さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

ランプレドットとトリッパの食べ比べ

2017-08-31 23:02:59 | 食いしん坊レビュー
7月始めに、イタリアの驚きの伝統料理に関するセミナーを聞きに行って、そこでランプレドットというフィレンツェの伝統料理で、牛の第4胃をメインに煮込んだものの存在を知った。そのことを当ブログに書いたら、中高時代からの友人が「期間限定だけど、日本でもランプレドットが食べれる店がオープンするよ」と教えてくれた。

▼イタリアの驚きの伝統料理に驚く。
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/0b17a788e7067f74932dd40b32ed9ec5


とりあえずは本年9月までの期間限定店舗だそうなので急いで行ってきた。京浜急行線の梅屋敷駅近くにあるBELLA LUCEというお店である。


シェフは、フィレンツェのBELLA CIAOという有名店を経営されていた方。ちょうど日本に来られていて、日本滞在期間だけお店をやってくださるのだ。


まずはトリッパ(Trippa)が出て来る。トリッパはハチノス(牛の2番めの胃)をトマトソースで煮込んだ料理。

これは普通に美味しい。いやぁ~、正直日本のモツ煮なんかより全然美味しくて、やさしい味。

臭みはほとんどなく、胃によくトマトソースの味がしみこんで、とってもやさしく、癒し系の味になっている。正直同じソースでパスタを食べるより美味しいんじゃないかと思う。


トリッパを食べ進んでいるうちに、ランプレドット(Lampredotto)が出てきた(写真左)。ランプレドットは「牛の第4胃(ギアラ)」を野菜で煮込んだもの。トリッパはローマにもあることはあるが、ランプレドットは純粋にフィレンツェにしかないそうだ。

まぁ、同じ牛の胃なのに、何て風味が違うんだろう。トリッパの方が万人向きのような気がする、胃の味というよりもトマトの味です。しかしランプレドットの方は胃そのものに風味があり、個性を主張しているような気がする。あっさりしているが食べごたえもあり、通好みであるような気がする。

トリッパとランプレドットを交互にパンに乗っけて、味わいの違いを楽しみながら食べた。

両方ともとても柔らかくて食べやすいが、実はここまで柔らかくするために8時間も煮込んでいるそうな。牛の胃というものは実は硬いもので、最初に炭酸水で圧力鍋で煮て柔らかくするという工程が入っているようだ。

両方ともそんなに大きな入れ物に入っているわけではないのに、それぞれ1皿ずつ食べたら結構おなか一杯になった。それでもせっかく来たのだからもう1品食べたい。


ママさんのお勧めでニンジンのオレンジマリネをいただく。いや~ぁ、さわやかでとっても美味しく、あっという間に完食。

トリッパやランプレドットと合う味なので、一緒に食べたらもっとよかったかも。

9月までに、またここに足を運ぼうと思う。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オクラと小ネギを間引く | トップ | メッシーナ(シチリアのビール) »
最新の画像もっと見る

食いしん坊レビュー」カテゴリの最新記事