、昨夜準備しておいた一時間目の授業の資料を印刷にかかる。80人ほどいるから結構資料の印刷に時間がかかる。

今日は授業がこれ一つなので、大して負担ではない。おまけに今日はまだ助走の授業なので、例年やっているトイレの話だが、少し新しい資料を入れて進めることにした。

授業が終わって外に出ると、雨はさらに強くなっている。当然現場はないものと思って携帯を見ると津市から電話が入っていた。折り返してみると、ナナ何と現場をしているので見に来いと言う。

慌てて一緒に行く約束をしていた学生に電話して出かけることに。現場は雨で大変でしたが、急いでいるとかで最後の追い込みをやっていました。わざわざ現場まで津市のYさんが来て下さって、説明頂きました。現説の資料を頂いて丁寧に説明して頂いたお蔭で、石垣の様子、地震ではらんだ可能性のある地層の状況などよくわかりました。

夜は、来春に控えている出版の準備で協議をし、明日の授業の資料を付くって12時頃就寝しました。

4月25日(木)
午前と午後に二コマ授業を行い、夕方から非常勤に来て頂いている毛利光先生などと連れ立って、津市教育委員会のやっている津城の調査をもう一度見に行きました。ほとんど埋められていて石垣が見られなかったのはとても残念ですが、地震痕跡といわれる地層は見て頂くことができました。津城は、藤堂高虎が1611年に築城した典型的な水城です。その石垣は一度改修されているらしいのですが、改修時にできた堀方まで地震痕跡が延びているかどうかが今後の検討課題だと言うことでした。もしこれがはっきりすればこの痕跡がいつの地震によるものかが限定できると言うことでとても期待されます。楽しみに待っておくことにしましょう。



フェンスの向こうに本丸の櫓が見えます。この石垣から写真の位置辺りまでが内堀です。浅いのですが、相当幅のある内堀と判ります。



埋め戻されてしまった現場。

現場を見た後、駅前で今年も非常勤のお願いをすると言うことでささやかな宴会です。

現在の奈文研の様子など、先輩方にも奈文研だけではなく、日本の考古学に対する先行きに大いに不安を持っておられると言うことがよくわかりました。

皆さん帰る方向が同じなので、特急に乗って、電車の中でもワイワイ。楽しく、有意義な時間でした。

4月26日(金)

午後から非常勤で宇治市まで出かける。授業が済むと少し体調が優れないので、帰宅してそのまま休憩。
夕食が済むとバタンキュウ!


実に怠惰な数日であります。今朝は九時に目が覚め、グズグズしている内に時間が過ぎたので大慌てで起き上がり、いざ原稿!!と思いきやこれがまたなかなか筆は進まず、ブログの続きを書くことに。これをアップしたら本当に、真剣に原稿に向かいます。

きっとこの次は原稿が一段落したところで、この間貯まっているいろいろな行事のご紹介をしようと思います。

ホント久しぶりでどうでもいいことしか書けませんでした。

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