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(現地説明会会場はとても素敵な芝生公園であった。)
台風13号の影響が心配された現地説明会は無事開催することができました。遠く東京からも朝早くから問い合わせがあり(実際に東京から来たという熱心な学生さんからたくさん質問を受けました)、開催が危ぶまれましたが、鈴鹿関第1次発掘調査に限り雨とは無縁の調査だっただけに最後まで雨には祟られずに済みました。余り天とは仲のよくない私にしては珍しいことでした。
(大変熱心に聞いてくださった参加者)
午前と午後の二回に分けて実施した説明会には300人ほどの人が集まりました。説明会資料ができあがったのが当日の午前二時、台風の影響が心配されたので、朝の7時半から待機してくれた亀山市教委の職員もいて、久しぶりに大変な説明会準備となりました。
早朝まで降り続いた雨がやみ、9時頃から陽の出るとても暑い天気になりました。芝生はたっぷりと水を吸い台風のもたらした熱風と相まって、まるでサウナ風呂に入っているような、うだるような暑さになりました。そんな中、午前中は主に地元の方々が、午後は大学で出した案内状で参加された県外の方々がたくさん参加してくれました。
(下段から上段を見る見学者の方々)
もちろん他の新聞がもっとまともに取り上げてくれていればこの数倍の参加者が見込めたのですが、あまりの関心の低さに開催前からこの程度だろうとのだいたいの推測は付いていました。力不足でゴメンナサイ。
(展示した遺物)
学生が寝坊するやら、遅刻するやら、大学単独で開催する現説とは少し趣が違い、午前の部は開会ぎりぎりまでごたごたしましたが、何とか無事に開くことができました。これも地元教育委員会の皆さんの献身的なご協力と三重大学考古学研究室学生のがんばりのお陰と感謝しています。
特にこれまで報告してきた内容と大きく異なる事実は今のところ無いのですが、専門家も含めて、どうも築地が折れ曲がっていることがわかりにくいようでした。それも、ちょうどコーナー部が崩落していて、肝心の築地が調査部分ではなくなっているのでよりわかりにくいようでした(もっとも、専門家ならもう少しきちんと人の説明を聞いてれば分かると思うのですが・・・アッツまた愚痴っちゃった)。
(パソコン登場)
今回の新しい趣向としては立命館大学の河角さんにお願いしてGISによる眺望というのを現地で公開しました。この準備がまた大変で、コンピューターとDVDの相性が悪い上、コンピューターそのものも拗ねてくれたもので、なかなか立ち上がらず冷や冷やしました。評判などまだ聞いていませんが、もう少し完成度の高いものをこれから用意して、報告書に間に合わせようと思っています。
少し分かってきたことは、「関の眺望」という視点です。特に西から鈴鹿の関にはいる、つまり奈良時代の東海道は伊賀を経て、柘植、加太を通り現在の旧国道25号線から鈴鹿にはいるコースですから、そこから関や今回の築地がどのように見えたかということは、特に城壁が築地であるだけに大変重要だと思っています。これを確かめるにはGISが最適であることが分かりました。河角さん、もう一踏ん張り頑張りましょうね(感謝!!)。
ところで、最近はどこの自治体もカラー刷りの現説資料を作るのですが、そんなお金と暇があるのならもう少し中身の濃いものを用意すべきではないかというのが私の持論です(お断りしておきますが、今回の亀山市の資料がそうだといっているのではありませんよ!私の怠慢でもっと詳しいものをカラー印刷する予定だったのですが、間に合わなかっただけですから。画期的なカラー印刷の数枚に渡る現説資料!と思っていたのですが、果たせませんでした。ごめんなさい!)。現説資料といえどもある程度資料として利用できるものがあれば、現場を見た印象も含めて、後にいろいろ考えるヒントが得られるからです。図面もきちんと実測した図を載せるべきですし、出土資料も、関連史料も同じです。そうすることが報告書にもつながるし、考えを整理することにもなるからなのです。確かにカラーでA3表裏にまとめた資料は一般的には見やすいかもしれませんが、果たして今の市民はそんなに教養の程度が低いのでしょうか。私は難しい内容をいかにわかりやすく丁寧に伝えるかも大事なことではないかと思っています。
もっとも今回は準備が遅れて印刷に間に合わず、追加資料ができあがったのが午前二時ですから、これは大いに反省すべきことかもしれません。
(ムカデには大変な目に遭わされただけにあちこちで注意を喚起した。)
さてこれからなんですが、まだまだ取らなければいけない図面や確認しなければならない遺構があります。しかし学生はもう終わった気分のようで、そこが問題ですね。みんな!もう一踏ん張り頼みます!!
