“他人に迷惑をかけるな“という言葉がある。私の父親などはよく、この言葉を私に言ったものだ。しかし、何かに向かって行動すれば、必ず、そこには、“他人に迷惑をかける。“ことになる。程度の差はあれ、必ず起こることだ。例えば、パソコンを発明し、誰もがワードで文章を書く時代を築いた人は、これまで、一生懸命、働いてきたタイピストたちの仕事を奪ってきたのである。タイピストたちに、多大な迷惑をおかけしたのである。ここでいう、迷惑とは、そんな大きなことではない。街の慣習というか、周りの人たちの暮らしのルールを守ることだと言う人がいるかもしれない。しかし、そのルールが私達の発展を阻害している例は多いのである。むしろ、私はこの“他人に迷惑をかけるな“という言葉が、子供心を委縮させてしまうことを恐れるのである。したいことしなくなる。やりたいと思っても、我慢してしまう。これがその子の発展、長じて、大人になってからの委縮につながっていくのではないかと恐れるのである。さらに言えば、この世には、他人に迷惑をかけなければ生きていけない人たちもいる。例えば、障碍者などもそうだ。生活保護を受けている人もそうだ。だが、だからと言って、彼らが卑屈になる必要はない。大小はともかく。人は他人に迷惑をかけて生きていく動物なのである。(2017.07.11)
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