さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大人の人形劇「平家物語」を見終わる

2024-10-08 23:05:15 | ドラマ鑑賞

ああ、終わっちゃったな平家物語。

平家物語と言っても、吉川英治の「新・平家物語」をベースとしているから、平家物語以外にも、「保元物語「平治物語」「義経記」「玉葉(九条兼実の日記)」などからも題材を得ている。平家物語については幼い頃から現代語訳や古典の授業などで親しんできたが、それでもよく知らなかったところはそれ以外から来たネタであろう。何よりも宗盛が取り替え子であり、清盛と二位尼の息子ではない・・という所は驚いたなぁ。慌ててサイト検索して調べたが、壇ノ浦前夜に二位尼から告げられたというネタは確かにあり、宗盛は源氏に捕えられてから、それを逆手に取って、自分は平氏ではないからと命乞いをしたらしいな。

後半はほぼ「義経物語」という感じで、いささか美化しすぎなのではないかとも思ったが、壇ノ浦後はめちゃくちゃストーリーが短縮されており、弁慶の立ち往生後、義経は行方しれず、生死不明もままエンディングとなった。

それにしても人形劇だという割に本当にリアルでびっくりした。男性陣はイケメン揃い。特に碇とともに海に沈んだ知盛はかっこよかったなぁ。戦になぞならねば、逆に義経とは良い友人になれたはずの平家の強者は多いという印象。

文覚が、最後に頼朝に痛烈な一言・・「お前は何もしなかったな」と。

いやいや、戦には出なかったが、鎌倉の地盤固め・武家政権の成立のために尽力していたはずなのだが・・・確かにそういう姿は全くこの物語には出て来なかった。逆に梶原景時はどうしようもなく嫌な奴、北条時政と政子は常識人として描かれていた。

それにしても女性陣の個性がなかったですなぁ。みんな同じように見えた。義仲をめぐる3人の女性が最も個性的でしたかな。

大人の人形劇・・平家物語の後はプリンプリン物語だそうで・・・。見せてもらえなくて、見たくてたまらなかった人形劇に対して、急に興味が失せた作品ですな。思い出は全くないので、よほど良い噂を聞かない限り、見ないでしょうね。

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