2日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は続落し、一時900ドルを超える場面もあった。前日500ドル近く下落したのに続き、米景気減速への懸念から2日連続の大幅な下げとなった。これは発表されたアメリカの雇用統計が市場の予想よりも悪く、アメリカ経済の悪化の前兆ではないかとみなされたためだと言われている。だが、それよりも世界的な株安潮流の一端ではないかと思われる。日本株もこれまでの日銀のスタンスの変化で、これまでのトレンドに変化が生じたことが大幅な株安のきっかけとなった。だが日経平均は7月の42000円から36000円を割り込むまでに下落していた。NYダウは日経平均ほどではないが、わずか半月で、41000ドルから40000ドルを割り込んでいる。しかし、もっと顕著なのはヨーロッパ市場である。フランスCAC40は5月の8100から現在は7200へ、ドイツのDAX30もこの半月で、18800から17600と大暴落である。中国の株式市場は上海も、香港ハンセンも5月以降、下降を続けている。世界的な株価下落が何によって起こっているのかはともかく、投資家の目には世界経済の減速が明らかで、誰もが売りに走り始めたのではないかと思われる。(くちなし亭、2024.08.03)
Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます