さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

口笛(中国)

2007-11-30 23:35:33 | 鳴るほど・ザ・楽器遍歴
中国音楽に「鳥語花香」という美しい曲がある。20年近く前に出会った「中国音楽」という題のカセットテープにその曲は入っており、最初~口笛演奏~と書いてあるので、いわゆる普通の口笛かと思い、それにしてはクリアでピッチが高く、しかも大きな音なので不思議に思っていたら、竹製の小さな笛であることが分かった。南部の苗族の笛なんだそうだ。

しかしカセットテープの説明を読んだだけではどんな楽器なのか分からない。そのままずっと忘れていたら、最近ひょんなことで本物の口笛と出会ったのである。それがこの笛だ。

こんな風に二本セットで箱に入っており、長い方は人差指と同じくらいの長さで、指穴が横に三つついている。小さい方は親指より短く指穴はついてない。これを通販で入手して、両脇の穴を親指でふさいで吹き口から吹いてみたのだが、思ったより音が出ない。フルートや篠笛をしっかり学んだわけではないけれど、横笛なら音だけならしっかり出せる私なのに、これはちょっとショックだった。気を悪くしてしばらくしまいこんでいたのだ。

今日気を取り直して、この笛の入門DVDを見てみた。まず持ち方だが、煙草を吸う時のように人差指と中指で笛をはさんで親指で脇の穴を塞ぐ。撮影の都合上、左側だけ塞いでいるが、右側も同じように穴を塞ぐ。

で、ポイントは息の吹き込み方。上唇を下唇よりちょっと前に突き出し、息で穴を垂直に直撃するように吹くのである。確かにこうすると強くて高い、クリアな音がする。う~ん、入門DVDというのは見てみるもんだなぁ。

左右の穴を開けたり閉めたり、穴の大きさを調整したり、笛の吹き口の向きを変えたりすると音の高低がでるので、鳥の鳴き声のような音が出せる。

しかしこの笛でちゃんとした音階を吹くのは至難の業だぞ~。音階という意味では普通の「口笛」の方が全然簡単だ。「鳥語花香」という曲がいかに難曲であるかということを、今日身を以って知ったのである。


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