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東野圭吾「禁断の魔術」についてのいわかんというか作法について(ネタばれ満載)

東野圭吾は初期の作品を10冊程度読んで、失礼な表現であるが「飽きた」。僕がミステリーに親近感が無いのでそれが影響していると思う。

今般、軽い小説を所望したので「禁断の魔術」を購入・読了した。ベストセラー作家の作品なのであるが、違和感を論じたい。
(その違和感がこの小説の魅力であったのだが)

 

1)政治家が愛人との関係を独白するシーンは必要であるか?

主人公は姉の愛人の政治家を恨んでいたことで犯行に及ぶのであるが、政治家と彼の姉との濃密な描写がある。主人公(犯人)はそれを最後まで感知しない表現である。
僕個人としては主人公姉と政治家の関係はこの小説に味をもたらせていると思う。

しかし、ミステリーとして疑問がある。疑問といっても僕はミステリーを読まないので「種明かし」に関係ない描写が「ミステリーとして」許されるのかという単なる疑問である。
犯人はおろか、捜査関係者とはまったく関係ない描写は少し違和感がある。お話好きの僕としてはもちろん許容内だといえるが。

 

2)犯行機材の描写による違和感

僕がgoogle先生に問いかけていないだけだと思うのだが、犯罪原理がいまいち不明であった。東野圭吾氏のことなので技術的な漏れはないと思うのだが。

 

3)殺人犯の違和感

この点が非常に残念な感じ。ミステリーとして仕上げることに技術を押し込んだと思える。この部分は削ったほうがいいと感じた。

 

結論:「お話好き」の方に受けると思う、ミステリーというよりは。 

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「読書してますか」にたいする違和感

雑誌による企画で「読書してますか」という問いには、してませんというしかない。通勤や移動中に文庫の小説しか読まないからだ。小説でもハードカバーは携帯に難があるので購入しない。半沢直樹の続編が文庫化されないのでやきもきしている。早く文庫化してくれと思うのだが、無理か。いわゆるサラリーマン向けのビジネス本を買ったことが無い。もちろん漫画も読まない。

さらに「ミステリー」は読まない。
僕が小説に求めるのは「お話の面白さ」であり、「謎解き」ではないからだ。なので「お話として面白いであろうミステリー」は読む。ミステリーとしては読まないでけれど。

さらに「作家読み」をする。好きな作家を読むことが多い。ベストセラー作家でも違和感があると手に取らない。食わず嫌いである、読んでみたい作家1位の佐伯泰英氏とか。

 

話は変わる。店による推しやベストセラーをよく買う。作家読みをする僕には在庫が見えているので常時レパートリーを開拓することが必須なのである。
面白いのはJR東日本の品川駅店などである。毛色の変わった小説を推していてつい買ってしまう、なかなか面白い。というか期待している。手元に物がないので具体的な話はできないけど。
(先日狭い大崎駅店でエロ小説が平台に乗ってたので買ったが、、まぁ許す程度であった、このようにレパートリーを増やす提案はうれしいと思う)


話がまとまってないが、失礼する。

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タンクレスのトイレ(LIXIL系)の洗浄アイテムについての雑感

数年前に転居して、LIXILのタンクレスのトイレであった、分譲マンションである。

それまではタンク付きのトイレでいわゆる「小林製薬社ブルーレット(または類似品)」を使用してきた。トイレで黴や菌を洗浄ごとに殺菌するアイテムである。

タンクレスでの対応商品を探していたのだが偶然「ジョンソン社の製品(スクラビングバブル)」が有用であると感じた。前者と同じ黴や菌を防ぐアイテムである。

 

この商品は極めて優等生にも関わらず、追随するメーカーがボロクソであった。特許のからみがあると想像するのだが、小林製薬者の「ブルーレット・スタンピー」利用方法の意味不明さは特筆である。全く理解できない。他社も同等に利用方法が明快でなかった。無能な商品で消費者を惑わすのは辞めて欲しい、消費者は選択する商品が多い方が幸せになると思うのだが、ブルーレット・スタンビー他は存在が悪である。使用方法が全く理解できない。

LIXIL社は公式便器洗浄剤として、ジョンソン社のスクラビングバブルを推奨すべきである。というのはそのスタンプを貼る位置が重要だからである()。ジョンソン社はタンク式のトイレを想定して商品を発売しているのであろうけれど、LIXIL社のタンクレスの便器にマッチしているとは言い難い。スタンプする位置も含めて推奨すべきだと思う。

タンクレスが増えて便器洗浄洗剤の参入が増えた。で、小林製薬社が駄目だ。使い勝手悪すぎる。

 

という意味(スタンプする位置を明示できていない点で)でジョンソン社も甘い。LIXIL社と連携して使い方を啓蒙することが「タンクレスのスクラビングバブル」であり、タンクレスの推進役になるだろうに。

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