さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

大河ドラマ「光る君へ」第22話を見て

2024-06-03 21:51:51 | ドラマ鑑賞

・・かくして、道長は再び押し倒され・・・

という話はともかく、始まりました、「越前編」。

なかなかワクワクじゃないですか!

周明という宋の見習い医師の若者。あらかじめ日本人が演じることは知っていたが、中国語の発音が上手なこと! 為時パパの中国語は日本人が一生懸命しゃべっている中国語、対する周明(演:松下洸平)の中国語はそり舌音も綺麗に入ったネイティブ並みに聞こえる中国語。松下洸平さんの中国語学習歴を調べようとWikipediaを見るが現時点では何も書いてない・・ということはこのドラマのために勉強したんだろうか。松下さんはシンガーソングライター。中国公演のために中国語を学ぶアーティストは多いので、その流れで学んでいたのかもしれない。とにかくびっくりだ。

さらに嬉しいのは、宋の朱仁聡を演じるのは浩歌という方で、なんか見たことのある人だと思っていたら、矢野浩ニさんじゃないですか! 矢野さんは最近芸名を変えて浩歌にされたそうなのだが、中国で長年活躍してきた日本人俳優で、中国での方が有名。中国語講座で日本にある中華料理のお店を紹介するコーナーがあった時、矢野さんの食レポは本当に面白かった。大河ドラマご出演おめでとうございます。中国では日本人役を演じ、日本では中国人役を演ずる、でも生粋の日本人・・そんな努力の結晶を日本のお茶の間で拝見することができるのは幸せ。

で、越前の国衙の役人・・何やら汚職の匂いがする・・の誘いに乗らず、まっすぐに仕事に当たる為時パパ。ストレスで胃を壊し、周明に鍼治療を施され、その効きぶりに驚く場面があり、ちょっと違和感を覚えた。以前住んでいた市川で20年以上鍼灸治療のお世話になってきた私、平安時代の人が鍼を知らないなんてちょっと不思議に思えたので調べてみた。鍼灸が朝鮮半島経由、日本に伝わったのは6世紀。中国の鍼灸医術をまとめた医心房という書物が円融天皇あて献上されている。しかし平安時代までは鍼よりも灸の方が親しまれていたようだね。だが為時パパは貧乏だったからきっと灸すらもやってなかっただろうね。

5日に1回周明の治療を受けているから息災だと言い放つ朱仁聡。そうそう5日に1回かかれれば確かに息災だろうよ・・・と、引っ越し後ボロボロの体になっている私は思う。


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