1回お休みだっただけになかなか濃い内容。
まひろと道長が石山寺で密会。妊娠したまひろを、夫の宣孝は「誰の子であろうとわしの子じゃ」「一緒に育てよう」と本気モードで良い、一旦下がったSNS上の評価が爆上がりに。
一方、入内した道長の娘、彰子。一条帝が彰子を無視できないよう、屏風に各々の公卿に読んでもらった和歌を貼り付けるシーンが面白い。実資は和歌を読むことを拒むのだが、あまりにも多い公卿が名を連ね、花山院まで歌を寄せてきた屏風を見て、驚く。道長に靡くのではなく、独自色を出そうとする実資をリスペクトし、これからも自分を正して欲しいと言う道長はあくまでも謙虚である。彰子は無表情なのかポーカーフェイスなのかわからないが、今のままでは一条帝の心を得ることはできない。だがそのうち大化けするだろう。どのように化けるか楽しみだなぁ。
個人的に面白いなぁと思ったのが定子の無事出産を祈って伊周と隆家が弓弦をバチンと鳴らすシーン。なかなかいい音じゃないか。琵琶の弦を引っ張って放す、まるでバルトークピチカートみたいな演奏法があるけど、その音にそっくりだな。だから琵琶は合戦物を演奏するのにうってつけなのかも。