生活実感として、日本のデフレが止まっているとは思えない。日本が好景気のときにも、東京のような物価の高い地域の外には物価の安い地域があった。景気の良い時代には、物価の高い地域が徐々に、安い地域に向かって、その広さを拡大していったのだが、最近は、ますます、物価の安い地域が物価の高い地域を包囲し、力を強めている。あくまでも、実感の話だが、この数年間、東京では、この物価の安い、高いの境は隅田川であったのだが、最近、どうも、物価の安い地域が台東区側にも進出しているようである。私の妻の実家のある調布は昔は、名にしおう物価高地域だったが、今や完全に物価安地域に併呑されている。さて、それを物語るような異変が起こっている。100円ショップは安い店の象徴であった。だが、町の小型スーパーでは88円セールの真最中である。昔は、安いレストランの代名詞であったフアミリ-レストランだが、今や、かって、周辺の値段の高いレストランが、フアミリーレストランよりも安い値段で、料理を提供し始めている。100円ショップもフアミリ-レストランも見栄えや品ぞろえで、抵抗しているが、いつか、デパートの衰退と同じ運命をたどるかもしれない。
Y-FP Office Japan
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