とにもかくにも一段落しました。新しい事実確認へ明日から再出発です。記事の続編をお楽しみに!まだまだ現場はやっていますよ。終末はさすがに休みますが、どうぞ遠慮無く現場を見に来て、ご意見をお願いします。
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(現地説明会会場はとても素敵な芝生公園であった。)
台風13号の影響が心配された現地説明会は無事開催することができました。遠く東京からも朝早くから問い合わせがあり(実際に東京から来たという熱心な学生さんからたくさん質問を受けました)、開催が危ぶまれましたが、鈴鹿関第1次発掘調査に限り雨とは無縁の調査だっただけに最後まで雨には祟られずに済みました。余り天とは仲のよくない私にしては珍しいことでした。
(大変熱心に聞いてくださった参加者)
午前と午後の二回に分けて実施した説明会には300人ほどの人が集まりました。説明会資料ができあがったのが当日の午前二時、台風の影響が心配されたので、朝の7時半から待機してくれた亀山市教委の職員もいて、久しぶりに大変な説明会準備となりました。
早朝まで降り続いた雨がやみ、9時頃から陽の出るとても暑い天気になりました。芝生はたっぷりと水を吸い台風のもたらした熱風と相まって、まるでサウナ風呂に入っているような、うだるような暑さになりました。そんな中、午前中は主に地元の方々が、午後は大学で出した案内状で参加された県外の方々がたくさん参加してくれました。
(下段から上段を見る見学者の方々)
もちろん他の新聞がもっとまともに取り上げてくれていればこの数倍の参加者が見込めたのですが、あまりの関心の低さに開催前からこの程度だろうとのだいたいの推測は付いていました。力不足でゴメンナサイ。
(展示した遺物)
学生が寝坊するやら、遅刻するやら、大学単独で開催する現説とは少し趣が違い、午前の部は開会ぎりぎりまでごたごたしましたが、何とか無事に開くことができました。これも地元教育委員会の皆さんの献身的なご協力と三重大学考古学研究室学生のがんばりのお陰と感謝しています。
特にこれまで報告してきた内容と大きく異なる事実は今のところ無いのですが、専門家も含めて、どうも築地が折れ曲がっていることがわかりにくいようでした。それも、ちょうどコーナー部が崩落していて、肝心の築地が調査部分ではなくなっているのでよりわかりにくいようでした(もっとも、専門家ならもう少しきちんと人の説明を聞いてれば分かると思うのですが・・・アッツまた愚痴っちゃった)。
(パソコン登場)
今回の新しい趣向としては立命館大学の河角さんにお願いしてGISによる眺望というのを現地で公開しました。この準備がまた大変で、コンピューターとDVDの相性が悪い上、コンピューターそのものも拗ねてくれたもので、なかなか立ち上がらず冷や冷やしました。評判などまだ聞いていませんが、もう少し完成度の高いものをこれから用意して、報告書に間に合わせようと思っています。
少し分かってきたことは、「関の眺望」という視点です。特に西から鈴鹿の関にはいる、つまり奈良時代の東海道は伊賀を経て、柘植、加太を通り現在の旧国道25号線から鈴鹿にはいるコースですから、そこから関や今回の築地がどのように見えたかということは、特に城壁が築地であるだけに大変重要だと思っています。これを確かめるにはGISが最適であることが分かりました。河角さん、もう一踏ん張り頑張りましょうね(感謝!!)。
ところで、最近はどこの自治体もカラー刷りの現説資料を作るのですが、そんなお金と暇があるのならもう少し中身の濃いものを用意すべきではないかというのが私の持論です(お断りしておきますが、今回の亀山市の資料がそうだといっているのではありませんよ!私の怠慢でもっと詳しいものをカラー印刷する予定だったのですが、間に合わなかっただけですから。画期的なカラー印刷の数枚に渡る現説資料!と思っていたのですが、果たせませんでした。ごめんなさい!)。現説資料といえどもある程度資料として利用できるものがあれば、現場を見た印象も含めて、後にいろいろ考えるヒントが得られるからです。図面もきちんと実測した図を載せるべきですし、出土資料も、関連史料も同じです。そうすることが報告書にもつながるし、考えを整理することにもなるからなのです。確かにカラーでA3表裏にまとめた資料は一般的には見やすいかもしれませんが、果たして今の市民はそんなに教養の程度が低いのでしょうか。私は難しい内容をいかにわかりやすく丁寧に伝えるかも大事なことではないかと思っています。
もっとも今回は準備が遅れて印刷に間に合わず、追加資料ができあがったのが午前二時ですから、これは大いに反省すべきことかもしれません。
(ムカデには大変な目に遭わされただけにあちこちで注意を喚起した。)
さてこれからなんですが、まだまだ取らなければいけない図面や確認しなければならない遺構があります。しかし学生はもう終わった気分のようで、そこが問題ですね。みんな!もう一踏ん張り頼みます!!
とにもかくにも一段落しました。新しい事実確認へ明日から再出発です。記事の続編をお楽しみに!まだまだ現場はやっていますよ。終末はさすがに休みますが、どうぞ遠慮無く現場を見に来て、ご意見をお願いします。
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