中国が発行準備を進めるデジタル通貨「デジタル人民元」のオフラインでの実証実験が始まるようだ。江蘇省蘇州市政府が5日に実施する10万人規模の大規模実証試験に合わせてのものだ。募集人数は1000人、一人当たり200元(約3200円)を割り当てて行う。これまで、中国蘇州市では10月にデジタル人民元の実証実験を行ったが、すべて、実店舗支払い限定で行われていた。オフライン取引と言うのは、紙幣のやり取りと変わらない。取引をしたことを誰にも知られない。(もちろん、いつかは把握される。)中国政府が進めているのは買い手のスマフオを売り手のスマフオにかざすことによって、買い手の人民元を売り手のスマフオに移動させるもののようだ。技術的には可能だと思うが、問題は人民元の信用である。偽札をあれだけ普及させた中国人である。偽デジタル人民元をスマフオに紛れ込ませることぐらい難なくやってのけてしまいそうである。(くちなし亭、2020.12.06)
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