さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

モーツァルトヴァイオリン協奏曲第4番始動!

2008-03-15 23:59:31 | ただの日記
さて今日からは鈴木バイオリンの第10巻に突入、モーツァルトの4番だ。

私は中学の頃からモーツァルト好きだったが、恥ずかしながらバイオリン協奏曲については5番「トルコ風」の3楽章しか知らなかった。だからこの曲はバイオリンを始めてから知ったのだ。私が比較的好きな、セレナータ・ノットゥルナによく似た行進曲風の出だしのこの曲は、『シュトラスブルク協奏曲』や『軍隊』などと呼ばれることもあるそうだが、あまり馴染みが無かったなぁ。

出だしからいきなり第六~第七のハイポジションだが、ここらへんのポジションをあまりハイポジションと思わなくなったところは、ここ半年のカールフレッシュのスケール練習のおかげかな。

モーツァルトにとって、19歳であった1775年という年はバイオリン協奏曲の当たり年。モーツァルトのバイオリンコンチェルトで本人の作と言われているのは1番~5番(6・7番は偽作と判明)だが、以前はこれらすべてが1775年の作と言われていた。(最近の解説では1番だけは1773年には出来ていたと。)バイオリニストのアイザック・スターンは、ほぼ1年の間に集中的に書かれたバイオリン協奏曲の1番から5番の間には、30年分の進歩が見られるとか述べているのだが、何を基準に言っているのかはわからない。モーツァルトにとって30年とは物心ついてからの一生分にあたる長さ。8歳の時に作曲した交響曲1番には、晩年の作品である魔笛にも出てきそうなモチーフが使われていのだから、普通の人の時間軸では計れまい。だが、バイオリンコンチェルトの5番の方が4番よりも完成度の点では優っていることは何となくわかる。

でも4番の方が難易度は高い。弾いていてダマになってしまいそうな箇所が結構あるので、部分練習・変奏練習が欠かせない。今日の初めてのレッスンではまずは鈴木の教本の後ろの方についている部分練習から開始。モンティのチャルダッシュより明らかに難しい。う~ん、いつになったら合格できるかな。

それから5番の時は果敢にもカデンツァの練習をちゃんとやったが、4番についてはちょっとめげそうだ。ヨアヒム作のやたら長いカデンツァが印刷されているが、模範演奏が見つからないのだ。自分が持ってたオイストラフのCDはヨアヒムのカデンツァではなかったので、アンネ・ゾフィー・ムターのCDを買い直した。だか彼女も2楽章のカデンツァは省いている。先生はカデンツァなんて弾かなくてもいいと言っているので、その言葉に甘えてしまうかも。
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