昨日(23日)は何年ぶりになるのだろうか、本当に久しぶりに生のクラシックを聴いてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/be/6cddd3363578327dc44c13989ed11429.jpg)
「おや?とうとうお前も山田博士の趣味に宗旨替えかい?」と疑われそうだが、そんなことはありませんよ!!
私は41年前に
「今やもう長すぎるコンチェルトなど、聴いている時ではない!」と歌った時から基本的に生のクラシックは聴いたことがない。
別に敵意を持っているわけでもないが、一度そう歌った以上、今更宗旨替えをするのは癪だから聴かないだけである。もっとも、だからと言って他の何かを聴くわけでもなく、基本的に大して音楽を聴くこともない日常生活を送っているだけなのだ(殺伐とした日常だね!)。
そんなお前がなぜ?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/80/2938cf94957174981016e543f6f43358.jpg)
要するに学生に頼み込まれて聴きに行っただけなのである。
本日の曲目は
・ シベリウス交響詩「フィンランディア」op.26
・ ショパンピアノ協奏曲第1番ホ短調op11
・ チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調op64
指揮 兼重直文
ピアノ 兼重優子
であった。
こう書いても私にはその曲がどんなメロデーだったか全く検討もつかないのだが、演奏が始まると、あ、そうか?!こんな感じなのだ。全くのクラシック(いや、音楽全部音痴かも)音痴なのである。
実は一年生の時にオリエンテーションセミナーを担当した学生の一人がこの管弦楽団の有力メンバーだったのである。定期演奏会がある度に私に招待状をくれ、「是非来て下さいね!」と誘うのである。先の教義がある以上??いかに学生の願いと言っても宗旨替えをするわけにもいかず、いつも「うにゃうにゃ」と生返事をしていたのである。ところがその学生もとうとう卒業!!なにせ彼女は考古学ではないものの中世史を専攻しており、毎週顔を合わすのである。とうとう逃げることができなくなってしまったのである。おまけに、明日なら津市のホールであるのだが、あいにく明日は用事がある。仕方なくハルバル宇治山田まででかけていって聴く羽目になったのである。
感想?
私には山田博士のように批評する能力は全くないので単なる印象なのだが、正直言って、
「以前よりはよかったと思う」
である。
「なに?!以前にも聴いたことがあるのか?」
「はい。実は8年程前にやはり授業を受けていた学生が熱心に誘うものでつい・・・。」
ただ、これも正直に言うとその時の演奏がとても下手だった!!
素人目にも揃っていない!
かの有名なドヴォルザーク「新世界より」がこのザマなのである。がっかりした。
実は私も高校生(一浪の頃までかな)の頃には結構クラシックを聴きにいっていたのである。高校の入学祝いに買ってもらったのがポータブルの蓄音機!最初に買ったのがドーナツ盤の「新世界より」だった。だから、この曲にはそれなりの思い入れがある。それが目の前の生とは余りにかけ離れたものだったからである。
私の父は戦前、とても裕福な家に育ったので、豪華な蓄音機を買ってもらい、たくさんのレコードを持ち、クラシックの世界にのめりこんでいたというのである。戦後の混乱期にはそのレコードを売って食いつないでいたというから相当のマニアだったらしい。しかしその親父も結婚し、子供ができて、日常生活に追い回される中でいつしか趣味をどこかへ追いやっていたのだが、息子がそれなりの歳になって、自らの青春時代と重ねたのだろうか、クラシック音楽会の会員になり、時間を見つけては京都会館のコンサートに通うようになったのである。しかし、多忙な父は度々その切符を無駄にしていたようだ。それが、いつの頃から私の所に回ってくるようになったのである。
つまり世が世なら私も山田博士に負けないくらいの?クラシック通だったのである(嘘! (笑))
そんな私の転機は新宿フォークゲリラだったのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/01/36be0f0ac249a3a71e0a940b31633993.jpg)
さて演奏だが、誘ってくれた学生のパートはチェロ。全体的に弦楽器や打楽器の演奏は結構よかったように思うのだが、ちょっと・・・だったのが金管楽器!最初は会場の音響が悪いのかしらと耳を疑った・・・。しかしま、学生の演奏だから、余り酷評もできないか。
それにしても羨ましかったのが娘のピアノにタクトをふるった兼重親子。ピアノのできばえは「大江光」さんにでも聞いていただくとして、演奏が終わって、真っ赤なドレスを身にまとった娘をじっと見つめて握手をするなんぞ、ホント小憎らしかった(嫉妬!!(笑))。
最初はピアノ協奏曲が終わったら途中で帰ろうかと思っていたのだが、それなりに聴けたので結局最後までいた。
ここのところ卒論卒論で夜討ち朝駆け!相当の疲労が蓄積していたが、久しぶりのクラシックで、少しはリラックスできた夜であった。
悔しいが、そろそろ45年前に戻るかな!?
