スクガラス豆腐（沖縄）

ぷらっと沖縄料理店に入ってみた。



メインはこの沖縄そばセットだったんだが、サイドオーダーで頼んだこのスクガラス豆腐に一瞬、脳みそのほとんどを占領された。



とにかく見た目はシャビー。人差指の第一関節ほどの長さしかないちっぽけな魚が、沖縄の堅い豆腐(島豆腐）の上に乗っているだけだ。写真映りもあまりよくない。それでもこれを頼んでみようと思ったのは、ネーミングが面白いから。

コレのどこがカラスなんだ？
すぐに食べないとガラスになっちゃうのかな？

な～んてわけはなくて、

スクとはエーグヮー（アイゴ）と呼ばれるスズキ目・アイゴ科の魚の稚魚
ガラスとは塩辛のことらしい。

豆腐ごと、このちっこいスクガラスを口に運ぶと、カリッとした食感とともに、ジューシーな塩汁が口の中にあふれる。一丁前に魚臭いので、こんな小さいのに「魚を食ったァ～！」という気になるのである。

塩辛と言っても、我々の馴染みのイカの塩辛とは相当違い、塩汁に漬け込んでいる・・という感じで、ガラス瓶の中に何百匹も詰め込まれて売られているらしい。

こりゃぁ～泡盛のつまみにしたらめちゃくちゃ合うだろうな。でも、私は帰ってから腕立て伏せと木刀素振りを律儀にやるつもりだから、泡盛は飲まないぞー！と思いながら外へ出たら、10年以上前の職場でお世話になったみなさんに捕まった！　ちょうど飲み会で私の噂のしてたんだとか・・・・あぁ～きっとロクでもない話題に違いない。しくしく。

＝追記＝



食べながら、こんな可愛いシーサーたちに見守られていると、癒されます。