私は、音楽愛好者にあるまじきことなのかもしれないが「座ったまま長時間じっとしている」ことが猛烈に苦手である。近年腰痛もひどくなり、その傾向はさらに強くなった。なので、観劇・コンサート・映画鑑賞等は本当は苦行なのである。これを「自分で演奏すること」「DVDを細切れに見ること」「イヤホンで歩きながら聴くこと」で音楽活動を補ってきた。ゆえに映画についてもほとんど何も知らない。
先日金曜ロードSHOW!で「天使にラブソングを」を見て、そうだこの番組を見たら、人並の映画の知識がつくかもしれないと思った。語学番組、歴史もの、科学もの等、今見ている番組の多い中、あと一本追加ぐらいが限界だと思うのが、しばらく見てみようと思った。残念ながらこの番組が採り上げているのは映画だけではないのだが。この番組、適度なタイミングでCMが入るので、そこでいったん休憩して、家事をやったり本を数ページ読んだり、楽器練習をちょろっとやったりできるので、私も座り続けずに他のTODOリストをこなしながら映画も見れるところがいいかな。
昨日から三週連続、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズをやるというので、昨日さっそくその1を見てみた。
テーマ音楽はよく知っている。時は1985年のアメリカ。30年タイムスリップして、1955年に行って、自分の両親に会い、戻ってくる話だ。
1985年は今から35年前だ。私がアメリカにいたのは1981~1982の話。だから1985年のアメリカ映画を見ることは、私にとってはそれなりにタイムスリップ感のある内容なのだ。主役のマーティ・マクフライ役を演ずるマイケル・J・フォックス君の可愛いこと。あんな髪型の男の子や女の子、沢山いたよ。前髪のカットの仕方が懐かしい。今の写真をみるとずいぶんおっさんになっているが、私と4歳しか違わず、身長も私より1cm低いようである。
35年前のマイケル・J・フォックスは目元きらめく好青年。1955年にタイムスリップして自分の母親に介抱され、パンツにカルバン・クラインと書いてあったことから、カルバンという名前なのかと勘違いされるシーン・・・笑った。カルバンクライン社の創業は1968年だから1955年だと知られてないわけだ。ファッションに疎い私がなぜこのブランドを知っているかというと、若い頃(多分前世紀)、職場のクリスマス会の幹事をしていた時、先輩がカルバンクラインの男モノパンツをビンゴの景品にしたがり、パンツなんてダメでしょと必死で阻止したから。あらためてどんなパンツなのかWebサイトで検索していたところ、ウエストゴム部分にCalvin Kleinのロゴがこれでもかと入っている。先輩はこれがオシャレだと思ったんだね。
ストーリーとしては、マーティの両親の出会いの場にマーティがタイムスリップして登場したことから、両親の恋路の邪魔をすることになり、自分の将来の存在がなくなってしまうことを危惧したマーティが、両親のキューピット役となるべく、内気な父親をけしかけまくるのが面白かった。
来週は、逆に1985年から30年後の2015年にタイムスリップしてくるバック・トゥ・ザ・フューチャー PART2をやってくれるそうだ。果たしてどんな未来が描かれているのか、答え合わせするのが楽しみである。