小宮山博仁/日本文芸社
いずれ数学の学び直しをしたい。参考書買って、簡単な問題から、1日1問とか・・あ~それ、絶対続かなそう。そもそも今の生活じゃ毎日やるルーティンで私のプライベートタイムはすでに目いっぱいだもの。
という言い訳をつぶやきながら、またこういう本を読んでいる。せめて、触れてさえいれば、徐々に感覚が戻ってくるのではないか・・という期待を込めて。
メネラウスの定理・・・ああ、そんなのあったなぁ。それを教えてくれた先生の顔と声はよく覚えてるんだがなぁ・・
ただ私がこの本でもっとも感動したのはフィボナッチ数列の話。
フィボナッチ数列とは、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89・・・みたいに、前の2項を足した数字を並べていく数列だけれど、これを続けて行くと、隣り合う2項は限りなく黄金比に近づいていくという話だ。
そもそもフィボナッチ数列って、私は誰かの数字の遊びかと思ってたんだけど、自然界にありうる話で、もともとはフィボナッチが「ウサギの問題」として書物に書いた話だ。毎日ウサギ動画を見て癒されている私は、ここで一気に食いついた。
「毎月1対のウサギが1対のウサギを生み、生まれた1対のウサギがよくよく月から1対のウサギを生み始める・・とした時、〇年後にウサギは合計何対になっているでしょう・・」という問題だったそうだ。
実際自然界にありうる話で、花びらの数や草や葉のつき方などにも観測されるとか。
黄金比とは、具体的には
のことで、近似値は1:1.618。たとえば、上の例で、55を34で割ってみると、1.61764・・・。89を55で割ってみると1.618182・・・。
何か不思議だね。自然の中にある数字だってところが、数の神秘を感じさせられるところであるが。
取り敢えず、以前書いた、黄金比にまつわるあほらしい話へのリンクでも貼っておこう。
▼ミロのヴィーナスと黄金比にまつわる(?)話
https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/0059918ee66b464be940ff72852dfd6f