私は車を手放して、10年以上が経つのだが、先日、友人の車に同乗させてもらって、聴いたところ、ガソリンスタンド事情は様変わりしているようだ。まずは、スタンド自体が少ない。4号線を宇都宮から東京に向かってきて、友人が求めるガソリンスタンドは数えるほどだ。彼はカードを持っていて、その系列のガソリンスタンドで、給油をしたかったのだ。そして、ガス欠寸前で、何とか、ガソリンを入れることができたのだが、彼は不満顔だった。そこはセルでなかったからだ。東京のガソリンスタンドではセルフが常態化しているという。もちろん、安い。さて、ガソリンスタンドの衰退の状況をみながら、世界の大手企業の対応はどのようになっているのだろうかと思った。そもそも、自動車が使うエネルギーが多様化し始めたのだ。電気自動車、水素自動車、液化天然ガス(LNG)使用のトラックと様々だ。ガソリンスタンドを展開する世界企業にとって、これまでのようにガソリンだけを売ればよいという時代は過ぎてしまった。シェルはトラック向けLNGスタンドを米国内の州間幹線道路沿いに5カ所、オランダで4カ所開設している。また英国とオランダのガソリンスタンドでEV向け急速充電サービスを始めようとしている。英BPは世界で50カ所の充電ステーションを展開。仏トタルは2023年までに欧州内で充電ステーションを300カ所、ドイツで水素ステーションを400カ所設置する予定だ。また向こう5年以内にLNGステーションを欧州内に350カ所設置する計画もある。日本では水素ステーションと、充電ステーッションなどが別々に語られ、それぞれを得意とする企業が跋扈している。それでは、結局、偏った自動車の普及をもたらすだけだ。やはり、私は、ガソリンスタンドで、電気も水素もLNGも、もちろんガソリンも常備している形が望ましいと思われる。(2017.05.24)
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