老人にも、子供の保育園や幼稚園に似た施設が必要なのだが、最近は、結構、絵画教室とか、本物の大学院とか、いろいろなテーマで、老人たちの憩う場所造りが盛んである。健康な老人たちにはゲートボールなどが周辺の人たちを集めているのだが、中には、もうそれもできない老人たちもいて、けれど、老人ホームのデイサービスを受ける気にも慣れない人もいる。彼らによれば、「痴呆症の人と一緒にされるのはごめんだ。」ということらしい。老人たちは年齢にもよるし、健康状態もさまざまで、考え方や、生活習慣もまちまちなので、とても、一筋縄ではいかないのである。そんな老人たちの集まりの中で、ヒントになりそうなところがある。私の近所の整形外科病院である。いわゆる町の医院なのだが、ここに近所の老人たちが集まってくる。ここで何をするのかというとたいしたことはしない。温熱療法とか、順番に軽くマッサージをしてくれたりするだけである。場所も廊下のような治療室に、患者である老人たちが処せましと並んで、治療とも呼ばない治療を受けているのである。老人たちが気楽に来ることができる理由も、治療費が1回100円程度の安さということもあるし、顔なじみの人が周りにいるので、話も弾むということもある。ここは老人が楽しそうに集う病院なのである。
Y-FP Office Japan
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