yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

台湾中央研究院-2 河西回廊情報伝達網の一端を考えるの条

2010-08-24 08:00:05 | 歴史・考古情報《東アジア》-1 中国
 今日から実測です。

 これが木簡実測新兵器??です。



 早速いろいろ不具合が起こっており、改良しなければならないのですが・・・。

 果たしてうまくできるかどうか?

 でもやはり現物を見るといろいろなことが判ります。

 これは現物にあった小さな小さな傷跡です。



 24.2と言う数字の上に2ミリほどの直線が見えませんか?これに意味がありそうなんです。現物調査の楽しさの一つです。



 さてこれから何が判ったと思いますか?これは封検と言って物品などが開封された場合それが解るように(開封されないように)粘土を貼り付け印を捺す中国独特の木簡です。このへこんだ部分を「匣」とよびます。これの造り方が判ったのです!!万歳!!

 木簡をじっと見ていると疲れます。初めての台湾での昼食に出かけました。



 団長のMA先生のお薦め餃子やさんのラーメンを食べに行きました。ちょっと酸味がきついのは私には微妙ですが、胡椒がたっぷり入っていて、この暑さにはいい感じでした。

食後に東大のSS先生に案内頂いて周りを散策しました。道教寺院が一杯あるというのです。



信仰の町とでも言うのでしょうか。






 丘の上の寺院にはいろいろな「神」が祭られていました。しかし基本は道教のようです・・・?

とても見晴らしがよく、台湾一のタワー500数十㍍という塔がよく見えました。



さらにもう一つの道教寺院に参りました。ここでは興味深いことに、磚仏ならぬ磚道士が壁に貼り付けてありました。








 最期に見つけた合わせ文字。何と読むのでしょうか?
 何を願っているかは判りますね。

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