yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

第3回長岡京歴史散歩~桓武天皇縁の地を歩く-1~開催の段

2016-03-25 15:07:46 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
第3回長岡京歴史散歩
~桓武天皇縁の地を歩く-1~
ご案内

 桜開花の報せの届く今日この頃ですが、皆様にはいかがお過ごしでしょうか。
 第3回散歩は桓武天皇と縁の深い交野の地を巡ります。

 河内国交野郡(現・枚方市)には8世紀後半に建立された国の特別史跡百濟寺跡が所在しています。百濟寺は渡来系氏族の血を受け継ぐ桓武天皇によって厚遇された百濟王氏の氏寺です。薬師寺に似た伽藍配置を採り、金堂の前には東西二塔が配されました。
 百済寺・百済尼寺は、当初、天武朝・聖武朝難波宮の南面大門から真っ直ぐ南に延びる「難波大道」に沿って設けられていました。この地は摂津国百済郡に属し、660年の百済滅亡後、白村江の戦いで復興は果たせなかった同氏が倭国の拠点としたわ?のがこの地でした。近年の発掘調査によって細工谷遺跡の一角に尼寺が、その南東部に僧寺としての道ヶ芝廃寺が確認されています。
 ところが、長岡京遷都に際し、交野郡に移建されたとされています。桓武天皇は遷都の直前にこの地に行幸したことが知られていますが、新京の地を確認した上で、多数の百済王氏に叙位します。その後も10数度にわたって行幸・遊猟しており、交野の地はお気に入りの土地だったようです。特に二度にわたって祀られた「郊祀壇」は極めて中国的な祭事であり、交野の地に対する取り扱いが際立っていたことを教えてくれます。
 今回は、長岡京からはるか離れた地でありながら、その経営に深く関わっていた百済王氏の本拠地を訪ねます。
 多数のご参加をお待ち申しております。

日時 2016年3月26日(土)13:00~15:30(宮之阪駅改札口12:45受け付け開始)
集合 13:00京阪電車交野線宮之阪駅13:10→13:20禁野車塚古墳13:30→13:50百済王神社14:00→14:05特別史跡百済寺跡・トイレ休憩14:30→14:45禁野本町遺跡15:00→15:30京阪電車枚方市駅解散
参加費資料代300円・雨天決行
〈次期行事予告〉 ◇第4回長岡京歴史よもやま話「長岡京と世界の交差点」2016年4月23日(土)13時~15時 会場 長岡京市中央公民館 ◇第4回長岡京歴史散歩「東宮周辺を歩く」 2016年5月14日(土) 12時45分 阪急電車京都線 西向日駅東口集合〈主な予定コース〉 朝堂院東第四堂→築地跡→東宮(後期内裏)→春宮→宮城東大垣→南院→西向日駅
長岡京歴史散策の会075-934-1684(古川方)


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