入内した彰子の前で笛を吹く一条帝。なぜ朕を見ないのかと問うと「笛は聴くもの出会って見るものではございません」という彰子。怒らずに「これはやられた」という一条帝。無愛想すぎる答えにかえって心を動かされたらしい。
また一帝二后を納得させるため、道長と一条帝の間に挟まれる行成。字が上手いだけでなく、交渉力にも長けている。感謝して行成の手をとる道長と目のうるうるした行成。そのままボーイズラブ的展開になりそうだったが、単に道長が倒れただけだった。
再び倒れた道長をあの世から呼び戻したのはまひろ。まひろ!と叫んで意識を取り戻した道長の前にいたのは明子だった。でも動じない。明子対倫子、宣孝対道長…言葉少なながら表情や目線で演技する素晴らしさ。
一帝ニ后は実現するが、まもなく定子は亡くなってしまう。伊周の恨み爆発。どうもこれが枕草子の話題性を呼び、源氏物語の発端になりそうな予感