さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

嗚呼・・ウィリアム・テル序曲

2016-05-22 21:49:57 | ただの日記
トランペットソロの編曲版で、ウィリアムテルの美味しいとこだけをCD伴奏に合わせて吹いたのは、一昨年のクリスマスの話だったなぁ。

▼カフェで《ウィリアム・テル》を吹き、《愛は地上の天国》を歌い・・
http://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/ee76238188e2c1249b634d862219b567

あの時、オケ版のウィリアム・テルを演奏できる日が来るのかどうか、自信がなかったのだけど、案外その日は早くやってきて、今度の7月の定演で弾けることになったのだ。バイオリンパートだけど。

トランペットパートも好きだけど、難しげな味のあるところのバイオリンのすべるような動きにも憧れてて、練習が待ち遠しかったのだけれど、今回私はオペラ公演と準備に忙しくて、なかなかオケの練習に出れず、超恥ずかしながら今日が初めてのウィリアム・テルのマエストロ練習になってしまった。

ものすごくテンポが速くて難しいし、弓を飛ばさなきゃいけないところも、正確な半音を刻まなきゃいけないところも、自分はもっともっと個人練習をしなきゃいけないことは当然なのであるが、それでも楽しくて楽しくて楽しくて。。。鼻血が出そう。

ウィリアムテルって、私の持論では第九を超える名曲だと思うわけよ。なぜなら全人類規模で考えて、聴いた人を何人ハッピーな気分にしたか、もしカウントできるとしたら、絶対ウィリアムテルの方が上だと思うわけよ。

実際バイオリンを弾きながら、第九を超える名曲だという思いをさらに強くしたね。どんなに難しくても、この曲が弾けるなんて幸せ。どんなに疲れてても、どんなにダルくても元気がもらえる曲だ。

確か、ウィリアムテル序曲って、小学校3年か4年の音楽の授業の中の、音楽鑑賞で聴いたのよね。これより先に音楽鑑賞で聴いたのは「錨を上げて」と「トランペット吹きの休日」「軽騎兵序曲」ぐらいしかなかったわ。オケ曲としては軽騎兵序曲に次いで2番目に鑑賞した曲だったわね。

その時の授業のことはものすごくよく覚えているよ。トランペットのファンファーレで始まる有名な部分が始まったら、ある男の子がそわそわし始めて、両手のこぶしをお腹の前に出して、馬を走らせるみたいな動作を始めて、気が付いたら私も含め、クラス全員で同じことをやってトランス状態になってたんだよね・・・。行儀悪いかもしれないけど大人しく聴いてることなんかできなかったよ。授業が終わった後にも、興奮冷めやらず、友達同士で曲について語り合う始末で・・・。音楽鑑賞のあとにそんなことになったのはこの曲だけよ。

7月の定演では、お客様にそんな風に熱狂してもらえる演奏ができるよう、ストイックに練習しておかねば。
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