goo

「無駄を削減」?とほほ。。。

まずは無駄遣い排除=消費増税発言で福田首相(時事通信) - goo ニュース

家庭の会計じゃないんだから「無駄の削減」を総理大臣が言ってどうするの?地方時自治体でできないこと以外は全て権限を委譲して、予算が小さくなれば母数が小さくなって無駄は必然的に少なくなるけど、地方が選出した国会議員が国の予算を決めているので地方へ金を誘導するのは禁止にすれば無駄遣いはかなり減る。でもそうじゃないよね、多分。

無駄といえば境界は曖昧だが2つの意味があるであろう。「支出を切り詰める」と文字通り「無駄を削減」するだ。前者は財政支出を見直す、後者は文字通り。で、首相はその無駄という奴のレベルの認識は持っておられるのか?どこからが無駄でどこからが支出の切り下げなのかという点を。漠然とした無駄の削減などできるわけが無い。もしそれを本気で言っているなら政治家と言うか国家を経営するには能力に疑問を持たざるを得ない。

昨今、経営への取り組みで戦略とはなんぞやと巷で情報が氾濫している。一例では経営戦略は「資本の再配置」であるとのこと。社長がしなくてはならないのは資本が適正に運用されていなければ資本効率が落ち、会社が成長しないという。

もし社長が「(利益向上のために)無駄を削減します」と言ったらその社長は馬鹿にされるに違いない。それが社長の仕事かと。プロジェクトでも作って担当を指名してその担当の権限を保証すれば終わりだ。なにも経営の長が率先してやる事象ではないのだ。それよりも資本・資源の再配置と効率化を目指すべきであろう。

国家運営もそうでなくては困る。予算とは資源の分配であり、前年度+○○%というものでは無いはずだ。高齢化社会や社会福祉費を厚くするなら大幅にどっかの財源を削る、まさに資源の再配置である。

それをどっかの総務課長が「経費節減」てな(悪意はありません例えです)スローガンは止めてください、国家の首相の発言とは思えない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )