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「気功革命―癒す力を呼び覚ます」
盛 鶴延 著/コスモス・ライブラリー(星雲社)
この本は素晴らしい!
いままで、気功関係の本を何冊か読んできたが、別格に面白い。
分かりやすく、一つ一つの文章が、まるで砂に水がしみこむように、私の心に染み入り、直接訴えかけてくるような本だった。
思わず3日で通読してしまったが、当然ながら全部が頭に入ったわけでもないので、これからもちびちびと参照しながら、気功を勉強していきたいと思う。
そもそも一口に気功と言っても、流派は現代の中国でも三千とも五千とも言われ、大きく分けると「道教気功法」「儒教気功法」「仏教気功法」「密教気功法」「武術気功法」「医療気功法」の6つに大別されるそうだ。盛 鶴延氏はさまざまな流派の中から、初心者のレベルでもやりやすく、効果の高い方法をピックアップしてきているのだ。
盛さんは日本女性と結婚しており、日本語は堪能な方だが、日本語の文字を書くとなると不自由な部分があるらしく、この本は森田トミオさんという方が先生に気功の指導を受けつつ、原稿をまとめたものだそうだ。なので、盛先生のエッセンスはもちろん、森田さんの実感もこもった名著と言えよう。
気功の功法には
「泄法(しゃほう)の気功法」
→邪気など身体の中に詰まっているものを掃除して、内側の気の流れを活発にする方法
→セイシュ(スワイソウ)、動功、自発動
「補法(ほほう)の気功法」
→外から気のエネルギーを取り入れる
→タントウ法、静功
の二種類あり、初心者はまず詰まりを取り除く「泄法」から取り掛かったほうがよいとか、おわりには「収功」をして密度の濃くなった気をしっかり身体に収めて収穫することが大事だとか、目から鱗のようなことが沢山。今自分は、自発動功に少しずつ取り組んでいるが、本書の進める組み合わせや、やってみて気持ちの良いものを毎日少しずつでもやっていきたいと思う。
例えばアパートに返ってきたら、玄関のドアの前で荷物を降ろして、数回でもいいからスワイソウをやってみるとか、色々試してみよう。
なお、最後の方の「樹林気功」の話は、ものすごく意外で面白かった。木の力を借りて行う樹林気功にも「泄法の木」を使う方法と、「補法の木」を使う方法(さらに陽のパワー、陰のパワー)に分けられる)があるそうだ。花が咲いている桜の木というのはまさに「泄法の木」の代表格らしく、身体に詰まっているものの発散を助けてくれるそうだ。沢山の人がお花見に喜んで行き、桜の木の下でお酒を飲んで歌を歌って騒ぐのは、花が咲いた桜の木が、「泄法の木=発散の木」だからだという(ちなみに桜の場合は花が咲いていないとダメ)。
これも目から鱗だなぁ。東日本大震災の後、色々議論はあったものの、結局自粛せずにみんなで花見を楽しんだのは、気功的には正しいことだったのだ。
盛 鶴延 著/コスモス・ライブラリー(星雲社)
この本は素晴らしい!
いままで、気功関係の本を何冊か読んできたが、別格に面白い。
分かりやすく、一つ一つの文章が、まるで砂に水がしみこむように、私の心に染み入り、直接訴えかけてくるような本だった。
思わず3日で通読してしまったが、当然ながら全部が頭に入ったわけでもないので、これからもちびちびと参照しながら、気功を勉強していきたいと思う。
そもそも一口に気功と言っても、流派は現代の中国でも三千とも五千とも言われ、大きく分けると「道教気功法」「儒教気功法」「仏教気功法」「密教気功法」「武術気功法」「医療気功法」の6つに大別されるそうだ。盛 鶴延氏はさまざまな流派の中から、初心者のレベルでもやりやすく、効果の高い方法をピックアップしてきているのだ。
盛さんは日本女性と結婚しており、日本語は堪能な方だが、日本語の文字を書くとなると不自由な部分があるらしく、この本は森田トミオさんという方が先生に気功の指導を受けつつ、原稿をまとめたものだそうだ。なので、盛先生のエッセンスはもちろん、森田さんの実感もこもった名著と言えよう。
気功の功法には
「泄法(しゃほう)の気功法」
→邪気など身体の中に詰まっているものを掃除して、内側の気の流れを活発にする方法
→セイシュ(スワイソウ)、動功、自発動
「補法(ほほう)の気功法」
→外から気のエネルギーを取り入れる
→タントウ法、静功
の二種類あり、初心者はまず詰まりを取り除く「泄法」から取り掛かったほうがよいとか、おわりには「収功」をして密度の濃くなった気をしっかり身体に収めて収穫することが大事だとか、目から鱗のようなことが沢山。今自分は、自発動功に少しずつ取り組んでいるが、本書の進める組み合わせや、やってみて気持ちの良いものを毎日少しずつでもやっていきたいと思う。
例えばアパートに返ってきたら、玄関のドアの前で荷物を降ろして、数回でもいいからスワイソウをやってみるとか、色々試してみよう。
なお、最後の方の「樹林気功」の話は、ものすごく意外で面白かった。木の力を借りて行う樹林気功にも「泄法の木」を使う方法と、「補法の木」を使う方法(さらに陽のパワー、陰のパワー)に分けられる)があるそうだ。花が咲いている桜の木というのはまさに「泄法の木」の代表格らしく、身体に詰まっているものの発散を助けてくれるそうだ。沢山の人がお花見に喜んで行き、桜の木の下でお酒を飲んで歌を歌って騒ぐのは、花が咲いた桜の木が、「泄法の木=発散の木」だからだという(ちなみに桜の場合は花が咲いていないとダメ)。
これも目から鱗だなぁ。東日本大震災の後、色々議論はあったものの、結局自粛せずにみんなで花見を楽しんだのは、気功的には正しいことだったのだ。
離れていても、太極拳&気功でつながっていますね。