さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

【駅弁】あおもり倉石牛 vs 海鮮御三家 対決弁当(八戸)

2012-12-04 21:45:51 | 駅弁専科
私の大好きな、八戸の吉田屋さんの駅弁。

吉田屋さんの駅弁は海鮮ものが多いけど、これは異色で、海鮮も牛肉も楽しめるお弁当だ。



いいねぇ。いくら一粒食べただけでも、このお弁当を買ってよかったと思ってしまうほどの出来栄えだが、お肉もやわらかくておいしい。

牛肉弁当というとどうしても甘辛いものが多く、私個人としては甘みが強すぎると思うのだが、このお弁当の牛肉は甘辛くはない。海鮮パートとけんかしないようにできている。

なので、後味は何となく海鮮の方が勝っているような気がするのだが、海鮮だけだと飽きるので、このようなコラボなかなかよいなぁと思った。

倉石牛って、私は知らなかったんだけど、平成20年度に行われた全国肉用牛枝肉共励会では「前沢牛」や「松阪牛」など全国のブランド牛を押しのけ、最高賞である「名誉賞」を獲得し、日本一に輝いた黒毛和牛種なんだって。

青森県って土地勘がないのだが、この倉石牛の中心産地は五戸町というところで、八戸市の隣だ。東北出身の人から、以前○戸っていうのはいくつもあり、岩手県と青森県にまたがって、一戸、二戸、三戸・・・・・九戸まであるそうだ(四戸は消滅し櫛引になったらしい)。

一戸町   → 岩手
二戸市   → 岩手
三戸町   → 青森 
四戸(櫛引)→ 青森
五戸町   → 青森
六戸町   → 青森
七戸町   → 青森
八戸市   → 青森
九戸村   → 岩手

これは平安時代の「九戸四門」制に由来する地名で、蝦夷からの防衛のために設けられた柵がルーツのようだ。一~九戸はその後、南部氏の領地となったので、同じ青森県でも西の津軽と東の南部では歴史が違うのね。東部はむしろ岩手県とつながりのある地域のようだ。

青森・・・まだ足を踏み入れたことがないので、是非行ってみたいね。せっかく行くなら、西の方も東の方も両方行きたい。青森県の地図の形って、下北半島と津軽半島のバランスが絶妙で、昔から本当に美しいと思っていたけれど、地図の形を多少デフォルメしたものがそのまま青森県の県章になっていて、県の旗の中央に鎮座していることを初めて知った。下北半島、夏泊半島、津軽半島に囲まれた陸奥湾の形がリンゴの下半分の形に似ているし、全体的に富士山にも似てるので、このマークを見た人が青森県+リンゴ+津軽富士(岩木山)を同時に想起できるようになっている。いいねぇ。下手にオリジナルのマークを作るより、この方が存在感があってずっといい。

→青森県のマークはこちら(ウィキメディアコモンズより)
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2 コメント

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加えて (あづまもぐら)
2012-12-05 10:41:52
下北半島が尻屋岬の寒立馬の頭にも見えますね。
緑色なのも何かの意味がありそうですが…。青森の青ですかね。日本語の青は、緑色をも含みますから、青信号みたいに。
こうした広がりを感じられる点でも、確かによい意匠ですね。
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Unknown (さぶりん)
2012-12-05 22:48:11
あづまもぐらさん、こんばんは!

>下北半島が尻屋岬の寒立馬の頭にも見えますね。

なるほど。寒立馬のやや大きめの顔立ちも象徴しているかもしれませんね。

誰が見ても青森県・・でも実は少しずつ形をアレンジしていて、県内の名産・名物をいろいろ隠している・・・すばらしいですね。
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