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「おや?とうとうお前も山田博士の趣味に宗旨替えかい?」と疑われそうだが、そんなことはありませんよ!!
私は41年前に
「今やもう長すぎるコンチェルトなど、聴いている時ではない!」と歌った時から基本的に生のクラシックは聴いたことがない。
別に敵意を持っているわけでもないが、一度そう歌った以上、今更宗旨替えをするのは癪だから聴かないだけである。もっとも、だからと言って他の何かを聴くわけでもなく、基本的に大して音楽を聴くこともない日常生活を送っているだけなのだ(殺伐とした日常だね!)。
そんなお前がなぜ?
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要するに学生に頼み込まれて聴きに行っただけなのである。
本日の曲目は
・ シベリウス交響詩「フィンランディア」op.26
・ ショパンピアノ協奏曲第1番ホ短調op11
・ チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調op64
指揮 兼重直文
ピアノ 兼重優子
であった。
こう書いても私にはその曲がどんなメロデーだったか全く検討もつかないのだが、演奏が始まると、あ、そうか?!こんな感じなのだ。全くのクラシック(いや、音楽全部音痴かも)音痴なのである。
実は一年生の時にオリエンテーションセミナーを担当した学生の一人がこの管弦楽団の有力メンバーだったのである。定期演奏会がある度に私に招待状をくれ、「是非来て下さいね!」と誘うのである。先の教義がある以上??いかに学生の願いと言っても宗旨替えをするわけにもいかず、いつも「うにゃうにゃ」と生返事をしていたのである。ところがその学生もとうとう卒業!!なにせ彼女は考古学ではないものの中世史を専攻しており、毎週顔を合わすのである。とうとう逃げることができなくなってしまったのである。おまけに、明日なら津市のホールであるのだが、あいにく明日は用事がある。仕方なくハルバル宇治山田まででかけていって聴く羽目になったのである。
感想?
私には山田博士のように批評する能力は全くないので単なる印象なのだが、正直言って、
「以前よりはよかったと思う」
である。
「なに?!以前にも聴いたことがあるのか?」
「はい。実は8年程前にやはり授業を受けていた学生が熱心に誘うものでつい・・・。」
ただ、これも正直に言うとその時の演奏がとても下手だった!!
素人目にも揃っていない!
かの有名なドヴォルザーク「新世界より」がこのザマなのである。がっかりした。
実は私も高校生(一浪の頃までかな)の頃には結構クラシックを聴きにいっていたのである。高校の入学祝いに買ってもらったのがポータブルの蓄音機!最初に買ったのがドーナツ盤の「新世界より」だった。だから、この曲にはそれなりの思い入れがある。それが目の前の生とは余りにかけ離れたものだったからである。
私の父は戦前、とても裕福な家に育ったので、豪華な蓄音機を買ってもらい、たくさんのレコードを持ち、クラシックの世界にのめりこんでいたというのである。戦後の混乱期にはそのレコードを売って食いつないでいたというから相当のマニアだったらしい。しかしその親父も結婚し、子供ができて、日常生活に追い回される中でいつしか趣味をどこかへ追いやっていたのだが、息子がそれなりの歳になって、自らの青春時代と重ねたのだろうか、クラシック音楽会の会員になり、時間を見つけては京都会館のコンサートに通うようになったのである。しかし、多忙な父は度々その切符を無駄にしていたようだ。それが、いつの頃から私の所に回ってくるようになったのである。
つまり世が世なら私も山田博士に負けないくらいの?クラシック通だったのである(嘘! (笑))
そんな私の転機は新宿フォークゲリラだったのである。
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さて演奏だが、誘ってくれた学生のパートはチェロ。全体的に弦楽器や打楽器の演奏は結構よかったように思うのだが、ちょっと・・・だったのが金管楽器!最初は会場の音響が悪いのかしらと耳を疑った・・・。しかしま、学生の演奏だから、余り酷評もできないか。
それにしても羨ましかったのが娘のピアノにタクトをふるった兼重親子。ピアノのできばえは「大江光」さんにでも聞いていただくとして、演奏が終わって、真っ赤なドレスを身にまとった娘をじっと見つめて握手をするなんぞ、ホント小憎らしかった(嫉妬!!(笑))。
最初はピアノ協奏曲が終わったら途中で帰ろうかと思っていたのだが、それなりに聴けたので結局最後までいた。
ここのところ卒論卒論で夜討ち朝駆け!相当の疲労が蓄積していたが、久しぶりのクラシックで、少しはリラックスできた夜であった。
悔しいが、そろそろ45年前に戻るかな!?
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