さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

マタイ受難曲のコラール暗譜とイヤホン新調

2013-08-19 23:41:36 | ただの日記
椿姫が終わって、返す刀で10月のマタイと9月の4週連続コンクール一次予選というドアホなスケジュールに向けた準備。

コンクールの準備だけでも大変なのに、マタイの練習をどう捻出するか。しかもコラールは暗譜だ。

会社の行き帰りの両方ブツブツつぶやき練習をやると、帰りだけのつぶやき練習よりはるかに効果的であることを、椿姫ラストスパートで大いに実感したので、今週は全然練習に出れてないマタイのコラールのつぶやき練習に取り組んだ。

職場の合唱団は平日練習をコラールに充て、休日練習を主にコラール以外の曲に充てているのだが、私は平日練習に全然出れていなくてやばい。それでも暗譜せよ・・と言われる理由・・・聞かなくても分かるので、やらざるをえない。

例えばこの曲。



1番と2番があって、繰り返しがあって、ドイツ語歌詞と英語歌詞が書いてある。ソプラノのこの部分だけで8行も歌詞が書かれてるのよ。字が小さくて、ごちゃごちゃしてて、猛烈に見づらい。心を鬼にして、英語歌詞に横線を引っ張って消してるけど、本番のステージ上で、「次どこ歌うんだっけ」的に楽譜にかじりついてたら、超みっともないことこの上ないだろう。

※楽譜の書き込みのレベルの低さには目をつぶっていただきたい。とにかく歌詞が見えなくて。

近年、自分の視力が遠近共に低下気味なこともあり、確かにおっしゃる通り暗譜するしかないわね・・と思うわけである。

マタイのコラールは同じメロディもしくはちょっと変化したバージョンで違う歌詞がいっぱいあるので、完全に覚えるのは大変かもしれない。でもまだ時間はあるので、会社の行き帰りに両方ともブツブツつぶやいていれば、そのうちパッと開けるかもしれない。

ある程度慣れたら、愛用のノートに書き出そうと思っているけれど、今は団員が作った逐語訳の資料をさらに別の団員が通勤途中暗譜練習用に小型製本したものを使っている。私以外の団員は本当にみんな熱心だ。私も遅まきながらキャッチアップしていこう。

それから先日新調したiPod・iPhone用イヤホンのことにも触れとこう。



私は、結構ケチなところがあり、イヤホンかける費用はMAXでも3千円台。iPodは音楽鑑賞用としてよりも、音取用として使うことの方が多いので、音質はいいにこしたことはないものの、あまり追及するのもキリがないと思っていた。先日別件で銀座のApple Storeに行く用事があり、そういえばイヤホンが調子悪いことを思い出し、Apple Storeにあったイヤホンを物色したのだが、どれも高い。だが他へ行くのも面倒くさいので、極力安いものでということで5,980円のものをしぶしぶ買った。

ところが使ってビックリ。新しいイヤホンを使ったら、ドイツ語歌詞の子音が猛烈にちゃんと聞こえるのだ。曖昧母音はどの程度曖昧なのかとか、長母音と短母音の違いとかもくっきり。イヤホン一つでこれほどに違うと思わなかった。逆に今まで自分は何を聴いていたのだろうと思ってしまうほど。

たとえば今まで上手だと思っていた歌手の発音に、ところどころ甘い部分を発見してしまったりする。外国人歌手でも、母国語がその歌の原語ではない場合、様々に癖が出ているのが今まで以上にわかる。そうか、音取り教材として聴くからこそ、もっと音質にこだわるべきだったのだ。そうだとすると、もっとイイの買えばよかったかな?

ということで新しいイアホンと団員手作りの暗譜練習帳を手に、いずれ「パッと開ける」ことを夢に、電車の中でマタイの歌詞をつぶやき続ける私であった。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする