ニューヨークの巨大金融に敵はいないと思われていたのだが、実は、ハリケーンの前に、営業を中止した。アメリカの東海岸を襲った「サンデイ」である。NY証券取引所、原油先物取引、債権市場なども軒並み、休業に追い込まれた。NY証券取引所が天候を理由に休場したのは27年ぶりというから、大変な猛威である。27年前といえば、建物の強度とか、電力のインフラの状況とかは格段に、悪かったと思われるから、「サンデイ」が新たな敵として、巨大金融に向かってきたことに間違いはない。これまでは、巨大金融の敵といえば、人であった。人の欲望が膨らんで、際限もなく突き進むと、それが何処かで、爆発する。日本の不動産バブルも、リーマンショックも、このようなところから起こり、巨大金融を震え上がらせたのである。ところが、今回の敵は違う。地球である。これまでなかった規模で、巨大金融に襲いかかってきたのである。2~3日で済む話だと笑っていられるのは、今のところかもしれない。
Y-FP Office Japan
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