さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

スイスの約3分の2はドイツ語圏!

2018-12-11 23:39:46 | いまさら独逸語
まいにちドイツ語12月放映分はスイスの建築物の紹介だ。

実は、このテキストを買った時は、スイス・・ふう~んとしか思ってなかったのだが、ここへ来て急にスイスが身近な存在になった。

今年の3月にシュトゥットガルト音楽大学で声楽のレッスンを受けたが、今年もコンクールで海外音楽大学マスタークラスへ行ける権利を得たので、来年3月にイタリアのマスタークラスを受けるべく準備をしていたのだが、12月に入ってから、希望人数不足でイタリアのクラスが開講されないことになり、チューリッヒなら行ける可能性が大きいということで、そっちへ振り替える申し込みをしたのだ。

チューリッヒといえばドイツ語圏。う~ん、ナント行きとイタリア行を考えて、フランス語とイタリア語に軸足を置こうと思っていたのに、計画が狂った。でもシュトゥットガルトに行った時よりは、ラジオとテレビのお陰で、よりドイツ語になじんでいるはずなので、なんとか3か国語・・しっかり学べないものかねぇ。

スイスといえば、昔中学校の英語の教科書で「ドイツ語とフランス語とイタリア語が話されている」という説明が出てきたことをはっきり覚えているが、じつはもう一つレトロマンス語(ロマンシュ語とも)なる公用語があって、山岳地帯などで話されているとか。これは教科書に載ってなかったぞ・・・。

で、それぞれの公用語が話されている地域を地図で見ると、圧倒的にドイツ語圏が広い。テキストには「スイス全体の約3分の2の地域がドイツ語圏です」と書かれているが、実際に話している人の割合を調べても、

ドイツ語 63.0%
フランス語 22.7%
イタリア語 8.1%
レトロマンス語 0.5%

だそうなので、人で見ても3分の2弱はドイツ語を話す人なのね。

ちなみに地域の面積で見ると、イタリア語とレトロマンス語の話される地域は同じくらいに見えるのだが、山岳地帯だからなのか、人数で見るとレトロマンス語を話す人は圧倒的に少ない。

スイスって、私は実はフランス語圏が広いんだと思い込んでいた。それはスイスのことを初めて知ったのが、童話「家なき子」だったから。そこにジュネーヴという地名が出てきて、その強烈な印象があるもんだから、ジュネーヴといういかにもフランス語っぽい響き(実際フランス語圏)に惑わされて、ほとんどフランス語圏なんだと思っていたわけだ。

逆に同じスイスでも「アルプスの少女ハイジ」はドイツ語圏の話なんだね。なんか、ここまで書いてきて、小さい頃何も気にしていなかったことがすごく奥深く感じられるよ。土地勘のない頃に読んでいた童話を、地図を見ながら読み直したら新たな発見があるかもしれない。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする