さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

武則天― The Empressー(第26話~第30話)

2020-03-02 00:56:36 | ドラマ鑑賞
いろんな話が含まれているので、先を急いで見たいという気持ちをおさえて、5話ずつ感想を書いている。

この回では
・徐慧(じょけい)がどんどん悪人顔に
・称心ってそんなに悪者?
・女帝武氏の身代わりとは?

について書いて行こうと思います。
・武才人と同期入宮で、親友だった徐慧なのだが、最初武才人のみが太宗に召された時は親友でい続けた。ところが武才人が捕らわれている時や、太宗から距離を置かれている時に、その代わりに一旦太宗に召されると欲が沸いてくるらしく、その後再び太宗に寵愛されるようになった武才人に強い嫉妬を抱くようになる。武才人は気付かずに引き続き徐慧のことを親友だと思い続けるが、徐慧の方では表面上は親しくしているが、裏の顔の怖いこと・・・。その顔の演技は大したもんだと思う。女の闘い・・というものの、人間って一度美味しい思いをすると、性別を問わずそうなるものなのかもしれないね。

・称心は皇太子李承乾に付き従う腹心であるが、皇太子が妃をないがしろにし、称心ばかりを寵愛するものだから、男色の噂が立ち、それが皇太子の評判を落としていた。称心を殺すように命令される皇太子は称心を殺せずにかくまっていたが、徐慧の暗躍により太宗の知るところになり、称心は太宗に首をはねられる。ところで、その称心、このドラマを見る限りはとても悪者には見えないんだよね。そもそも皇太子の命の恩人であるし、皇太子の飲酒を諫めるし、分をわきまえた人間のように見えるのだが、男色相手(なのかどうかもわからぬが)皇太子と親しすぎるだけで排除される。皇太子も不器用だよね。もっと妃を大事にしていればそんな噂立てられないのに。日本の室町時代~戦国時代の武将なら、よくあることだったらしいが、古代中国では御法度だったのかな。

・「唐の世は3代で滅び、女帝武氏が取って代わる」という予言のせいで、太宗から遠ざけられるばかりか、命の危険にさらされる武才人。だが武才人に味方する者は、なんとかして女帝武氏が武才人以外の人物であるという解釈に持って行こうとする。この予言には、皇太子も被害を受けていたため、皇太子を支える重臣である魏徴は別の人物を身代わりにすべく太宗に奏上する。女帝武氏の身代わりだから女性なのかと思ったら、その身代わりは何と男性。李君羨(りくんせん)という名で、武安に生まれ、玄武門宿衛を統括し、武連郡王に封じられた者で、郷里や官名・爵位すべてに武の字がつくだけでなく、五娘子という女子のような幼名を持っていたという。女帝武氏とは李君羨だったということでみんなが納得してしまうのだが、女性が皇帝になるわけがない・・という先入観がみんなにあるわけだな。武才人はさすがに罪悪感を感じて、李君羨(その後官職を追われ、殺される)のために祈る。李君羨を弁護する人がだれも出てこないのは・・そこは、ドラマだから。

ということで、きな臭い展開が続く。稚奴(のちの高宗)だけは、どうやら心がきれいなようである。イイ人すぎちゃって凡庸・・という展開にするのかな。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ブラタモリ「伊賀忍者~なぜ... | トップ | あさりとアスパラのオイスタ... »
最新の画像もっと見る

ドラマ鑑賞」カテゴリの最新記事