私は子供のころに見た宇宙を題材とする漫画では、多くがロケットが発射する態勢も、帰還する態勢も同じであった。出発するのと同じように帰ってくるのだ。言葉では説明しにくいが帰還時もロケットは逆噴射をして、ゆっくりと地上に降り立つのだ。しかしどうだろう、スペースシャトルが毎回、宇宙と地球の間を往復するようになって、漫画も、普通の飛行機が着陸するように地球に戻ってくるように描かれているのではないだろうか。私の好きなドラゴンボールでは宇宙船は球状で、それがトランポリンのような空港に落下してくるようになっている。つまり、昭和の初期に描かれたようなロケットの着陸はなくなっていたのだ。逆噴射着陸は漫画的には旧式なのだ。漫画的には飛行機は宇宙空間も地球近辺も自由自在に斬新なスタイルで、飛び回っているのだ。だが、米宇宙企業スペースXが開発中の次世代宇宙船「スターシップ」はかのロケットの逆噴射での着陸を試みている。しかし、難しいのであろう。過去の漫画のようにはたやすくは着陸できずに、過去4回の実験では、爆発して、失敗している。(くちなし亭、2021.03.31)
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