<昨年2008年4月に投稿した文章を再度、同じ内容で投稿する。>
IMFからサブプライムローン問題によって派生する損失が全世界の金融機関で97兆円にものぼると発表された。昨年末の識者の大方の予想は14兆円ほどだろうというものだった。IMF自体が昨年に予想した損失は24兆円だった。識者達は口をそろえて言っていた。マーケットが耐えられる額は30兆円だといわれるから、なんとか乗り越えることが出来るはずだと。しかし、日本のバブル崩壊時に、銀行の抱える不良債権が日を追うごとに膨らんでいったように、同じ現象が今、アメリカを中心とする金融機関に起こっているのである。一体、世界は何処へ行くのか。識者は沈黙するばかりである。ただ、最近、NYの商品取引市場での原油そして、金価格がふたたび上昇に転じている。これは流通マネーが枯渇していないことを示している。世界の投資家の資金が破綻の危機を何とか乗り切っているのではないだろうか。だとすれば、アメリカ政府の政策とか、オイルマネーの流入とか、何らかのきっかけで、再び上昇に転ずるかもしれないだが、それは日本のこの数年の景気拡大期と同じように、大多数の人達が実感できない景気拡大かもしれないのである。
(注)最近のIMF推計では日米欧の金融機関損失は400兆円。
Y-FP Office Japan
IMFからサブプライムローン問題によって派生する損失が全世界の金融機関で97兆円にものぼると発表された。昨年末の識者の大方の予想は14兆円ほどだろうというものだった。IMF自体が昨年に予想した損失は24兆円だった。識者達は口をそろえて言っていた。マーケットが耐えられる額は30兆円だといわれるから、なんとか乗り越えることが出来るはずだと。しかし、日本のバブル崩壊時に、銀行の抱える不良債権が日を追うごとに膨らんでいったように、同じ現象が今、アメリカを中心とする金融機関に起こっているのである。一体、世界は何処へ行くのか。識者は沈黙するばかりである。ただ、最近、NYの商品取引市場での原油そして、金価格がふたたび上昇に転じている。これは流通マネーが枯渇していないことを示している。世界の投資家の資金が破綻の危機を何とか乗り切っているのではないだろうか。だとすれば、アメリカ政府の政策とか、オイルマネーの流入とか、何らかのきっかけで、再び上昇に転ずるかもしれないだが、それは日本のこの数年の景気拡大期と同じように、大多数の人達が実感できない景気拡大かもしれないのである。
(注)最近のIMF推計では日米欧の金融機関損失は400兆円。
Y-FP Office Japan
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