チュニジアから飛び込んできたニュースは、197年、エジプトで起こされた多数の日本人観光客襲撃事件8ルクソール事件)と重なる何ともやるせない、悲しいニュースだった。
この間、イスラム過激派と呼ばれる非人間的集団は、自らの思想と異なる者を全面否定し、文化(財)を破壊し、異教徒を次々と殺害してきた。その蛮行が、今度はチュニジアで実行され、多くの命が奪われた。そしてまたしてもバルドー博物館というチュニス一の博物館で。
実は2年前の今頃、3月末に7日余りチュニジアのカルタゴ、ローマの遺跡を見て回ったことがある。丁度ブログが停滞していた時期で、帰ってから暫くして、ほんの少しだけブログに書いたことがある。
(http://blog.goo.ne.jp/yaasanarchaeologue/e/92b3edbb3c43af505b6ef828c56f19a5)
写真数枚とほんの数行の文章だからご存じない方も多いと思う。
この時も直前にアルジェリアで石油プラントが襲撃されて、余り南へは行くなと言う外務省からの指示があって、残念ながらチュニジアの半分くらいしか回れなかったのだが、それでも想像もしなかった豊かな文化に驚嘆し、感動した1週間だったことを鮮明に覚えている。
今回の襲撃の舞台となったバルドー博物館へは行けなかったが、同じようにたくさんのモザイクを所蔵しているカルタゴ博物館はじっくり見学した。これを機会に(こんなことをきっかけにしたくはないのだが)この後暫くチュニジア・カルタゴレポートでも書くことにしようかと思う。
手始めにチュニスで見学したカルタゴ、ローマの遺跡を少し紹介しておこう。この前後のスライドは昨年末に大阪府立高等学校で行った授業「ローマ人の風呂文化と水道~テルマエロマエを考古学する~」の一部を紹介したことがある。
http://blog.goo.ne.jp/yaasanarchaeologue/e/134db84678da67300bea75fce93e2461
今回は前回省いたチュニスの一部を紹介しておこう。
チュニジアの歴史的空間
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/84/af8f74e32e61db7fdf8e981b4fd3fbd1.jpg)
ローマ人によって徹底的に破壊されたカルタゴの遺跡。これもまた異文化による文化破壊の事例かも知れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/89/47a182df8b391674e30b8bbd29204ae6.jpg)
ローマ人が設置したザクーアンの水源地とそこから延びる水道。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ae/09b218496e6d16b78d0960101eae19d7.jpg)
水道は延々20キロ余りにわたって延び、チュニスへと運ばれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/99/ca274208fe4b5afd70e08849f5c99e9d.jpg)
ザクーアンの施設
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b8/c2e9ddf53a28f8712f32b0d98962cdcb.jpg)
水道橋とその内部。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/1a/5f499504490cb9c14982ae03a93d5e15.jpg)
人を救済するために人間が作りだした宗教。それが今や異教徒を倒す強力な武器と化している恐怖。それぞれの宗義によって静かに救済を進めることがどうして許されないのだろうかと思う人はこいつをポチッと押して下さいね→![人気ブログランキングへ](http://image.with2.net/img/banner/banner_22.gif)
この間、イスラム過激派と呼ばれる非人間的集団は、自らの思想と異なる者を全面否定し、文化(財)を破壊し、異教徒を次々と殺害してきた。その蛮行が、今度はチュニジアで実行され、多くの命が奪われた。そしてまたしてもバルドー博物館というチュニス一の博物館で。
実は2年前の今頃、3月末に7日余りチュニジアのカルタゴ、ローマの遺跡を見て回ったことがある。丁度ブログが停滞していた時期で、帰ってから暫くして、ほんの少しだけブログに書いたことがある。
(http://blog.goo.ne.jp/yaasanarchaeologue/e/92b3edbb3c43af505b6ef828c56f19a5)
写真数枚とほんの数行の文章だからご存じない方も多いと思う。
この時も直前にアルジェリアで石油プラントが襲撃されて、余り南へは行くなと言う外務省からの指示があって、残念ながらチュニジアの半分くらいしか回れなかったのだが、それでも想像もしなかった豊かな文化に驚嘆し、感動した1週間だったことを鮮明に覚えている。
今回の襲撃の舞台となったバルドー博物館へは行けなかったが、同じようにたくさんのモザイクを所蔵しているカルタゴ博物館はじっくり見学した。これを機会に(こんなことをきっかけにしたくはないのだが)この後暫くチュニジア・カルタゴレポートでも書くことにしようかと思う。
手始めにチュニスで見学したカルタゴ、ローマの遺跡を少し紹介しておこう。この前後のスライドは昨年末に大阪府立高等学校で行った授業「ローマ人の風呂文化と水道~テルマエロマエを考古学する~」の一部を紹介したことがある。
http://blog.goo.ne.jp/yaasanarchaeologue/e/134db84678da67300bea75fce93e2461
今回は前回省いたチュニスの一部を紹介しておこう。
チュニジアの歴史的空間
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ローマ人によって徹底的に破壊されたカルタゴの遺跡。これもまた異文化による文化破壊の事例かも知れない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/89/47a182df8b391674e30b8bbd29204ae6.jpg)
ローマ人が設置したザクーアンの水源地とそこから延びる水道。
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水道は延々20キロ余りにわたって延び、チュニスへと運ばれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/99/ca274208fe4b5afd70e08849f5c99e9d.jpg)
ザクーアンの施設
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/b8/c2e9ddf53a28f8712f32b0d98962cdcb.jpg)
水道橋とその内部。
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