4月7日に申し上げた通り、日経平均株価は22000円を超えました。この要因はJPモルガンなどのアメリカ企業の業績が良好であることと1~2月の中国の輸出が思った以上の好調であったことが投資家心理に安心感を与えたかもしれません。その結果、NYの株式市場、東京市場が値を上げたのです。さて、私たちの心理には、こうあるべきだと言う思惑があります。それはそうあって欲しいという期待値とは異なります。例えば、中国経済です。今は輸出が少し回復しました。しかし、多くの論者や知識人、更には私たちまで、それは一時的なものだと考えています。あの膨大な債務やバブル化した不動産市場がこのまま終わるとは思えないのです。これが思惑です。しかし、一方でそうなった時の私達への影響を考えると何とかソフトランデイングしてほしいと考えるのです。それが期待です。さて、株価はどちらの考えで動くでしょうか。短期的には期待です。だから、今回上がっています。多分、22500円位まで上がるでしょう。しかし、長期的には思惑で動きます。だから、上がった時が売り時と身構えている投資家が多いのです。(4月15日)
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