私はサラリーマン時代、転勤族であったことから、自慢ではないが、ほんの短期間に住んだことも含めて、15回、住居を変えている。これだけ、住居を変えたことの最大のメリットは無駄な家財がないことだ。それがサラリーマンを辞めた今も、続いている。私の家に遊びに来た人が「すっきりしている。広い。」と言うのだが、実は家財の量が少ないだけなのである。いつ引っ越すか分からなければ、いつも使わないものは、いつの間にか梱包されたままになる。そして、よほど重要なものでなければ、次の引っ越しの時には、廃棄される。これが繰り返されて、わが家の家財は骨と皮だけのような状況になったのである。それに、天災も私たちの行動を手助けする。東日本大震災である。わが家の家宝として、大事にしまっていた大きなお皿などが見事に割れ散ったのである。だが、だからと言って、再び、これらのお皿を買おうとは思わない。年を取れば、わが家に来る客の数も減る。わが家を金持ちに見せる見栄も無くなる。求めるのはフットワークである。今のわが家は駅から近く、自動車は入らない。広さは、最大時の時に比べれば、半分ほどになっただろう。でも、快適である。年齢や環境によって、住む家を変えていけばよいのである。(2017.09.24)
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