さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【読書録】この世をば(上)

2024-05-06 23:22:03 | 読書録

永井路子/ゴマブックス

試用期間中のKindle Unlimitedを利用して読んでみた。

まるで、まひろ(紫式部)が全く出てこない「光る君へ」をみているようだ。

ちょうど上巻の終わりが、今週の放映分と重なり、道兼の急死後、詮子の息子(一条天皇)への夜中の直談判を経て、道長が内覧の宣旨を受け、関白を辞退して、右大臣になったところなのだ。

本作は「光る君へ」の原作ではないから、「光る君へ」と本作を比べて、異なっているところが創作っぽい・・という感覚が働く。民の訴えにより横暴な受領が罷免されたのは事実であり、それの類似事例が宮廷で話合われたのは事実の様であり、だが「光る君へ」では道長は民よりの発言をし、本作では逆の発言をしているので、どこからが創作なのかがわかりやすい。

また、道隆や道長の死因は酒の飲み過ぎによる糖尿病と言われるが、現代人の方がよほど甘いお菓子を食べてるのに、酒の飲み過ぎで糖尿病になる?とちょっとしっくりきていなかったのだが、この時代の酒は今のものより断然甘いと言われれば納得はいく。食事も糖質に偏っているかもしれないし。

大河ドラマより、宮廷の駆け引きに関わる記述が多いので勉強になる。小右記を記した実資のことも頻繁に出てくる。大河ドラマの副読本として読むと楽しそうである。


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1泊だったけどとても充実した家族旅行でした。

2024-05-06 22:05:40 | ただの日記

三郷駅前のホテル、なかなか快適でした。

ところどころ和風で品がよく、いつも力尽きて大浴場に行けない私としては、久しぶりに大浴場の湯を堪能しました。

熊谷でレンタカーを借りているので、弟の運転で熊谷まで行き、そこで弟夫婦とは別れました。

後は行田ゆかりのお菓子を買って、両親と一緒に鰻重を食べて帰りました。

こちらが行田のお土産。買ったのは熊谷ですが。

蓋を開けるとふふふ。

十万石饅頭、白い皮の部分がまるでかるかんのような風味がするなあと思いました。

山芋の一種、つくね芋というのを使っているのですね。

お天気に恵まれ、美味しいものもたくさん食べれた、貴重な5人家族旅行でした。

古墳と関係ないけど、ちょっとした衝動買い。


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